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手のひらを 眺めて
もの想いに 耽る春の日
陽射しは 心の奥底まで差し込み
かつての痛々しい傷跡にすら
あたたかい優しさを届ける
野に行きて草むらの中に
かつての 物心乏しい少女のころの
一途なおもいのような あなたを見つけ
ふと懐かしく手に取る様は
春の日を 全身に浴びて復元した
朽ち果てる前の 燃えのこるわら人形か
場違いな ため息を
洩らしたことさえ 恥ずかしく
とぼとぼと 家路に向かう
春は 一度に沢山のものを
届ける役目を 粛々と果たし
変わり身に 付いていけない
年を重ねた今
春をしかと認識できるころには
あなたは 初夏の詩を詠うことだろう
三寒四温などと 当然のことのように
いわれても
その変わり身が 疎ましくもある
人となりせば 今・・
もの想いに 耽る春の日
陽射しは 心の奥底まで差し込み
かつての痛々しい傷跡にすら
あたたかい優しさを届ける
野に行きて草むらの中に
かつての 物心乏しい少女のころの
一途なおもいのような あなたを見つけ
ふと懐かしく手に取る様は
春の日を 全身に浴びて復元した
朽ち果てる前の 燃えのこるわら人形か
場違いな ため息を
洩らしたことさえ 恥ずかしく
とぼとぼと 家路に向かう
春は 一度に沢山のものを
届ける役目を 粛々と果たし
変わり身に 付いていけない
年を重ねた今
春をしかと認識できるころには
あなたは 初夏の詩を詠うことだろう
三寒四温などと 当然のことのように
いわれても
その変わり身が 疎ましくもある
人となりせば 今・・
* * * * * * *
我侭になったものだ。
春を 春だとたたえ、うかれて戸外にでかける
うきうきした気持ちにさえも ならなくなってしまった。
春を 春だとたたえ、うかれて戸外にでかける
うきうきした気持ちにさえも ならなくなってしまった。
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ハコベ
花言葉 愛らしい、逢い引き、ランデブー、
追想、密会、私と逢っていただけますか