古今東西のアートのお話をしよう

日本美術・西洋美術・映画・文学などについて書いています。

旅と想像 想像 東京都庭園美術館

2022-09-28 23:01:04 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等カテゴリー


9月27日は、安倍元首相国葬の日でしたが、「世界観光の日」でもあるらしい

皇居周辺だけでなく、都内は至る所に警察官が、白金にも…


市民に暴行を加えるロシアの警官の生々しい映像がテレビで流れている


誰のための戦争か、誰のための国葬か考えさせられますね…



そんな、「世界観光の日」
東京都庭園美術館の「旅と想像 創造 いつかあなたの旅になる」
を鑑賞しました

ユニークで意欲的な展覧会でした



展覧会は、庭園美術館の基になった朝香宮邸、朝香宮夫妻の百年前の世界一周旅行を中心に据えて、さまざまな「旅」をテーマにしたアンソロジー


Ⅰ.100年前の旅人 朝香宮のグランドツアー


朝香宮夫妻の世界一周旅行の足跡を示す地球儀

朝香宮夫妻の肖像写真
(展覧会は一部を除き撮影不可のため、写真はネット画像を借用しました)


撮影可能エリアから
夫妻が旅で求めた美術品
ロイヤルコペンハーゲン製
箱書きには「三羽揃ペリカン」とありますが、ペンギンの間違いですね

ルネ・ラリック
金魚模様花瓶


セーブル製 コーヒーセット


朝香宮夫妻
朝香宮鳩彦王(1887〜1981)
鳩彦王妃允子内親王(1891〜1933)


二階に上がると、何故か、高田賢三の世界各国の伝統衣装を取り入れたフォークロアコレクションが…
これは苦しい…


Ⅱ.集めることは旅すること あるコレクターの物語


鉄道関連資料収集家の中村俊一朗(1941〜)のコレクション

こちらはストレートな「旅」ですね






保存状態の優れた鉄道ポスターのほか鉄道関連のコレクションが並びます

鉄オタでなくても、コレクションから熱を感じます


Ⅲ.現代アーティストによる旅の風景


相川勝/栗田宏一/さわひらき/福田尚代/宮永愛子/evala 

福田尚代の「翼のあるもの」シリーズ 読書という「旅」

福田尚代(1992〜)埼玉県浦和市出身

「翼のあるもの」は、「頁を折り込まれた本」の一文だけを読ませる作品 表紙は翼になる

一文は前後の文脈から切り離されて
焦点化され、「詩」に変化している

写真の作品は「このなかに、青い鳥がいるの?」

書斎に並べられた作品


書庫に並べられた作品


本の一文は、例えばこのように続く

「私たちの眼前にある部屋は、書斎のように見えた。」
『ロクス・ソルス』レーモン・ルーセル

「どうして電燈をつけないの。ここはとても薄暗いわよ。」
『日々の泡』ボリス・ヴィアン

「いえ、大丈夫です。朗読を続けてください」
『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』J・P・ディディエローラン



さわひらき(1997〜)金沢市出身
映像・立体・平面のインスタレーション作品


朝香宮邸のメインダイニングを、立体オブジェによる、シアター空間にしてビデオ作品を上映

ミニマルな映像と、バッハの無伴奏を思わせる音楽により、日常の中に旅を…


「dwelling」


宮永愛子(1974〜)京都市出身
「旅での終わりは始まり」

撮影可能エリアです


「suitcase ーkeyー」2019年



新館への通路
ガラス壁の足元に栗田宏一(1962〜)
山梨県出身の作品「49の道しるべ」
全国各地の土が並んでいる


「SOIL LIBRARY」2020年

日本列島各地の「土」
こんなに色合いの異なる土かあるんだ



Cafe TEIENでランチ




天気がいいから、テラスで
ショートパスタにビール



芝生に何やら、動く物体が…



近づいてきました、
作品? 

自動芝刈り機でした(⁠•⁠‿⁠•⁠)



芝刈り機を見つめる豹
「座る豹」エドゥアール・M・サント 1930年



ちなみに、入口隣りにあった「comodo」は9月に閉店しており、10月1日からリニューアルオープンのようです



庭園美術館の建物が会場で、それぞれの作品が、ある時は調度品のように、ある時はコレクションルームに、そしてシアターになって、通常の美術館では体験できない展覧会になっています。

各部屋を探検して、お昼をとり、芝生に寝そべり、日本庭園を散策

一日楽しめる、実に不思議な展覧会でした

★★★★✰ お勧めします。



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風よあらしよ その3

2022-09-16 06:55:08 | 日記風&ささやかな思索・批評カテゴリー

1916年に起こった日陰茶屋事件。
世論は、ダブル不倫の大杉と野枝には批判的で、大杉を金銭的に支援していた神近市子に同情的であった。

大杉と野枝は、社会主義者の仲間内でも孤立した。

1917年 大杉と野枝に長女「魔子」が誕生する。世間から悪魔と揶揄された野枝は娘に「魔子」と名付けた。
その後も四人の子供を授かった。

伊藤野枝と長女魔子

日清戦争(1894) 日露戦争(1904)の勝利によって、高揚する国論のなか、1910年(明治43年)5月に、幸徳秋水ら社会主義者が逮捕され、後に処刑された「大逆事件」、8月には「朝鮮併合」が起こる。

大逆事件を機に社会主義運動は、さらに弾圧され一時退潮したが、1917年のロシア革命により再び息を吹返していた。

孤立していた大杉栄もアナーキストの仲間と再び共闘していく。

文筆活動も盛んで、社会主義思想の他「ファーブル昆虫記」の翻訳本も刊行している。

大杉栄は、1923年1月 ベルリンで開催される国際アナキスト大会に参加するためフランスへ出航する。

アナキスト大会の日程が定まらないうちに、パリ近郊でフランス警察に逮捕され収監される。
大杉栄と分かり日本に強制送還され、同年7月に日本に戻った。


神戸に出迎えた、伊藤野枝と魔子を抱く大杉栄

欧州出航とパリでの逮捕、入獄を書いた「日本脱出記・獄中記」

大杉の死後、遺稿として刊行された

伊藤野枝は、1921年の女性社会主義団体「赤瀾会」に顧問格で参加した。

「赤瀾会」は、1919年に平塚らいてう、市川房枝などにより発足した「新婦人協会」を生ぬるい、ブルジョア的と批判し、因縁からか対抗意識をむき出しにしている。


1923年9月1日 11時58分
関東大震災 発生
死者行方不明者 推定10万5千人におよぶマグニチュード7.9の
巨大地震だった


政府は9月2日 戒厳令を発動

内務省は、各地の警察に「混乱に乗じて朝鮮人や共産主義者が凶悪犯罪、暴動などを画策しているので注意するよう」と下達した。

9月16日 大杉は野枝を連れて、被害が甚大だった横浜鶴見に住んでいる野枝の前夫、辻潤を見舞いにいくが
辻は不在だった。
近所に住んでいた大杉の実弟大杉勇を訪ねた。
偶然、大杉の末妹あやめとその息子の橘宗一(6歳)が滞在していて、宗一が「東京の焼跡を見に行きたい」というので、大杉、野枝、宗一の3人で東京に戻ることとなった。

自宅に帰ると、張り込んでいた陸軍憲兵甘粕正彦大尉と特高の森慶次郎曹長他2名により、3人は憲兵隊司令部に連行された。

甘粕正彦憲兵大尉

その日のうちに3人は扼殺(やくさつ)され、遺体は敷地内の井戸に遺棄された。 

大杉と野枝、甥の橘宗一が行方不明になったことを知った同士が不審に思い、橘宗一がアメリカ生まれで米国籍があることから、アメリカ大使館に届け出、大使館から警察に照会した。
新聞も大杉らの連行に気付き記事が出た。

警察は憲兵隊司令部に連行され扼殺された事実を政府に報告。
国際問題と新聞報道から、隠蔽は不可能と結論した政府は、殺害の事実と甘粕大尉、森曹長ほか3名の逮捕を公表した。

3人は衣服を剥ぎ取られ簀巻きにされ井戸に投げ込まれ、井戸は馬糞と煉瓦で塞がれていた。


殺害された「外ニ名」が、日陰茶屋事件の伊藤野枝と7歳(6歳?)の甥橘宗一と分かり、世間は騒然とした

甘粕正彦は軍法会議で、「震災に乗じて大杉栄と伊藤野枝が暴動を扇動すると思い、あくまで個人の考えで連行し殺害した」
「自分が大杉と野枝を柔道の裸絞をかけ森曹長が足を押さえ、15分位で死んだ。念の為二人を縄で絞めた。橘宗一は大杉と野枝の子供と思い部下に扼殺を指示した」と供述している。

戦後見つかった3人の「死因鑑定書」には、大杉栄、伊藤野枝に対する激しい拷問の跡(肋骨がバラバラなど)が記載されていた。

甘粕大尉は懲役10年、森曹長は懲役3年、関与した3名の部下は無罪となる。

甘粕大尉は3年弱、千葉刑務所に服役したが、恩赦による減刑で、1926年(大正15年)10月に仮出所で釈放された。

そして、陸軍からのご褒美か、夫婦連れでフランスに官費留学した。
これをみても、大杉殺害が甘粕の単独犯行でないことが推察される。

帰国後、満州に渡って満州事変に関わることになる。

伊藤野枝と大杉栄の伝記小説「美は乱調にあり」で、瀬戸内寂聴が伊藤野枝の二つ下の実妹 武部ツタを訪ねて取材している場面がある。

野枝とツタは年も近いこともあり、気兼ねなくよく話したそうで、こんな会話があった。

「よくもまあ女が何人もいる男といっしょになったもんだ」
とツタが言うと、
女なんて何人いたって平気よ、今にきっとあたしが独占してみせるんだから」と野枝が返した。

「どうせあたしらは畳の上でまともな死に方なんてできやしない。
きっと思いがけない殺され方をするんだろう。
その時になっても、決してあわてたり、悲しんだりしてくれないように。
あたしらは好きなことを信じてやって死んでいったんだから、本人たちは幸福だったと
思ってくれ」
と伊藤野枝は言った。


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風よあらしよ その2

2022-09-13 17:14:40 | 日記風&ささやかな思索・批評カテゴリー


ドラマのハイライトの一つは、日影茶屋事件ですね。

大杉栄は、フリーラブを説き、妻の堀保子と、妻も知る愛人の神近市子がいました。


一方、伊藤野枝には夫がいます

辻潤(1884〜1944)

伊藤野枝の夫、出逢った時、辻潤は女学校の英語教師で野枝は教え子だった
教師をやめた辻潤は定職につかず、世捨人のような生活をしていた




伊藤野枝は平塚らいてうから雑誌「青踏」を引き継いだが、経営難から廃刊とし、辻潤と子供をおいて離婚し、大杉の許へ走った。


そこに青踏社で同僚だった神近市子が現われ、大杉の愛人であることを知り愕然とする。


当時、神近市子は東京日日新聞の記者で大杉に経済的支援もしていた。


神近市子(1888〜1981)
長崎県北松浦郡佐々村生まれ。津田女子英学塾卒。在学中に青踏社に参加する。弘前県立女学校の教師ののち、東京日日新聞の記者となった



大杉が野枝に惹かれていくことに神近は…


私のブログ「欲望の資本主義」にあった、メラニー・クラインの「欲望」分析を思い出した。

『「羨望は、自分以外の人がなにか望ましいものをわがものとしていて、それを楽しんでいることへの怒りの感情であり―羨望による衝動は、それを奪い取るか、損なってしまうことにある」 嫉妬は、「羨望に基づいているが、少なくとも二人の人物の関係を含んでいるものであり、主に愛情に関係していて、当然自分のものだと感じていた感情が、競争者に奪い去られたか、奪い去られる危険があると感じることにある」 貪欲は、「その人が必要とする以上のもの、相手も与えることができ、与えようと思っている以上のものを望む、激しいあくことを知らぬ渇望である」』

「嫉妬」から激しい「羨望」(羨望による衝動は、それを奪い取るか、損なってしまう)に繋がった。

日影茶屋


1916年、葉山にある日影茶屋で、神近市子は大杉栄の首を短剣で刺し重症を負わせる。

神近市子は、傷害罪で懲役2年の実刑判決を受けた。

2年の刑期を終えて八王子刑務所を出た神近を出迎えたのは、童話作家の秋田雨雀と盲目のロシア(ウクライナ)詩人ヴァスィリー・エロシェンコだった。
二人とも「中村屋文化サロン」の仲間だった。


相馬黒光、相馬愛蔵、神近市子、秋田雨雀、エロシェンコなど


エロシェンコは、中村彝(つね)の絵画で有名です

中村彝 エロシェンコ氏の像 
1920年

エロシェンコは、神近市子に恋い焦がれていたが、市子は大杉栄に夢中で、エロシェンコが国外追放されるまで振り向くことはなかった。


相馬黒光 中村屋文化サロン
中村彝




市子は出獄後、『女人芸術』に参加して寄稿したほか『婦人文芸』を創刊して文筆活動を開始した。 
また生活面では、近衛文麿、子飼いの反共テロリスト中溝多摩吉(防共護国団)の二号さんだった。



戦後 評論家として活躍し、政治家となる。


1953年左派社会党から出馬し衆議院議員に初当選した。

その後も、日本社会党から出馬して衆議院議員を5期務め、女性の地位向上、売春防止法の成立などに尽力した。

1957年 衆議院議員在任中
自らの日影茶屋事件を題材にした


1981年、93歳で波乱の生涯
終えた。


戦後、価値感の大転換が
あったとはいえ、

不倫・傷害事件を起こして
服役した女性が、

衆議院選挙で5回も当選するとは、
現在の羨望、嫉妬が渦巻く、

現代のSNS不寛容社会では
考えられませんね…

つづく

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風よあらしよ

2022-09-13 17:10:49 | 日記風&ささやかな思索・批評カテゴリー


NHK BSで放送中の
「風よあらしよ」

関東大震災直後、
大杉栄(および甥6歳)と伊藤野枝
は陸軍憲兵大尉甘粕正彦
により逮捕、拷問され
虐殺される

伊藤野枝についてはほとんど
知らなかった…

1話2話を観て、吉高由里子についてまた見方か変わった。

「蛇とピアス」を観たとき、なんと魅力のない女優かと思いましたが、

「ユリゴコロ」では不思議な演技にアレ?名優?と思い…

今回のドラマで、名優ですとハッキリ言えます。

吉高由里子

伊藤野枝(1895〜1923)

キャスティングでは、瑛太の大杉栄はヤバイですね

大杉栄(1885〜1923)

永山瑛太
似てる…


大杉栄 魔子(娘) 伊藤野枝


「平塚らいてう」の青鞜に掲載された宣言「原始、女性は太陽であった」に触発されて、婦人解放運動に身を投じた伊藤野枝。


「吹けよ、あれよ、風よ、嵐よ」とより直截的に宣言する。


伊藤野枝と関係人物について
調べてみます…

続く

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欲望の資本主義 その2

2022-09-09 23:26:40 | 日記風&ささやかな思索・批評カテゴリー



引き続き、セドラチェクの話し。


セドラチェクは、「欲望」について、オーストリアの精神分析家メラニー・クライン(1882〜1960)に触れている。


メラニー・クライン


彼女は、欲望にまつわる「羨望」「嫉妬」「貪欲」をこう定義している。

『「羨望は、自分以外の人がなにか望ましいものをわがものとしていて、それを楽しんでいることへの怒りの感情であり―羨望による衝動は、それを奪い取るか、損なってしまうことにある」 嫉妬は、「羨望に基づいているが、少なくとも二人の人物の関係を含んでいるものであり、主に愛情に関係していて、当然自分のものだと感じていた感情が、競争者に奪い去られたか、奪い去られる危険があると感じることにある」 貪欲は、「その人が必要とする以上のもの、相手も与えることができ、与えようと思っている以上のものを望む、激しいあくことを知らぬ渇望である」』

SNS空間では、他者の生活と自分の生活が身近に比較され、「羨望」「嫉妬」の感情を刺激し、「貪欲」を加速させる。

「マウンティング」「自己承認欲求」「誹謗中傷」…
まさに、欲望のダダ漏れ状態だ


さて、
セドラチェクは、「経済は成長し続けなければならない」という常識に対しても疑問を投げつける。



セドラチェク


先進国の経済が成長しないのは、
「皆がアイパッドを2台持っていて、3台目はただでも欲しくない状況にあるのではないか。誰も欲しがらないものを作っても意味がないから、そんなに働かなくてもいい。経済が成長しないのは、これ以上成長する必要がないから。」

「子供は成長すると背が伸びるが、大人になっても、もっと成長しようと栄養をとると横に醜く太るだけだ…」
とセドラチェクは言う。


また、GDPの230%もの財政赤字を抱える日本については、
「銀行から100万円借りて、100万円もお金持ちになったというのは馬鹿者だけだが、例えば政府がGDPの3%の国債を発行(国の借金)して、GDP1%の成長をすると、官僚たちはシャンパンを開けてお祝いしている。」と警告する。


「アベノミクス」は、営利を追求する企業の自由競争を促進し、成長を目指す市場経済市場主義。積極的な金融緩和政策(ゼロ金利政策と国債発行による調達)で、富めるもの(主に大企業)が富めば、貧しいものにも自然に富がこぼれ落ち、経済全体が良くなるという新自由主義の経済政策によっていたが、結果は、富めるものがより富む、企業格差、所得格差が進み、現在の低賃金、円安、物価高の要因となった。


発表された最新の「国民経済計算」をみると、現在の日本の状況がよく分かる。


コロナ前の19年10〜12月を100として直近と比較すると、実質GDPが100.2、実質国民所得は98.3となっている。働いた量は増えたが所得は減っている。輸入価格の上昇により所得が相殺された為。

22年1〜3月期の分配面を見ると、雇用者報酬(賃金)100.2に対して、営業余剰(企業収益)109.4で、未だ企業は収益を賃金に還元していないことがわかる。また、家計可処分所得は103.5に増えているが、消費は99.2に減っており、貯蓄は174.8に激増した。
これは、将来に対する不安のあらわれと考えられるが、欲しいものがない、買いたいものがないという需要の飽和状態もあるのではないか…

新自由主義、市場経済至上主義は、世界的な環境問題、途上国格差、国内では、所得格差、地域格差などの「市場の失敗」をもたらした。

しかし、一方では、増え続ける社会保障費、国債の金利支払、安全保障の原資を得るため成長が必要である。



資本主義は、資本の自己増殖を良しとし、欲望を無限増殖させる
システムですが、

今こそ、我々は、
何が幸せなのか、
どんな世界を目指すのか…


哲学が必要な時期だと思う