もう何年も前から一度実物を見てみたいと思っていた三原 研さんの作品を先日ついに見ることが出来ました。銀座の和光で開催された「日本陶磁器協会賞受賞作家展」での展示です。しかも和光のショーウインドーにも氏の作品が展示されていたのでシッカリと写真を撮ることもできた。彼の作品の大きな魅力は、焼締めた拓器(せっき)としての地肌の風合いです。長い間風雨にさらされた岩肌の様であり、きわめて自然な色の変化に魅力を感じます。
この風合いを出すのは相当難しそうだ。鉄分の多い土を素焼きした後に、珪石を水で溶いたものを表面に塗って密閉状態にする。それを還元で焼き、温度が下がる過程の還元で色の変化がおきる。焼成後、表面の珪石をワイヤーブラシで削り取るとこの地肌が現れる。かなりの試行錯誤の結果たどり着いたとのことだ。この地肌と自由でモダンなフォルムとの組み合わせが素晴らしい。
展示会場の方にはこの他に数点の作品があり、長さ1m近い壁掛けの花器も大変良かったがこっちの方は撮影禁止だった。
この風合いを出すのは相当難しそうだ。鉄分の多い土を素焼きした後に、珪石を水で溶いたものを表面に塗って密閉状態にする。それを還元で焼き、温度が下がる過程の還元で色の変化がおきる。焼成後、表面の珪石をワイヤーブラシで削り取るとこの地肌が現れる。かなりの試行錯誤の結果たどり着いたとのことだ。この地肌と自由でモダンなフォルムとの組み合わせが素晴らしい。
展示会場の方にはこの他に数点の作品があり、長さ1m近い壁掛けの花器も大変良かったがこっちの方は撮影禁止だった。