日本の各地で見られるキツツキ
~コゲラ~
~コゲラ~
「日本にキツツキがいる?」と聞いて首をかしげる人がけっこういます。「でもキツツキという名前の野鳥を聞いたことがないぞ」そうなんです。キツツキの仲間にはキツツキという名前が付いている野鳥はいません。日本で見られるキツツキの仲間には、みんな~ゲラという名前がついています。アカゲラ、ヤマゲラ、アオゲラ、コゲラなどの仲間がいます。これらの中でも一番小さいのがコゲラです。(日本で一番大きなキツツキは北海道と東北にいるクマゲラというキツツキです。)キツツキは名前のとおり「木をつつき」ます。このことをドラミングと言います。
コゲラは体長15cmぐらいでスズメと同じぐらいの大きさです。元々山地に多く見られた鳥ですが、近年、市街地の公園でも見られるようになってきました。
秋になるとシジュウカラやエナガの群れに混じって見られる事が多いです。鳴き声は「ギィー」と鳴きます。
キツツキの仲間はドラミングといって木の幹を嘴(くちばし)でたたきますが、コゲラもドラミングをします。街の公園などでドラミングの木をつつく「トントントン」という音が聞こえたらコゲラだと思ってください。
ドラミングをする目的は木の中にいる虫を取り出して食べたり、木の幹に穴をあけて繁殖用(はんしょくよう)の巣にしたりすることです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます