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ティーポットのハンドルはタタラを元に作っている。画像左側が厚みの変化したタタラを作る傾斜台。手前が浅くなっている。出来たタタラを右側の台(ハンドルの平面形状)に載せ、直角が出せるワイヤーで外周をカットする。その後、更に台形断面にワイヤーカットする。その後ハンドルに布を掛け、ワイヤーカットで出来たシャープエッジを指先で擦って滑らかに丸める。
でき上がったハンドルを曲げ型(スタイロフォームをニクロム線でカットしたもの)にはめ込み生乾きさせた上で本体に取り付ける。
注ぎ口は直方体の粘土の塊からテンプレートをガイドにしてワイヤーカットして作る。以前のティーポットでは轆轤で作った円筒形の注ぎ口だったが、今度のデザインには合わないので角張った形状にした。ワイヤーでの成形は轆轤成形では出来ない形状が可能となるのがメリット。
大まかに直方体を作った後、左の台に乗せ、弓でカットしてきれいな直方体を作る。右はその直方体を注ぎ口の形状にカットする為のテンプレート。番号順に直方体に貼り付けてカットする。②は穴くり抜き用のテンプレートで、ここで使うのは小さいヌンチャク型のワイヤー。
ちなみに、今までに作ったワイヤーカットツール。陶芸用具の発達しているアメリカではこの手の市販品もあるが作る手間はしれている。ステンレスワイヤーはホームセンターで売っている一番細い0.36mmを主に使っている。