山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌59-vol.10(今井記)

2016-04-01 19:59:25 | 練習日誌
 いよいよ4月。花粉症の方には厳しい時季ですが、新しい気持ちで今年度もスタートです!
 
 今日はセレモニーの仕事前最後の合わせですので、それを中心に。
 
 突然ですが皆様、緩徐楽章、お好きですか?私は大好きです、、、ただし聞く方が。実際心洗われるメロディも多いので、練習は決して嫌いじゃないのですが、なかなか思うような音色が出ない。これは好きなだけに、結構辛いものがあります。しかも今回のお仕事で弾く曲は、出だしの一番緊張するところで、2ndに「ここで魅せずしてなんとする!」と言わんばかりの役回りを用意して下さっています。これを考えると夜も眠れず。。。。(ウソです。毎夜爆睡しております)
 
 アンサンブル、コレ即ち調和。音色が混ざらないと調和は生まれないのです。弓の場所、、圧力、速さ、そしてヴィブラートを含む左手のタッチ。あらゆる手段を駆使して、そこに相応しい音を出さなければなりません。私はその無数にある選択肢のなかから、ごく限られた一部の使い方しか出来ていないため、悪戦苦闘しています。少しずつでもカラーパレットを増やすべく、とりあえず試行錯誤あるのみです。

 というわけで、やってもやってもなかなか終わりが見えないベートーヴェンではありますが、今月は定期も控えておりますので、他の曲もきっちり仕上げる必要があります。というわけで、最後は池内友次郎。がっちりと構築されたドイツ音楽とはまた違った、フランス風の響きと流れを感じます。作品に込められた精神を表現できるよう、残された時間を有効に使って行きたいと思います。

~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
 ただいま20箇所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする