となりの大阪人in富山 野菜ソムリエまったりダイアリー

ありふれた日常生活を好奇心いっぱい大阪人目線で突っ込みます。

【本】みなさんこれが敬語ですよ-図でよくわかる敬語のしくみ

2010年11月13日 13時51分12秒 | 

昨日、「ら抜き言葉」について記事を書きました。

今回紹介する本は、敬語について書かれた本です。

 

大阪にいた時、敬語はほとんど

~はる でオッケーだったんです。

 

どうなさいますか  → どうしはりますか

先生がおっしゃった → 先生が言いはった

 

「+はる」でだいたいの敬語はカバーできたのですが

富山に来てから、「+はる」の敬語のルールが通用しない。

 

車で来はったんですか?

 

なんて言ったら、怪訝な顔されました。

 

あ~旅の人ながやね (県外出身者なんだね)

 

旅の人 旅人ではないわい

県外出身者のことを「旅の人」というんです、富山では。

 

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標準語の敬語・謙譲語・丁寧語をきちんと知っておくべきと

思い知らされた私が8年前に買った本がこれ↓

みなさんこれが敬語ですよ―図でよくわかる敬語のしくみ
萩野 貞樹
リヨン社

図解されているので、とてもわかりやすい

 

 

著者は、「ら抜き言葉」については、厳しいスタンスです。

単なるハウツー本とは違い、

文法的にみてどうなのか掘り下げています。

 

上一段、下一段、カ行変格は可能を表す時は「られる」です。

〇〇活用は 「ない」をつけてみるとわかります。

見る  

みない mi + nai 「ない」の前が【i】 なので上一段活用

 

食べる

たべない e+nai  「ない」のまえが【e】なので下一段活用

 

なんか中学の時やったような気がする~って

勉強したはずです。

忘れていたからもう一度本を読んで勉強しました。

 

残念ながら、この本は絶版になったようです。

古本であるかもしれません。

 

「ら抜き言葉」に寛容なスタンスの本も紹介しておきます。

「敬語はこわくない」 井上 史雄 著  講談社現代新書

こちらも絶版になっているようです。図書館にあるはずです。

読み比べると面白いと思います。

 

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鎖国にしなはれ (大伴武蔵守)
2010-11-13 17:58:47
大阪って色々と言われますが、
気心が知れたらフレンドリーですからね。

「車で来はったんですか?」って、
丁寧に言うてるんや!!
分からんでもええから空気読めや!!
何が「旅の人」やねん!!心が狭いわ!!

外国の人が乏しい日本語で意図を伝える時、
空気読んで分かってあげるやろ?
相手がよそ者やと分かってるんやったら、
そうせぇよ!!それが心遣いとちゃうん!!

分からなんだら相手に質問したらええんや!!
こっちも標準語に言い換えるがな!!
お国言葉は宝物や!!大事にしまひょ!!

それに、たとえ相手がよそ者であっても、
それをわざわざ口に出すな!!無礼者!!
「おもてなしの心」って皆無やな!!

慣れない土地で頑張っているんやから、
少しは応援したれや!!
よそ者お断りやったら、さっさと独立せぇ!!

富山なんて江戸時代は外様やったんや!!
福井は譜代やぞ!!
(大阪市内は幕府直轄地です)
返信する
真の友好 (大伴武蔵守)
2010-11-13 20:08:26
福井は親藩どした。
すんません

お互いの文化を尊重してこそ、
真の友好が築けると思います。
いくらよそ者だからと言って、
「旅の人」と吐き捨てる事には
賛同致しかねます。

自分が同じ事を言われたら、
それこそ悔しいと思いますし悲しいでしょう。
それなら言わない事です。
返信する
Unknown (となりの大阪人)
2010-11-13 22:43:57
大伴武蔵守 さま

あまり怒らないでくださいね。
最初「旅の人」と言われた時は
びっくりしましたが、
どうやらこちらでは普通に使うようで
何の悪意もありませんでしたよ。

方言で言われた時、
その言葉のネイティブスピーカーで
ない人は受け取り方が微妙に違いますね。

富山に来た時、私は富山弁がきつく感じましたし
義母は私の大阪弁がきつく感じたようです。

同じ日本に住んでいても
表現の仕方が違うことで
へんな誤解を招いてしまうことが
あります。
返信する
全国区タレントのあの人の秘密は? (Andy)
2010-11-15 16:53:20
突然すんません。
ツル・・・いやいや、Andyと申します。

N●Kで、月曜夜に人気の紀行番組がありますね。

この番組の主役は言うまでもなく、あの方。

普通に関西弁で
人々に接しておられます。

「●●してはる」っていう言葉も
結構使ってます。

最初は声をかけられた人は抵抗がありますが、
次第に打ち解けていく様子は、いつも見ていて
感心させられます。

果たして言葉(言語)の問題ではないのか?
なんてことも考えたりしています。

返信する
Unknown (となりの大阪人)
2010-11-15 21:20:54
Andy さま

さっき、「家族に乾杯」を見ていました。
鶴瓶さんの人柄ですよね。
私も、あんなふうに人と
打ち解けていけたらいいなと
いつも思って見ています。

今でこそ関西弁は第二の標準語のように
ポピュラーになっていますが
OL時代に東京へ研修に行った時
東京のスタッフに大阪弁で話しかけたら

「うわ~漫才聞いているみたい

と言われました。
馬鹿にしているとかではなく
新鮮だったようです。

私らしい話し方はやっぱり大阪弁なので
最近は普通に大阪弁で喋っています。
人に心を開くと、大阪弁全開になっています。

若いお店の人たちからは
「大阪弁って憧れるんですよ
と言われることも結構ありますよ。

「〇〇はる」も使っています
返信する
鶴瓶師匠の人柄ですね (大伴家持)
2010-11-15 22:45:44
『龍馬伝』を見ていて思うのですが、
台詞がお国言葉になっているのには、
大変好感が持てます。
(実際はそうだったらしいです)

以前に作られた時代劇では、
お国言葉は抑え気味だったと思います。
それが悪いとは言いませんが、
やっぱり土佐の言葉は格好良いです!!

横山エンタツ先生と花菱アチャコ先生は、
映画の中でも大阪弁を通されていました。
笠置シヅ子さんもそうだったと思います。

先日、坂東好太郎さんが主演された
『西遊記』(1952年)を見ましたが、
猪八戒役のアチャコ先生は大阪弁でした。
(この映画のテレビ放送は極めて珍しい)

東映や大映は京都にも撮影所があったので、
京都や大阪を舞台にした映画も作っています。

溝口健二監督の『浪華悲歌』(1936年)や
田宮二郎さん主演の『犬』シリーズなどは、
台詞が大阪弁になっています。

大阪弁の一般化は、
今に始まった事ではないと、
つくづく思いました。
(京ことばもそうですが)
返信する
Unknown (となりの大阪人)
2010-11-16 23:38:22
大伴家持 さま

昔から大阪弁を使った映画やドラマが
あるんですね。
関西人でない俳優さんが使う大阪弁は
どこか不自然ですが・・・

でも、大竹しのぶさんの関西弁は
自然です。
絶対音感があるからかな~
やっぱり天才ですね。
返信する

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