とにかく、展示会を終えて満足の一言につきる。知り合いやそうでない方々を含めてこの展示を観ていただけた
ことに作り手として大きな幸せを感じる。実にありがたい。会場に並んだ作品は、多少出来の良し悪しはあっても
ここまでやって来た積み重ねの証であることに充実感を感じる。今まで、数々の出来損ないが焼き上がって
がっくり来た時のあのため息も、今では良き思い出と思える。
今回、種々のご都合でお越しいただけなかった方々のために少々詳しいレポートを以下にまとめます。
僕の花器にかみさんが活けた花。カサブランカ、オンシジウム、ベアグラスの組み合わせ。活けてみたら花器が
思いのほか大きいので、慌ててオンシジウムを買い足すことに。
入り口を飾ったかみさんの練り込み花器。右側の作品が特に好評だった。練り込みにもいろいろなやり方や表現
があるが、こうした千切り絵的なものは見たことがない。かみさんは、僕が作っていたストライプ柄の練り込み
大皿の残土を利用して当意即妙に作ってしまった。いっぽう、僕の皿は焼き割れが生じ失敗してしまった。
時節に合わせて作ったかみさんの鯉と兜は人気があった。
ウォールクロックとテーブルクロック。ギャラリーの階下にあるレストランで結婚式をこれから挙げるカップルが
ウォールクロックを買ってくれた。新居用の時計をずっと探していて、挙式当日にここで見つけたことに運命的
な出会いを感じる、と喜んでいただけた。こちらもとても嬉しくなる。
左のテーブルランプは今年の日本クラフト展の入選作。以前受賞した右のデスクランプと共に来場者についつい
熱を入れて説明してまう。機能ある物を陶という素材で作り、陶の味わいを持ったクラフト的なプロダクトに
することに取り組んでいる。
かみさんの壁掛け花器。「釉薬は私が作りました。」とつい口に出してしまう
60年以上木彫をやっている94歳のお袋と僕とのコラボ作品。そう説明すると皆さん驚いてくれる。
「響き」と名づけた花器。かなり大きいので、どうやって作ったのかとの質問が多く、これまた説明のしがい
があった。
かみさんの額と写真立て。陶製の額はあまり例がないけれど木製や金属製とは違う味が出せる。アメリカの友人が
素晴らしい写真を提供してくれた。フェイスブックのお陰だ。
酒器セット。初めこのトックリは轆轤で挽いた後に変形させるやり方で10個近く作ったものの大変な手間だった
ので、先輩からタタラを石膏型で成形するやり方を教わり、ようやくものにすることが出来た。ただ、継ぎ目の
仕上げにはそれなりの手間がかかるので、ここまで来たら鋳込みでやった方が良いのかも知れない。
「蕾」と名づけた螺旋モチーフの花器と「珠」と名づけた花器。
釉薬にグラデーションを付けた花器
かみさんの角皿は完売。生け花の先生にもお求めいただいた。秋刀魚などの焼き魚にぴったりでわが家でも重宝
している。
準備期間中は制作が思うようにはかどらず、初めての2人展というプレッシャーで少々あせった。作品の試作と
平行して釉薬作りを進めるという先の見通しの立たない状況や、予定していた作品のデザインがなかなかまと
まらず途中で断念したり、よくあることだが釉掛けに失敗していくつかの作品が出展出来なくなるなどし、
心のバランスを保つのは大変だった。それでも、ある程度のものができ上がりなんとか展示会までこぎつけ、
ご来場の方々から様々なリアクションなりコメントを頂戴して大きな達成感を味わった。感謝!
この展示会を今までやって来たことの集大成として、次のステージを目指したい。
また、これらの作品の技術的な内容について、追々このブログに載せて行きます。
ことに作り手として大きな幸せを感じる。実にありがたい。会場に並んだ作品は、多少出来の良し悪しはあっても
ここまでやって来た積み重ねの証であることに充実感を感じる。今まで、数々の出来損ないが焼き上がって
がっくり来た時のあのため息も、今では良き思い出と思える。
今回、種々のご都合でお越しいただけなかった方々のために少々詳しいレポートを以下にまとめます。
僕の花器にかみさんが活けた花。カサブランカ、オンシジウム、ベアグラスの組み合わせ。活けてみたら花器が
思いのほか大きいので、慌ててオンシジウムを買い足すことに。
入り口を飾ったかみさんの練り込み花器。右側の作品が特に好評だった。練り込みにもいろいろなやり方や表現
があるが、こうした千切り絵的なものは見たことがない。かみさんは、僕が作っていたストライプ柄の練り込み
大皿の残土を利用して当意即妙に作ってしまった。いっぽう、僕の皿は焼き割れが生じ失敗してしまった。
時節に合わせて作ったかみさんの鯉と兜は人気があった。
ウォールクロックとテーブルクロック。ギャラリーの階下にあるレストランで結婚式をこれから挙げるカップルが
ウォールクロックを買ってくれた。新居用の時計をずっと探していて、挙式当日にここで見つけたことに運命的
な出会いを感じる、と喜んでいただけた。こちらもとても嬉しくなる。
左のテーブルランプは今年の日本クラフト展の入選作。以前受賞した右のデスクランプと共に来場者についつい
熱を入れて説明してまう。機能ある物を陶という素材で作り、陶の味わいを持ったクラフト的なプロダクトに
することに取り組んでいる。
かみさんの壁掛け花器。「釉薬は私が作りました。」とつい口に出してしまう
60年以上木彫をやっている94歳のお袋と僕とのコラボ作品。そう説明すると皆さん驚いてくれる。
「響き」と名づけた花器。かなり大きいので、どうやって作ったのかとの質問が多く、これまた説明のしがい
があった。
かみさんの額と写真立て。陶製の額はあまり例がないけれど木製や金属製とは違う味が出せる。アメリカの友人が
素晴らしい写真を提供してくれた。フェイスブックのお陰だ。
酒器セット。初めこのトックリは轆轤で挽いた後に変形させるやり方で10個近く作ったものの大変な手間だった
ので、先輩からタタラを石膏型で成形するやり方を教わり、ようやくものにすることが出来た。ただ、継ぎ目の
仕上げにはそれなりの手間がかかるので、ここまで来たら鋳込みでやった方が良いのかも知れない。
「蕾」と名づけた螺旋モチーフの花器と「珠」と名づけた花器。
釉薬にグラデーションを付けた花器
かみさんの角皿は完売。生け花の先生にもお求めいただいた。秋刀魚などの焼き魚にぴったりでわが家でも重宝
している。
準備期間中は制作が思うようにはかどらず、初めての2人展というプレッシャーで少々あせった。作品の試作と
平行して釉薬作りを進めるという先の見通しの立たない状況や、予定していた作品のデザインがなかなかまと
まらず途中で断念したり、よくあることだが釉掛けに失敗していくつかの作品が出展出来なくなるなどし、
心のバランスを保つのは大変だった。それでも、ある程度のものができ上がりなんとか展示会までこぎつけ、
ご来場の方々から様々なリアクションなりコメントを頂戴して大きな達成感を味わった。感謝!
この展示会を今までやって来たことの集大成として、次のステージを目指したい。
また、これらの作品の技術的な内容について、追々このブログに載せて行きます。