河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

83 / 謎

2023年09月23日 | よもやま話

大正5年刊の『考物一千題』という謎なぞの本がある。
これがなかなかおもしろいので、少しばかり紹介する(一部改変)。
答えはすべて【天文】に関するものである。
①キリスト教徒が最も尊ぶものは何でしょう?
②目も口も鼻もなければ、足も手もないのに、変な声を出しながら幾千里でも行くものは何でしょう?
③長くなっても、短くなっても、常に丸いものは何でしょう?
④紅の糸をとって、虫をくくりつけると美しい色になりました。はて、何でしょう?
⑤東京名物の桜が咲いたので、向島は人盛りです。何事でしょう? 方角二つで答えてください。

畑へ行く途中の堤防の彼岸花が一斉に咲きだした。
気温が20~25度が開花の時期とか。
猛暑が続いているが、最低気温が25度以下になったので一気に花を咲かせた。
園芸品種のリコリスという名で赤以外に白や黄色の彼岸花が販売されている。
しかし、あなたは青色の彼岸花を見たことがありますか?

人は疑問・謎に遭うと、ふと立ち止まって考える。
でなければ、自分の命や利益に関わる場合があるからだ。
あるいは、疑問・謎が好奇心になり、新しい発見をして成長するからだ。
疑問・謎に対して無意識に反応して考えるのが人の本能とか。
クイズ番組やミステリードラマに人気があるのはそのためだ。
なのだが、歳をとると大概の疑問や謎を経験してるし、この先どうなるのかも見えているから、疑問や謎を感じることがすくなくなった。
だから、せめてボケないために、上記のクイズ(考え物)に挑戦している。

雷が激しくとどろいた夕立がやみ、涼しい風がすぅーと吹いた。
夕陽を受けて西空に大きな虹がかかっている。
元気な声をあげて、子どもたちがみな見にきた。
※若草山人 編『考物一千題』三芳屋書店  国立国会図書館デジタルコレクション 

コメント
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