山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

『夢幻』吉原裏同心22=佐伯泰英著

2015-04-28 07:16:50 | 読書

佐伯泰英の「吉原裏同心」シリーズの第22作『夢幻』を読んだ。4月20日発行されたばかりの文庫である。神守幹次郎は、流浪の果てに吉原で会所の用心棒的役割をはたし、いつしか裏同心とも称されるようになっている。今回の話は、吉原で生計をたてていた按摩の孫市が殺されることから始まる。神守幹次郎らが調べを進めるうち、孫市の不遇な生い立ちと、秘めていた悲しき夢を知る。一方、孫市の殺害現場で薄墨大夫が幹次郎に寄り添っているのを見たのが孫市殺しの犯人。孫市の恨みをはらすとともに、薄墨太夫を守るために、幹次郎は一刀のもとに犯人を切り捨てる。幹次郎には年上の恋女房・汀女がいるのだが、幹次郎に心を寄せる薄墨太夫との関係がどうなっていくのか、そのあたりで『夢幻』という題がついたものだろうか。吉原という特殊社会の中で、様々な事件を描きながら、裏同心・神守幹次郎の快刀乱麻の活躍が続く、目が離せない。


今日の朝食(4月28日)タケノコご飯

2015-04-28 07:05:56 | グルメ

4月28日。おはようがんす。今朝の「しんぶん赤旗」は全国のいっせい地方選挙後半戦の結果を報道している。共産党は62議席増やして1092人が当選とのことだ。一方、自民党も145議席増やしたという。これに比べ民主党は129議席の減となっている。町村になれば隠れ自民党が多いのだが、全体として地方選挙でも自共対決の構図が強まっている感を強くした。次は6月9日告示の洋野町議選、わが妻の議席を確保するためにがんばらないとならない。

長男から送られてきたタケノコを使って、山クジラ♂は昨夜「若竹煮」をつくった。薄味で煮漬け、最後に水洗いしたワカメを投入して出来上がりだ。竹の子は事前に湯がいてアクを出したものだが、それでもほんのりと苦みがあって、春を感じさせてくれる味だ。

今朝妻は、タケノコご飯にした。うっすらと醤油味の炊き込みご飯でこれも美味しい。タラのフライ、ホウレンソウのゴマ和え、三つ葉のおひたし、おからの炒め煮(岩手で「キラズ」という~なぜかな?)。相変わらず、野菜が主の健康食だ。