最初に質問。
Q:「赤・緑・青」の三つの色を混ぜると何色になる?
昔、理科の先生から「リンゴは赤色ではない」と習って不思議に感じた。
リンゴに色が付いているのではなく、リンゴの表面に当たった光のうち、吸収されずに反射した光を人間が赤色に認識しているに過ぎない。
つまり、光の反射と人間の色覚が色をつくっているのであって、物には色が無いのだと言う。
考えてみれば、光のない闇夜には色がわからない。
暗い深海にすむ魚は色を認識する色覚がない。
もともと夜行性だった犬は青と黄色しか認識できない。
その動物の目から捉えた色がこの世界の本当の色ということになる。
人間は人間が認識できる色を、植物や鉱物を混ぜ合わせて人工的につくりだした。
その基本が「色材の三原色」といわれるもので、黄色(yellow))・赤紫(magenta)・青緑(cyan)を指す。
プリンターのインクがそうである。
三つの色をすべて混ぜ合わせると、光を反射する力がなくなり黒に近づく。しかし、純粋な黒色でなく濃い茶色になる。
そこで、プリンターは黒(biack)を加えて四色で色を表現している。
したがって、最初の質問の答えは「黒」ではない。
「白」である。
「赤・緑・青」は「光の三原色」で、色を混ぜ合わせるにつれて光が強くなり白になる。
カラーテレビやパソコンのディスプレーは「光の三原色」ですべての色をつくっている。
ものが燃える時に出る炎も光を放つ。
特に金属の炎は様々な光を放つ。
リチウム(Li)赤 ・ナトリウム(Na)黄 ・カリウム(K)紫 ・カルシウム(Ca)橙・ストロンチウム(Sr)紅 ・銅(Cu)緑青 ・バリウム(Ba)黄緑・ルビジウム(Rb)薄赤 ・セシウム(Cs)青紫
夏の夜空に輝く花火は、様々な金属を燃焼させた光で表現されている。
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