展示会を前にしてとんでもない失敗をした。素焼をしている窯をふと見たら、あろう事か940度になっている。あわててスイッチを切って表示パネルをよく見たらプログラム番号が本焼きの番号になっているではないか。何というミス!土が焼き締まって釉薬が付かないかも知れないと心穏やかでない。窯が冷めてから恐る恐る扉を開けてみたら、土の色は普段の素焼と変わらない。とりあえず最悪の事態ではなさそうだ。素焼した中に寸法を間違ったポットの蓋があったので早速試し掛けしてみる。以前素焼した欠片にも釉掛けして虫眼鏡で厚みを比較してみると、ほんの僅か940度の方が薄いかもという程度の差しか無かった。やれやれ助かった。慣れから来る不注意、気を付けよう。