新型インフルエンザはパンデミックに入ったようです。マスクの着用、手洗いとうがいの励行を勧めていますが、これで防げるとは思えません。事実、カナダで感染した例では、マスクも、手洗いも、うがいも、エタノール消毒もしていたと聞いています。空気感染を防げる方法が無かったからこの様な話が出るのであって、方法が分かれば注意すべきことが良く見えてきます。重要なのは毎分５リットル吸い込まれる空気に含まれるウイルスを除去することです。
これまでの考えは網目を細かくしてウイルスを捕らえようとするのが主流でしたが、これでは毎秒２００ｃｃの空気を通すことはできません。このフィルターは気流の中での物質の運動性に着目し設計されています。気流の中に障害物を置くと、酸素のように軽い物質は容易に進路を変え障害物を避けて進みますが、重い物質は慣性が大きく障害物に衝突します。つまり質量の違いによりウイルスを分離捕捉できます。
商品化はまだまだ先の話ですが、１年間の使用と改良で十分に使用できる状態にあります。新型インフルエンザの大流行が予期される中、緊急避難的な配布です。手作業で作りますので安定供給は難しい状態です。ご理解の上お使いください。
１、微量の感染では発症しません。
飛行機の中で感染した例がニュースになりました。発症した人だけがウイルスを吸い込んで、発症しなかった人は吸い込んでいなかったということは、狭い飛行機の中ではありえません。同じ量を吸い込んだ場合でも体力のある人は発症せず、弱い人は発症するということもあります。硫化物の多い臭い野菜を良く食べ体力をつけておくことが大切です。
微量の感染は、発症しない程度にコントロールされたワクチンと同様に作用すると考えます。微量の感染を恐れることはありません。１００％ウイルスの侵入を防ぐことは困難ですが、このフィルターは発症しないレベルまで除去します。１年間使用した中で、最悪と思われる条件がありましたが、もしかしたら微熱かなという程度の症状でした。
１０月２６日、新幹線で東京まで往復しましたが、予想を遥に越える空気の汚れで、１個しかないフィルターは１時間で臭いが通るようになり、仙台から東京まではひたすら我慢。帰りはフィルターをひっくり返し反対側を使い順調でした。それでも、だいぶ防いでくれたようで、新型に感染したようですが軽度の症状ですんでいます。２７・２８日に０．２度の微熱と鼻粘膜の熱っぽさを感じただけで３０日には平熱に回復しています。
２、使用可能な時間には限度があります。
空中を浮遊しているウイルスは単体で浮遊しているのではなく、呼吸で吐き出された呼気の中の壊れた肺細胞に乗って飛んでいます。微小とはいえ埃状の物を吸着する訳ですから一定量を越えれば吸着できなくなります。使用可能時間は空気の汚れで大きく変わり、１時間から８時間です。これでは、どれくらい使えるか分かりません。ところが、うまいことに、フィルターが使用限度を知らせてくれます。感染者がいるような場合は空気に微量ながら臭いがあります。吸着可能な場合はこの臭いも吸着しますのでフィルターを通過した空気に臭いを感じません。吸着不能になると吸着して濃くなった臭いを放出するようになります。吸着した臭いを放出するようになった時が限界です。ただし、果物のように分子の小さい臭いは吸着しませんので目安には成りません。悪臭は分子が大きいのか良く吸着します。感染者と同室の場合で４時間が目安です。
空気の汚れがひどい場合は、吸着された匂いが吸収速度を上回り一時的に匂いを吸着しなくなる場合があります。休ませるために２個携行すれば安心です。
３、芳香剤、消臭剤は使用しないでください。
これらの製品からは分子の大きな気体が放出されています。フィルターに吸着され使用可能時間を大きく短くします。
４、いつ使うか。
飛行機、電車、バス、映画館など閉じた空間に大勢の人がいるような環境が危険です。デパート、スーパーでは１時間程度で買い物を済ませば安全と思いますが流行か拡大しているような場合は使用した方が安心でしょう。インフルエンザウイルスの空気中での寿命は数時間と言われています。遠くから風に乗ってやって来るようなことはありませんから、外では使う必要ありません。使用時間に限度があります。上手に長く使ってください。尚、私の場合は会社にいるときだけでしたが２年間感染していません。
５、原理と構造
質量の違いによって生じる遠心力の違いにより分離吸着します。意識的にゆっくり呼吸した場合は、呼気の速度が小さく効果が出ません。普通の呼吸で効果がでます。安静時には呼吸量が減ります。吸う時は普通に、ゆっくりと長く吐いて調整してください。
このフィルターで重要なのは縦方向の呼気の流れで、前面と側面は通気性の無い布で、顔面との隙間は起毛紙で空気の侵入を防いでいます。すべての呼気は樹脂の間を通り、下面から出入りします。
６、花粉症にも有効
私も花粉症の原因は花粉ではないと思っていますが、最近、ドイツから花粉症の原因は黄色ぶどう球菌ではないかという説が発表されています。使用中は時々、鼻の回りを消毒用エタノールで殺菌してください。
最新の画像［もっと見る］
