同調性の病で検索したら、神田橋先生の講演の記録というのにあたって、その記事が興味
深かったです。
うつ病の人へは「我慢強いひとしか、うつ病にはならない」と声かけ、躁うつ病の人には、
「自由にしていいよ」という、など、声かけのすばらしさが目立ちました。
患者が薬を選ぶ、自分の病気をわかっている、とか、医者と患者の関わり、関係が
全部の病院が、こうだったらいいなあと思うようなものでした。
短い記録でしたので、関心のある方、調子が悪いけど病院は本当に具合の悪い人からだ
なあ、と思っている方、予約が一杯で自分の順番がまわってくるまでに病院に行こうという気
力が、萎えそうな方におすすめの記事です。
軽い人用の漢方もあるそうで、ぜひ、そこだけはききたい、自分でどうにか出来るようにな
りそうな情報は、多くのグレーゾーンの人に大変役に立つと思うのですが、、、。
うつ病新時代―双極2型障害という病 (精神科医からのメッセージ) by
内海健
2006年の本です。大学の教科書のような、、、といっても医学や薬学看護のような授業を
受けたことはありませんが、、、精神科の歴史から始まり、クレペリンの検査やクレッチマーの
粘着気質といった私でもどこかできいたことのある言葉が、時折おりはさまれています。
双極2型という、新しいうつ病の概念にフォーカスして、たんなるうつ病(大うつ病という記述も
)や従来の躁うつ病との違いが語られていきます。
専門の知識のはずですが、現在増えているうつ病ということで、私にも何となくこんなかな
と推察できるのが面白く読み進めました。
詳しくは、いろんな方のレビューがまた、アマゾンに載っていますので、そちらをご参照下
さい。
実はまだ第5章を読んでいる途中なのですが、躁うつ病(大きくくくって)は同調性の病
というところにひきつけられ、ゆっくり、ゆっくり噛みしめて読んでいるところです。非常に
面白いです。
横ですが、疾病、間隙など、ちょっと国語の漢字の問題になりそうな言葉が多用されてい
て、現在受験生のこどもへの問題のヒントになります。