瀬戸へ用事で出かけたついでに陶彦神社(すえひこじんじゃ)に立ち寄ってお参りをしてきた。陶彦神社には藤四郎こと加藤四郎左衛門景正が祭られている。藤四郎は1223年宋に渡って焼き物を学んだ後、瀬戸に窯を築き、瀬戸の始祖となった人物。同じ愛知県で陶芸をやっているからには一度は「ご挨拶」しなければとかねがね思っていた。元々全く信心深くない僕だったけど、窯の蓋を開ける時にはきまって『どうかうまく焼けていますように!』と念じてしまう。これって、つまりは神頼みしているのと同じだと気付き、それならば陶彦神社にお参りをした方が良いとも考えた。初穂料500円でお札も手に入れ、さっそく窯の後ろにお祀りした。これからは藤四郎のパワーが作品にのり移るかも知れない。