おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

ゆめみる・・

2019-04-13 12:47:09 | Weblog






いつか聞いたことのある曲

耳の奥にかすかに流れてくる

幽玄ともいえるメロディ




月明かりの中の 桜を見るような

それは 庭の片隅に影を落とした

魑魅魍魎の鼻歌か




誘われて まよい歩く夜な夜なの夢

眠ったのか 眠ってないのか

その境で 出会う人




見たことも無い顔が

懐かしい顔が

見たくも無い顔が

逃げ出したくなる顔が

又会いたいと思える顔が

一緒に居たいと思う顔が




夢の不思議の中で

過去と現在と未来を

奇妙につなぐ迷路が見えて

不思議な曲に誘われて




いつしか わたしは

夢見る人

昼も 夜も




* * * * * * *

夢みることができることを
幸せと 思っている
想像できる感性を緩ませたくない
一度 一人で 生きながら
何度も 数人を 生きることのできる贅沢
ここに わたしの詩がある







アジュガ
花言葉 強い友情、心休まる家庭
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あなたがいる・・

2019-04-12 12:01:11 | Weblog






夢さめて 振り向くさきに 見つめる目

ひと時すらも 振りほどかむと





恋するか 日々疲れたる この身にも

変わらぬほむら やすらぎの君




* * * * * * *

愛犬が2匹 トムとチィ
いつも 変わらぬ目で 後を追いかけてくる
張り付いたように その目は見つめ続けて
疲れはしないか
私という 伴侶に尽くす毎日は・・

 




イカリソウ
花言葉 君を離さない、旅立ち
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持読と変遷

2019-04-11 16:31:54 | Weblog






以前は 何を思って

時を費やしていたのだろうか



戸外に出かけるのが

億劫でなかったころは・・



人ごみが 疎ましくも無く

繁華街の雑踏の中の孤独・・なんてことが

粋に感じられたこともあった 




あなたが歩む 日ごとの想いの道を

辿ることが 

自分らしくて

素敵だと感じることが 多いこのごろ




それは 他でもない

あなたの考えに 絆されて

過去のわたしを 何処かの街角にでも

置き忘れてきた証しなのかもしれない




春の来るのが 戸惑い続きのことしは

心の動きも どうやら 

不文律な あなた次第となってしまうのかも




旅先で衝動買いした帽子が

あまりにも よく似合ってると思えて

これからのすべての コーディネートは

これを中心にはじめてしまいそうな勢いなのです




やっぱり わたしはわたし

突っ走るのも 

急ブレーキで 立ち止まるのも

干潟に水が満ちてくる時間を 待つだけの

辛抱すらしない想いが 胸の奥で

悪戯しているから

このまんまで あり続けるのでしょう




* * * * * * *
 

春の海 ひねもすのたり のたりかな
- 蕪村 -

我家の座敷に 以前からかかっている毛筆の横額
書家の名前は読み取れないが
春 如 海 
この言葉は蕪村の言葉と合致すると
ながめる度に・・そう思う




アストロメリア
花言葉 持続、未来への憧れ、エキゾチック
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桜の徘徊 その3

2019-04-10 17:19:30 | Weblog

倉敷市日間山法輪寺 山門のおおきな草鞋 
桜より先にその大きさに 目をうばわれました。



年を経た重厚ささえただよう 
数々の歴史を目撃した桜の古木たち








* * * * * * *
 
法輪寺は倉敷の市街地の南東の小高い山の上にあります。
源平の藤戸の合戦(1184年12月7日)の時の源氏の本陣となった場所で、
門のところにその石碑があります。
当時このあたりは南が海、
漁師に浅瀬を聞いた佐々木盛綱が敵陣に一番乗りをしたという「乗り出し岩」も
南3kmくらいの場所に残っており、
向こう岸には平家の本陣跡もあり、小高い丘の上に碑が立っているそうです。






さくら花 求めてめぐる いにしえの

人それぞれの 想い如何と







今あれば いまある人に 想いせむ

かつての桜 今のごとくに







* * * * * * *

桜にうかれた 桜めぐりも 短いけれど充実していました。
去年は桜を見ぬまま 春が過ぎたことを思い出し
休日を有効に使い果した感があります。
来年の桜は どのような気持ちで眺めるのでしょうか・・
できれば ちょっぴりでいいから幸せな春が来るといいなぁ~
 

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桜の徘徊 その2

2019-04-09 22:02:04 | Weblog

モディリアーニに会いたくて 大原美術館へ





ここでも桜を見つけてしまった



ここでも・・
モディリアーニに出会えた気持ち冷めやらぬうちに・・



この見事な生垣と桜のコントラスト
誰の仕業・・



倉敷市民病院のエントランスに続く植え込み



・・・だった~

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桜の徘徊

2019-04-08 21:08:40 | Weblog












根来寺に 求める想い 誰ぞ知る
僧兵のうた 時を経ていま





* * * * * * *

幾数年か前 根来の僧兵に討たれた 甲冑姿の秀吉の落ち武者らしき男が
夢うつつに現れ、折れ矢を杖に 部屋の隅から じっと私を見つめている
という経験があります。 
(誰かに見られている視線のようなものを感じたので 目覚めていたのだと 記憶しています)
”私には関係ないから どこかへ行って~”と
声にならない声で 語りかけましたら
そのうち スーッといなくなりました。
危害を加える様子もなく 恐怖心も全くかんじなかったのですが・・・。

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郷愁にかられて・・

2019-04-07 10:10:22 | Weblog






直径2m以上もあって

底が見えないほど 深い井戸

釣瓶のロープを幾度も手繰り

引き上げた 水のおいしさ




前時代的な 風景を思い浮かべる時

その周辺に 雑然と

されど 整然と存在した 柘榴、

グミ、白つつじ、黄ツツジ

そして ユスラウメ




わたしの からだの隅々に

染み渡って わたしの心を形成してきた

情景の懐かしさが

ある種の 重さとなってずっしりと

わたしに 語り続ける数々の言葉




この雰囲気を 愛でてくらした家族たちの 

平凡な 心だけは豊かなくらし

祖父母の 素朴な慈愛に満ちたまなざし

恵まれた環境を 普通のことと信じられた幼さ




時代に 左右されずに

生きてこられた 幸せを

幼少時代に遡って 想い馳せる時間の

ゆとりを手にしている幸せを




井戸辺のあのユスラウメを

今一度 私の庭に実らせたいと

幸せを 形にしたいと

大仰なもくろみをもって

苗木を植樹した

今年の春は 

何の記念の春ということになるのやら
 



* * * * * * *

わたしの存在の原風景というべきか
ユスラウメの楚々とした花と 
花のあとの 
雨に濡れたユスラウメの可愛い赤の実
それは 私だと・・ウフフ 




ユスラウメ
花言葉 郷愁、輝き
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春のまどい

2019-04-06 12:13:40 | Weblog






喜びは 何処からか

降ってくるものではなく

湧いてくるものでもなく

気がつけば 包まれて

あたたかく ほっこりと心和む
 
そんな 静かなものがいい




何気なく 語る言葉の端々に

奇妙に 尾をひく

温もりを 残せる語り口調は

受止める心が 作り上げる

幻像なのか 蜃気楼なのか




あなたがくれる

言葉にならない言葉の その価値を 

あなたは知っているのだろうか




長い沈黙があって

それは 

ほんのつかの間なのかもしれないけれど

私にとっては かなりながい光年

宙を彷徨った感じのする沈黙で




それでも

何のかわりも無く 

かかわりが続いていると安堵させる

不可思議な 魔法の言葉をつかえるから




生きている価値というのも きっと

これぐらいのものなのだろうと

安穏な暮らしを 位置づけて

胸の内の 沸々としている問答を

封じ込める




* * * * * * *

人というのは 仕方の無い 厄介な存在で 
生きるている物体と陽炎のように揺らめく心と
相反する動きを見せることもある
この物体にすぎない形が陽炎の心を総括していると
信じ込んでいる日もあれば
陽炎のような不確かな心に包まれてこそ
生命体の価値があるのだと盲信できる日もある。

 


ヒメオドリコソウ
花言葉 快活、陽気、愛嬌、春の幸せ
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誰あらむ・・

2019-04-05 12:13:06 | Weblog





わが詩に 涙こぼすは 誰あらむ

木立を抜ける 春風に訊く




* * * * * * *

恐る恐るはじめた短歌
すこしは 人の心うごかす種となって実を結ぶ
日もくるだろうか・・
心細くおもいながら いまを詠う
 





ノゲシ
花言葉 旅人、見間違ってはいや、悠久、幼き友
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その想いの落差よ

2019-04-04 14:11:04 | Weblog





手のひらを 眺めて

もの想いに 耽る春の日

陽射しは 心の奥底まで差し込み

かつての痛々しい傷跡にすら

あたたかい優しさを届ける




野に行きて草むらの中に

かつての 物心乏しい少女のころの

一途なおもいのような あなたを見つけ

ふと懐かしく手に取る様は

春の日を 全身に浴びて復元した

朽ち果てる前の 燃えのこるわら人形か




場違いな ため息を

洩らしたことさえ 恥ずかしく

とぼとぼと 家路に向かう




春は 一度に沢山のものを

届ける役目を 粛々と果たし




変わり身に 付いていけない

年を重ねた今

春をしかと認識できるころには

あなたは 初夏の詩を詠うことだろう




三寒四温などと 当然のことのように

いわれても

その変わり身が 疎ましくもある

人となりせば 今・・



* * * * * * *
 
我侭になったものだ。
春を 春だとたたえ、うかれて戸外にでかける
うきうきした気持ちにさえも ならなくなってしまった。

 

ハコベ
花言葉 愛らしい、逢い引き、ランデブー、
  追想、密会、私と逢っていただけますか
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桜におよぶ・・

2019-04-03 11:57:01 | Weblog
 
 
 
 
 
人づての 心知らずや 会わずなば
 
桜に及ぶ たかまりぞなく
 
 
 
 
 
* * * * * * *
 
人知れず 秘めたる恋の 行方や如何(いかん)
 
 
 
ネモフィラ
花言葉 あなたを許す、清々しい心、可憐
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八重葎によせて・・

2019-04-02 13:15:00 | Weblog






早春の道すがら

あなたと会ったとき

何かが 変わった




草むらの中で 

何気ない素振りで

気を曳くあなたの逞しさ




あなたの生き方が

その逞しさが 

だれかの心に響く時




あなたは 名も知らぬ雑草と

呼ばれる屈辱から

解き放たれる




つつましき花姿の一枝から

辛うじてつたわる

意思の有りや無しや




その 隠した想いを

探らんと 手を尽くせど

心の扉に手をかけることすら

躊躇われる凛とした不可思議な

野にある存在 いとし。





* * * * * * *

八重葎(やえむぐら) 茂れる宿の さびしきに

人こそ見えね 秋は来にけり

 作者:恵慶法師(えぎょうほうし)
 



ヤエムグラ
花言葉 逞しい生命力、抵抗
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新元号 令和 

2019-04-01 11:48:59 | Weblog






なぜかしら 胸の内なる とどろきを


抑えきれずに 待ちし令和よ





* * * * * * *
  

新元号の発表を心ときめかせて 待っていました




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