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石楠花に 惹かれて行かん 室生寺の
花びらの色 今も変わらず
いにしえに 女人高野と 隔たれし
奈良の奥にも 春は来るらむ
花びらの色 今も変わらず
いにしえに 女人高野と 隔たれし
奈良の奥にも 春は来るらむ
* * * * * * *
今よりもっと 若かったころ
心にいたく深い傷をおって
立ち直りを模索していたころ
女人高野室生寺の 古史を知り
一人で訪れたことがあります。
深い木立に抱かれた あたりの空気が
居心地良くて 傍らの石に腰を下ろし
数時間を ぼんやりと過ごしたものでした。
石楠花の季節ではなかったので
観光客もまばらで それがわたしには幸いでした。
後に ほぼ 平常心に戻れたころ
石楠花の花たよりにふれ
いそいそと わたしの室生寺に車を走らせました。
今もなお、心の奥深く 忘れることの無い存在の一つです。
心にいたく深い傷をおって
立ち直りを模索していたころ
女人高野室生寺の 古史を知り
一人で訪れたことがあります。
深い木立に抱かれた あたりの空気が
居心地良くて 傍らの石に腰を下ろし
数時間を ぼんやりと過ごしたものでした。
石楠花の季節ではなかったので
観光客もまばらで それがわたしには幸いでした。
後に ほぼ 平常心に戻れたころ
石楠花の花たよりにふれ
いそいそと わたしの室生寺に車を走らせました。
今もなお、心の奥深く 忘れることの無い存在の一つです。
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ホソバシャクナゲ
花言葉 威厳