依然として、大変そうな発達障害について、調べているのですが、
大阪はすすんでいる、という記事を見つけたので、はっておきます。
ヤフー知恵袋より
○具体的な支援を行なっている。
大阪府下に6ヶ所の若者サポートステーションを設置して、相談窓口業務を行なっています。
・カウンセラーがいてます。常駐ではないので要予約。
・相談だけでなく、進路決定のアドバイスをしてくれます。
・社会に出ていくための訓練を用意してくれています。
・発達障害者でも受け入れてくれる企業さんを開拓しています。
・職業体験をさせてくれます。
・うまくいけばアルバイトや就職の斡旋もしてくれます。
具体的目標も決まっていて、相談者の30%の人に進路決定を!
と頑張ってはります。
○外部との連携ができている。
・ニートや発達障害支援のNPO、一般企業ともかなり連携がとれています。
例えば、来年度からはスウェーデンの有名企業であるイケ○や、タマノ○酢などが受け入れを検討してくれているそうです。
○幅広い支援
さらにすごいのは、若者の支援だけでなく、35歳以上の年配者や高齢者、母子家庭の支援も行なっています。
それらは「ジョブプラザ大阪」のホームページを参照してください。
とのことでした。
こちら⇒YAHOO知恵袋
10年前くらいから徐々に目に触れることも多くなってきた、アスペルガーや自閉症スペクトラ
ムという言葉。
社会で生き辛さを抱え自分がそうではないか、と調べ始めた人に書かれた本であろうか。
・春ウコンが有効な人がいる。統合失調症はインドで少ないことから、サフランを多く取ると
いいらしい。
・グレーゾーンの人はけっこういるらしい。
・多くの因子によって、発症(というか)する。例えば、高血圧の病気を
発症するのは、いろんな環境が作用して、、、。というのと同じ。遺伝病ではない。
必ず遺伝するというものではない。
・生活の仕方としては、
①出来ることを認めていくという作業をしましょう、書き出しましょう、
②地域の福祉を利用しましょう、年を取れば誰でも福祉のお世話になるのだから、 ためら
わないで障害者センターなどとつながりをつくっていきましょう。
障害者福祉法ができて、今は障害のある人をケアすることが、地方公共団体の義務にも
なっているのだから。
・言われるままに学校などでは受動型として適応してきた人が、社会に出て自分から積極的
に働きかけなければならないという場面で困難をかかえて、職場から離れてしまう例なども
ある。困難にぶちあたっても、パニックにならず、0か10かでなく、真ん中の5を模索しましょ
う、というようなことが書いてあったように思う。
・また、他の本では告知は様子を見てと書いてあるのを読んだことがあるが、この本では
本人へ知らせるのは出来るだけ早いほうがいい、対策をとっていきましょう、ということだっ
た。
(様子をみてというのは、家族が受け入れられない場合だったかもしれません。)
杉山先生の本は4冊目だ。
・特殊学級や養護学校に行くより、通常学級にいて集団にもまれたほうがいい。
というのは、間違いだ、とはっきり書いてある。
発達障害の子どもにとって必要なのは個別の対応であって、集団の混乱の中で自然に
育つのは難しい。しかも対応の遅れは何もいいことがない。
まして高機能(知能、言葉の遅れがないタイプ)だと、周りから特に親から理解されにくく、
虐待のリスクが高まる。(言葉が通じるので周りは、「わかっているはずなのに」と思うのだろ
うか)
発達障害の子ともにとって、本来の障害にまして、怖いのは2次障害。度重なる叱責、暴
力で自尊心をなくしたり、うつ状態になったり、さらに発達を妨げることになる。
えっと思ったのは、3歳くらいまでは、安定した個別の愛着を育てるのが望ましい、
ということが、イスラエルのキブツや、孤児院などの集団の施設で育った子どもの
研究から出ているというくだり。3歳児神話と言われているものはここからきていたのかな?
やはり、何も母親のかわりにはなれないのだなあ。
現在の社会の働く母親の問題と、愛着を育てる問題、どうすればいいのか。
やはりあちこちで、言われているように、短時間勤務が出来るようなしくみを作るしかないの
だろう。
とにかく多くの人に、杉山先生のこのような本が読まれ、社会の意識が変わることを願わ
ずにいられない。
「発達障害のいま」や「発達障害のこどもたち」「発達障害の豊かな世界」の精神科医の杉山
登志郎先生のパートと、当事者で建築家の岡南さん、教育学者の小倉正義さんの3パートから
なっている本です。
実際にどんな考え方で、どんな教育方法が考えられるのかに興味があったので、読んでみま
した。発達障害にも、視覚優位や聴覚優位といった特性がありそれに合わせた教育方法の考
え方の表は大変納得できるものでした。
アメリカやヨーロッパでは2E(twice-exceptional)と区分される子どもたちのへの教育法
が実際に行われているということで、こういう進んでいる国があることがうらやましい。
もちろん、日本の教育が全て悪いわけではないが、そういうところに融通のきかないところ
があるのが歯がゆい。
昔は社会で生きられた人も、生き辛くなってきている昨今、日本の国を挙げての教育とい
うことができないのかという期待がさらに高まる。
この本を読んだ当事者の親の方のブログで見つけた言葉です。
⇒ 読字障害や、一部の学習障害の中には、ちょっとした目のトレーニングや、ブレインジム
なんかで、あっというまに、改善したりする物がある・・・。
そんな方法もあるのですね。さらに知りたい。
当事者の綾屋紗月さんとパートナーの熊谷晋一郎さんの本。
最後のお二人の写真を見てほっとする。綾屋さん、色々大変だったと思うが、
パートナーが今いて、よかったね。
最後の熊谷さん解説で、自身の小児まひの障害と、綾屋さんの、アスペルガーを対比させ
て、自分は不自由をわかってもらえるが、綾屋さんの、内部に同じような困難をかかえてい
るにもかかわらず世間へのわかってもらい辛さを言葉で丁寧に、言ってるところが、わかり
やすかったです。
さて、綾屋さんの説明もよくわかった。
なぜメニューを決めるのにも時間がかかるか、⇒体の状態をまとめあげるのに
時間がかかるから。
体の知覚過敏というか、すべてうけとめてしまうというか、受け止める情報が多いという
か、そういうことがアスペルがーの人には少なくないというが、、、。
綾屋さん、何をするにも時間がかかることがわかっているので、「なになにしたい」といち
いちその場で判断するのでなく「なになにします」というふうに例えば時刻で決めて、
暮らしているとか、、、。
外から見てのアスペルガーの人の特異性には、内からみるとこうなっているのかというこ
とが、大変、すごくわかりやすかったです。説明が上手だなあとおもいました。
また、出産の場面では助産院でうまくいった、というお話で、これは今から出産するアス
ペルガーの方々には、大変有益な情報ではないかと思う。
10人の母親の実例がのせられている。
子の運命、もっといえば、子の命は主に母親が握っているといっても言い過ぎではないと思う。
お母さんの負担を減らすこと、アドバイスを与えること、気持ちの寄り添うことが、子の命を
救う。
どの症例も、赤ちゃんかえりをうながす、というか、愛着を形成しなおす、ということだった。
その上で、子の成長を待つ。「甘やかし」ているのではない、「甘えさせる」のだ。十分な甘え
が出来た子が、母から巣立つことができる。
併せて読んでいるアメリカで行われている治療法RDI法(スティーヴン・ガットステイン)に
もつながり、納得できた。
アスペルガーという診断を自身で自分にされている精神科医の先生の著書。
当事者本を選んでみました。
世の中にまぎれて生き辛さを抱えている発達凸凹をもった人たちが、安心安全に
暮らすには向いた仕事が不可欠です。と、この先生も言っておられる。
しかし、既に幸運にも向いた仕事につくことができている人たちは社会への適応障害を示
していないことも多く、問題は顕在化しておらず、したがって、発達凸凹をかかえるひとに向
く仕事の実例は集めるのが難しそう。
既に本を出している人の職業をあげてみると、岡南さん建築家、この先生医者、テンプル・
グランディンさん学者、と専門職の人は生きていけるらしい、が、これは就くのも狭き門であ
る。
何とか、実例を集めたい。