前を向いて歩こう

 何歳になっても、前を向いて歩いていきたいものだと思います。
 

私は英語が大好きだった by 宮本美智子

2010年12月30日 08時25分52秒 | 
  sense of freedom を持っていると、渡米前から周囲の人に言われていた作者。

渡米前から、というのも変だろう。 freedomは、アメリカの専売特許ではないのだから。

(⇒日本にも自由はあった『無縁・公界・楽』

でもアメリカといえば自由の国というイメージが私にも学生頃までは、確かにあった。

素直な憧れの気持ちで物事大成するのだな、という感想と、宮本さんの持って生まれた

資質だろうと半ば諦めの感想が正直なところだ。



  続けて読んだ「ニューヨークの恋人たち」、どこかで読んだ書評、”クールで温かい

作者の目と書き方”というのに、同感だ。

  ニューヨークを好きな人にとっては、ニューヨークは”クールで温かい”街のようだ。

(⇒⇒街の灯by坂田マルハン美穂

 実際のところドキュメンタリーなのか、創作なのか、気がつくと本当のことのようにとら


えて読んでしまっていたが、最終話で”あれっ、これって小説だったっけ”と思わされるの


は作者の技法に気持ちよくのせられていたのだろう。

クラバート

2010年12月19日 09時54分14秒 | 
  人気ブログ「スコットランド日記」さんで見た、クラバートの表紙の絵が頭から離れず


図書館でかりました。・・・ところよかったです。


  


  ドイツとチェコの間辺りに昔から伝わる伝説を元に、「ホッツェンプロッツは大どろぼ


う」の作者が書いた話だそうなんですが、この伝説に若いころ非常に感銘を受けていた作者


のプロイスラーは、クラバートを書こうとして挫折し、その時に ホッツェンプロッッ


ツ・・・ができたのだそうですから、まことに、人間万事塞翁が馬なのですね。



  

  ドイツでは2008年に映画にもなっていますね。


タイトルに 魔法学校とついていて、魔法といえば、今はハリーポッターですが、そうなの


です。


   ハリーポッターは、クラバートのような伝説が素地にあるのだなあと、勝手に感慨深


かったのでした。どの辺がかというと、孤児、死のにおい、闇といったダークな感じです。


あと、テーブルで大人数で食事する場面や、空を飛びながら魔法でやりあう場面なんかも


ハリーポッターを思い出しました。


  児童書ではないですね、この暗さ。この暗さゆえに、しかし深いです。青年期からおす


すめです。

「何とかなるさ」by 山崎直子

2010年12月15日 18時37分42秒 | 今日のことば
  だんなさんの、大地さんの本宇宙主婦日記を先に読んで、主婦としての「待つ身の辛

さ」に大変共感したのでしたが、今度は奥さんの宇宙飛行士山崎直子さんのほうの本です。

  
  題の「何とかなるさ」というとおり、山崎さんは努力はすれど、最後は諦念の人という

か、やはり落ち着いた人。


  昔、桃太郎と浦島太郎どちらがすきかという宇宙飛行士選抜の問題があったそうです

が、宇宙飛行士として好ましいのは浦島太郎タイプの人だそう。
    


  とはいえやはり、宇宙飛行士の訓練は大変そうです。書いてあるものだけでも、飛行機

を急降下させて作り出す無重力での訓練が80回もあったそう。

  救助されて乗ったヘリコプターが夜の海に落ちたという想定で、ひっくり返った真っ暗

闇の水中で、ヘリコプターのドアを開ける訓練など、山崎さんもここまでやるかと、思った

そうですが、回を重ねると水中ひっくり返った体勢になると、「あっまた、感覚が狂っ

た。」と思う余裕が出てきたというのですから、さすがです。


   NASAでは、家族のサポートも手厚いのだけれども、その中でも、次のエピソードは

頭に残りました。

   宇宙で働く宇宙飛行士は大変で、やっと帰ってきて、「ハーイ。」というんだけれど

も待っている家族も大変で、「ハーイ。」とすぐには返せない戸惑いの気持ちがあるという

ことが講義で話されるそうなのです。


   深いなあと感じ入ったしだいでした。

単純な脳、複雑な「私」 

2010年12月07日 10時12分37秒 | 
  海馬、で有名な  池谷裕二さんの本 です。


前回の本で、ほーそーーかーーとひどく感心したので、 予約を待って待って


ようやく読むことができました。


まだ、借りていられる期限内ですが次の人も待っていますし、早々に返却するとします。




 「心が痛む」ときは、脳でほんとに痛みを感じている、などのほか、最初のほうは、3ページに1回は、ほうーー、  ほうーーー、と言っていました。
 

そして、一番インパクトがあったのはここです。


          
          脳の働きレベルと認知レベルの順番が、例えば手を「動かそう」(認知)→「準備」(脳)→「指令」(脳)→「動いた」(知覚)ではなく、


          「準備」(脳)→「動かそう」(認知)→「動いた」(認知)→「指令」(脳)であることです。えー、なにーー。何か順番が思っていたの


          と違うではないかーーーということです。


          筋肉が動くより先に ”動いた”という感覚が生じるってへんな感じがしますーーー。 むずかしくなってきました、、、、、。


 
 

  この説明だけではわかりにくいですが本にはわかりやすく書いてありました。



自分で書いて説明しようとして、むずかしく、これだけいろんなことを言葉にして、順番に説明できるってすごいなあ、と再度著者のすごさをおもったのでした。

          

          

片付ける

2010年12月04日 12時09分23秒 | 家事
写真素材 PIXTA
(c) DOHC写真素材 PIXTA



   ”ダンシャリ”(あまり意味がよくわかっていないのであえてカタカナにしてみました。) の  方のやっている  キッチンの引き出しの中 の絵 が衝撃的でした。


そもそも、しきりなどいらないのです。


引き出しの中は、5点ほど の調理器具が  きれいに並べてあるだけでした。  スカスカです。


目が覚めたおもいです。


「いつか使うから」というのは禁句。


  
   

  部屋の角を午前中かかって 掃除、片付けしました。


思い切って捨てました。



  写真、賞状は、カメラに収めて思い切ってポイしました。


 まだまだ、全体の15ぶんの1くらいです。  いつになったらおわるのやら。