おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

その想いの落差よ

2019-04-04 14:11:04 | Weblog





手のひらを 眺めて

もの想いに 耽る春の日

陽射しは 心の奥底まで差し込み

かつての痛々しい傷跡にすら

あたたかい優しさを届ける




野に行きて草むらの中に

かつての 物心乏しい少女のころの

一途なおもいのような あなたを見つけ

ふと懐かしく手に取る様は

春の日を 全身に浴びて復元した

朽ち果てる前の 燃えのこるわら人形か




場違いな ため息を

洩らしたことさえ 恥ずかしく

とぼとぼと 家路に向かう




春は 一度に沢山のものを

届ける役目を 粛々と果たし




変わり身に 付いていけない

年を重ねた今

春をしかと認識できるころには

あなたは 初夏の詩を詠うことだろう




三寒四温などと 当然のことのように

いわれても

その変わり身が 疎ましくもある

人となりせば 今・・



* * * * * * *
 
我侭になったものだ。
春を 春だとたたえ、うかれて戸外にでかける
うきうきした気持ちにさえも ならなくなってしまった。

 

ハコベ
花言葉 愛らしい、逢い引き、ランデブー、
  追想、密会、私と逢っていただけますか
コメント
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