昨夜から名護市街は荒天で強い雨と風に見舞われていました。昨夜から私は原稿を書いており、先ほど一本書き上げて送ったところです。ロシアとウクライナの戦争に絡めて考えるべき事を書きました。余り考えすぎると頭も心も壊れそうですが、不幸な事態が周知されてきた今こそ、我がこととして考えるべき事を書きました。
私は楽観主義はもとより、悲観主義にも立ちたくないのですが、どうあがいても私は、人間の本性を否定的に捉えがちです。「存在が意識を規定する」の唯物論は、まゆつばです。確かにその一面はあると思っていますが、反面、楽観主義をもたらし、必然的に変わっていくという神への依存ならぬ、「論」への依存をもたらし、硬直していきます。
そもそも地球環境という「存在」じたいが、壊れてきている(壊してきた)中で、これはもう無効だと私は考えています。物事は色々と入り組んでおり、単純な思考は意味をなさない時代に入っています。だからこそ、極単純な排外主義がはびこり、この世を席巻しています。軍事力で解決するなどの思考も似たようなものです。
また、私たちが、あることに集中していけば、周囲の様々な問題を追い散らすことになりかねず、視点を狭めていきます。集中しなければ精緻な理解を深めることはできないし、集中と分散を繰り返し、思考を練り上げていくことが大切だと考えています。
いよいよ夏の参議院選挙が近づいてきました。あと3ヶ月。昨年10月の衆議院選挙で、野党は大敗し、自公+維新という改憲派が3分の2を越えました。どうにも彼等は軍事力の増強で儲けるのだという輩であり、『正義の武力行使』を確信しているようです。巨大な利権をむさぼる世界の大資本は、戦争でこの儲けをむさぼってきましたし、また環境破壊で儲け続けてきました。ここに加担するのが改憲派でしょう。
来る参院選を私はどうしようかと思案中です。自分は一票しかない以上(選挙区と比例で2回)、各政党、各候補者を慎重に吟味していきたい。
今日、沖縄に社民党の福島瑞穂党首が来ています。「福島みずほピーストークin沖縄」と題して、那覇と名護であるようです。私も名護でのトークを聞きに行きます。
私は最低限立憲主義を貫くところを選ぶつもりですし、平和主義を希求していきます。改めて「武力で平和はつくれない」と確信しています。
傲慢で感情的で、独りよがりな人間ですが、悪さを抑えるために、私たちは如何なる社会を創っていくのか改めていくのかがなければ、早晩自滅していくでしょう。弱肉強食は独りよがりであり、自滅への道へまっしぐらでしょう。戦争と原発の危険性を視覚化してくれた今次の戦争は他人事ではありません。現実を直視していく中から判断していきましょう。