みなさんこんにちは。
今回も前回に続き、成形合板の加工。
写真は、スピーカーキャビネットのラウンドボディの部品になる成形品です。
単板と呼ばれる一枚の薄い板材を完成寸法に合わせた型に押し当て
プレス機にて圧力と熱を加えると写真のような形状に成形することが出来ます。
ただ、成形するときには圧力のかけ方や温度管理がシビアにあり
形状によって、成形作業工程のアプローチが変えたりしています。
また、製品形状に合わせた寸法に切削加工をする場合も、成形後の取扱や癖等を
見極めながら作業をしないと、材の破損等の場合もあるので慎重に作業を進めます。
写真のような湾曲した形状ですと、加工時の保持方法にも気を使わないと危ないので
「材と対話しながら」といっても良いかもしれませんね。
こういった細かい作業が積み重なって製品が完成するのも楽しみです。
切削面の様子 無垢材とは違った質感の単板による積層が綺麗ですね。
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