ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】私たちの新年の旅は、長崎から(20230108)

2023年01月08日 | 歴史から学ぶこと
 私たちの2022年の新年の旅は、広島へ行った。今年2023年は、長崎に行った。これから長崎報告を書く予定だ。しかし旅の報告が、小難しい説明ばかりになってもつまらない。事前に解説的な長崎考をまとめたい。参考になれば幸いだ。なお以下の文責は私個人にある。 (Ⅰ)何故、廣島であり、長崎なのか?①簡単に言えば 私たちは、1500kmも離れた場所に住んでいる。沖縄(名護市)と東京(23区)。どちらかに行 . . . 本文を読む

【訂正】8月15日とは何だったのか? 8日も経ってしまったが(20220823)

2022年08月23日 | 歴史から学ぶこと
8月15日とは何の日だったのか? そこに隠されたことと私たちの課題―不戦を伝えていく意味 8日も経ってしまったが (1)沖縄で「8・15」を考える 2022年の今年も「8・15」を迎えた。私は沖縄にいる時間が9年目となり、この8月15日の意味が変わってきた気がする。ヤマトにいると、「8月6日、9日、15日」の如くであり、遠くなった戦争の過去を思い出すぐらいにしか考えられていない。これは総じて「被 . . . 本文を読む

「8月22日」という日に新ためて考えていること(20220822)

2022年08月22日 | 歴史から学ぶこと
 本日は2022年8月22日(月)です。晴れています。昨日は、やかんを買いに行ったが、なかったと書きましたところ、コメント欄にて教えていただきました。そうしたことを期待していませんでしたので、心にしみました。感謝です。  さて本日8月22日は、沖縄では学童疎開船対馬丸が撃沈された日(1944年8月22日)として、慰霊や記憶を新たにする日です。今朝の沖縄タイムスの一面に「弟の面影 刻銘に重ね」と那 . . . 本文を読む

米国の核抑止の下で(20220730)

2022年07月30日 | 歴史から学ぶこと
 安倍政権となってから、やたらと「米国の核の傘」(核抑止論)が強調されてきた。「相合い傘」ならば、麗しいが、この「核の傘」ってなんだろう。言葉の綾なのだが、傘を差し出す米国、傘にありがとうという日本国。この傘は、1945年8月6日、9日に爆発したヒロシマ・ナガサキの原爆だ。かわいいわけない!!!   米国は沖縄に1300発の核爆弾を貯蔵していたようだ。1972年5月14日まで。無差別殺人(ジェノ . . . 本文を読む

【補足】【拡散願います】「日本国復帰50年」に関するメモランダム(20220513)

2022年05月13日 | 歴史から学ぶこと
 きたる2022年5月15日、沖縄が日本国に復帰して50年を迎える。これは「おめでたいこと」なのか、それとも現実だから致し方ないのか、あるいはどう考えるべきなのか? 私なりのメモランダムを記しておきたい。 ①大前提として この「復帰」とはそもそも如何なるものか? ここから考えないと訳が分からない。今思えば、1971年当時の私の認識はこれを欠いていた。私は「沖縄返還協定」粉砕(派)だったが、そもそ . . . 本文を読む

「復帰の日」正答率22%だったとあるー沖縄県高校生調査(20220507)

2022年05月07日 | 歴史から学ぶこと
 本日の沖縄タイムスに「復帰の日正答率22%」とある。沖縄歴史教育研究会が5年ごとに実施している調査だという。正解22%とは低すぎる。もっとも高校2年生というから16,17歳だ。2005年、6年生まれだから、無理からぬ。時は冷厳に刻まれているのだ。  一方で、沖縄の歴史・文化を学ぶことを「とても重要」38%、「重要」41%、「余り必要でない」7%、「必要でない」2%、「分からない」11%とあり、 . . . 本文を読む

「迫る首相に大田氏沈黙」なる地味な記事の破壊力(20220313)

2022年03月13日 | 歴史から学ぶこと
 実は、今日の沖縄タイムス1面は、「メッシュ機墜落二人死亡」(既報)の影で脇に追いやられた記事が重要だったのだ。「迫る首相に大田氏沈黙」、2面にも「移設受け入れ狙う」とあり、95年9月4日以降の沖縄県VS橋本龍太郎政権との角逐が記されている。当時の政策調整監だった又吉辰雄氏(82)がキーマンだ。  要は如何に政権は、執拗に基地建設を迫るのかが、記録されている。むろんまだまだ意味不明な点が残されて . . . 本文を読む

具志堅隆松さん、日本武道館/靖国神社前で、ハンスト(20210814-15)

2021年08月17日 | 歴史から学ぶこと
 ガマフヤーの具志堅隆松さんが、コロナ禍の東京に乗り込んだ。政府主催の全国戦没者追悼式に合わせた取り組みだ。この予定は6月23日の沖縄県の平和祈念式典に合わせたハンストの時に計画が公表されていた。そりゃ、いくらあの戦争の遺族が集まるからと言って、本気でやるのかと、私は心配していた。無事に終了したからよかったが、ヒヤヒヤ。 2021年5月15日糸満市魂魄の塔の前で語る具志堅隆松さん。魂魄の塔は . . . 本文を読む

【補足】【訂正】川崎哲君の指摘に寄せて(20210811)

2021年08月11日 | 歴史から学ぶこと
 2021年8月9日の夜(?)核兵器に関するネット番組で、川崎哲(あきら)君がこう指摘した。川崎君は核兵器廃絶国際キャンペーン国際運営委員。核兵器禁止条約の運動を長年続けてきた人だ。  彼は、こう言ったのだ。日本国内の反原爆運動は過去の被爆について問題にしているが、世界の反核運動は今現在の危機を問題にしているから強い(要旨)、と。全く同感だ。  この彼の指摘について、20代の出席者二人は、「ど . . . 本文を読む

【補足】菅首相は、どこまで没論理なのか?!(20210806)

2021年08月06日 | 歴史から学ぶこと
 2021年8月6日、菅首相が、またやらかしたらしい。首相は「わが国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要だ」などのくだりを読み忘れたらしい。事前に原稿を読んでもいないのだろうか。読んでいたら、あれっと思うだろうに。  誠意がないばかりか、論理的思考がないから、あれっとすら思わずにすんできたのだ . . . 本文を読む