山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌60-vol.14(中島記)

2016-07-22 21:41:29 | 練習日誌
 いよいよ最終回…。

 今回は山響のスケジュール、特に長期にわたる演奏旅行などがありながらも、よく練習しました。

 実質的には、過去にないほど短いスケジュールの中で、武満など、緊密なアンサンブルを必要とする曲に取り組んだのは意義のある体験でした。

 相手のパート譜を覚え、それを信頼して弾く…考えてみれば他のどの曲にも必要なことです。

 再演となるドビュッシーも、弾けば弾くほど、少しずつ道が明るくなって行き先や周りの景色が見えるようになって、初めてわかることがたくさんあります。

 歳を経るごとに、桜が綺麗だと思う春…などと言うと死期が迫った老人のようですが、それこそが「第60回」を経た率直な感想です。

 こうしてあと何回、桜を見ることができるのか…ゴホゴホッ…

…いやいや、まだまだいきますよ。楽しい円熟期はまだまだこれから。60回など、微々たる通過点です。

 とにかく、山形は明日も暑すぎず爽やかな晴天の予報です。晴れやかな「第60回」を、ご来場の皆様と共に楽しみたいと思います。

   

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2 コメント

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行きました(^-^) (伊藤)
2016-07-24 11:16:04
武満って聞いた事なかったので新鮮だった半面、ん?不協和音?的にも感じてしまいました。堅苦しくなくてさくっとスクーターで聴きに行けるクラシックコンサートっていいですね(^-^) これからも期待しています。
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>伊藤さん (中島)
2016-07-24 21:45:19
 ありがとうございました。

 文翔館は庭も広いし喫茶店も中にあったりして、山形市中心の公園のような場所ですから、スクーターでも自転車でも徒歩でも、気軽に足を運べる場所だと思います。

 そこでふと、演奏会が開かれていることを知ってフラッと入る。すると、サッと人生に新しい光が差し込むような音楽との出逢いにつながって…みたいな、ヨーロッパにおける教会でのコンサートのような感覚で、市民の皆様に親しんでもらえるのが理想です。

 とにかく、ご来場ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。
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