カマキリのなかま
近畿地方には草原性のオオカマキリやチョウセンカマキリと樹上性のハラビロカマキリ、草本や潅木の地面近くに潜むコカマキリが代表的なカマキリの仲間です。
オオカマキリTenodera sinensis (Saussure,1871)
草原や林縁に生息する。特にクズなどが繁茂する草原で見つかる。前脚の基部が薄い黄色で、下翅が黒紫色をしている。
カマキリ(チョウセンカマキリ)Tenodera angustipennis (Saussure,1869)
草原や河原、畑、ガマなどの植物が生えた沼地に生息する。前脚の基部がオレンジ色で、下翅は透明である。
ハラビロカマキリHierodula patellifera (Audinet‐Serville,1839)
樹上性で林縁に生息する。前脚基節のコブ状突起が大きく、数が3~4個であること、前胸腹板が薄い黄色をしている。
コカマキリ Statilia maculata (Thunberg,1784)
草原、林縁、林内に生息する。前脚腿節の刺(カマの刺)の基部の斑が一本おきに黒くなっている。
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