山越木工房Blog

木楽(気楽)な日記

バックロードホーンの制作 2020 9月編

2020-09-17 19:35:28 | オーディオ
みなさんこんばんは。朝晩 涼しくなってきた鬼怒川温泉です。

さて今週初めに発送したスピーカーキャビネットが無事にお客様へ届いたとご連絡が有ったのでwebにアップします。


マニアの方なら「あぁ~!」と思われますが この形をみて「スピーカー?」と思われる方も多いかと思います。が、あるアプローチからスピーカーの理想を追求していくと、一つの答えとしてこの形が導き出されてきます。

例えば、音離れを良くするためにバッフル面積の最小化・点音源化 そして試聴位置を理想の高さに持っていきながら音道をボックス形状に纏め上げる などなど、でこの形に行きつきます。





※後面開口部は、斜板を入れ定在波の低減と剛性のアップ。

今回製作に当たり お客様から数点のリクエストを頂き、弊社のアプローチで意匠をまとめ仕上げました。

特にスピーカーユニットが取付けられる空気室~ネックの部分までは弊社オリジナル合板の「カバ・ブナ合板」(樺・椈合板)で制作。


※ネック部は留め加工とブナ無垢意匠材を使いシンプルに見えるように仕上げました。



お客様からの「材でコントラストを出さないでツルんとした感じで仕上げてほしい」との仕上げのリクエストを頂いたので、 面はバーチ(樺)材 木口はブナ無垢材 を使い その他、なるべく木口が出ないように留め加工でスッキリと仕上げてみました。



後は、完成写真をご覧くださいませ。

今回のお客様は、神奈川県 藤沢市のO様

前回はレコードベースボードを制作させて頂きましたが、今回も弊社にリピートのオーダー制作依頼。



有難うございました。


 

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