河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

ちょっといっぷく23

2022年04月03日 | よもやま話

1923年(大正12年)9月1日に関東大震災が発生し、南関東に大きな被害をもたらしました。その中で東京浅草の浅草寺(せんそうじ)は幸いにも被害を免れ、多くの避難者が集まりました。その時、お守り売り場はがらがらで、おみくじ売り場には長蛇の列ができたそうです。

 すでに被害に遭っているのだからお守りはいらない。それよりも未来の方が心配だという心理だったのでしょう。

 昨日、おみくじの写真をアップしたら、友人から「おみくじを持って帰ってもいいの? SNSに載せていいの? バチあたるで!」とメールがきたので、心配になって神社本庁のホームページで調べるとOKでした。というわけで一安心!

 おみくじは現在・未来を占うというよりも、現在の生きる指針とすべき神様からのアドバイスとして、折々に読み返す方がよいようです。したがって、大吉、大凶で一喜一憂するのはまちがい。大吉でも自分勝手にふるまうと凶になります。

 全国のおみくじの70%は山口県にある女子道社という会社で作られています。明治40年(1907)に、日本で最初に女性解放運動に取り組んだ宮本公胤さんが活動資金にしようと設立しました。今でも農村の主婦何百人が手作りしています。

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エンドウ触るな

2022年04月02日 | 菜園日誌

 オカンがよく言っていた言葉です。エンドウの根は浅く張るので、周りの草を抜くと根を痛め、枝を触るとポキッと簡単に折れます。そこで、へたに触らず、やりたい放題にしておけという意味です。

 エンドウは寒さにも強く、折れやすいにも関わらず多少の風にも耐えてくれます。農薬も必要なく、肥料も少なくてすむという、良い意味でわがままな野菜です。

 【わがまま】の「まま」の意味は〈思いどおりに振る舞う〉。悪いイメージだけでなく、時には「我がまま=唯我独尊・自己肯定的」に生きるのも精神衛生上必要なことです。その例がエンドウです。

 しかし、他人に迷惑をかけると悪い「わがまま=自分勝手・利己中心的」になります。その例がプーチン大統領です。

 わがままをそのままにしておくと、ままにならなくなる。ウクライナの子どもたちが良い意味のわがままができるようにしなければ!

 と思っていたら、一日の日に和歌山の丹生都比売神社で「日本神話おみくじ」を引くと、

 まずは、自分のわがままを無くそう!

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ちょっといっぷく22

2022年04月02日 | よもやま話

昨日4月1日にこの記事を載せるはずだったが、「遠足」に行って忘れてしまって別の記事にしてしまった。四月馬鹿である。
というわけで、一日遅れの4月1日の話。

昨日4月1(新暦)は旧暦の3月1日だった。新旧の暦が同時に「1日」になるというのは数年に一度くらいしかない。

旧暦は月の満ち欠けの周期を1か月としているので、一年は29.53日×12で354.36日となる。新暦の365日より11日も少ない。ほうっておくと8月1日が正月になったりして季節のズレが出てくる。そこで出来るだけ季節に合わせるために三年に一度一か月増やす。つまり、一年が13か月の年があることになる。これを閏月(うるうづき)という。その他ややこしい計算をして暦(こよみ)を作るのだが、「今日は何日?」であるかはお役所の記録用で、農民は二十四節季を利用していたので関係ない。

新暦になったのは明治5年。明治政府は世界共通の新暦(グレゴリオ暦)を採用するために明治5年12月3日を明治6年1月1日としたのである。これで、新暦の日付は、旧暦よりも1~2か月ほど早くなってしまった。元禄15年12月14日の赤穂浪士の討ち入りは新暦では1月30日になる。
というわけで、今年の四月は一か月遅れにすれば、ちょうど旧暦になる珍しい月である。
明日4月3日は旧暦の3月3日で桃の節句になる。


ちなみに、旧暦の大の月は30日、小の月は29日で、来月の5月1日も旧暦の1日(新月)になる。

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ちょっといっぷく21

2022年04月01日 | よもやま話

昨日の雨で畑仕事は不可能。そこで、天気がいいので、花見をかねて久々の遠足。といっても和歌山の橋本。

水越峠を越え、京奈和道を橋本で下りてやっちょん広場(JA産直)に到着。紀の川沿いに下って道の駅柿の里九度山で弁当。そこから脚を延ばして天野の里の丹生都比売(にゅうつひめ)神社

お参りをして、かつらぎ町にあるこんにゃくの里でいっぷく(写真は蒟蒻を炊いている釜)。

24号線に出てよってって九度山店で買い物をして、紀見峠を越えて帰宅。これでほぼ5時間。

我が家の遠足というのは弁当自参か購入の遠出コース。十通りほどあって、今日はその中の定番。

コロナで三か月ぶりの遠出。考えてみたら丹生都比売神社が今年の初詣。

本殿に上る石段の脇に生けてあった桜と桃とバラの花に春。

写真を入れることができるブログは便利。名詞・連体形止めの文だけでも違和感がない。

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