僕は59年の人生で、四度救急車に乗りました。
普通の人には稀有な経験だと思います。
一回目は、元親が生まれた時。
生まれて3日目に、頭の中で大出血して、千葉県の佐原市の産院から、旭市の病院まで救急車で運ばれました。
ちっこい元親を抱っこして、旭市までの1時間、この子はどうなるんだろうと、大変心細かったです。
二回目は、16年前。
マンションの下の駐輪場で暴漢に刺されました。
アイスピック状のもので、心臓を8mmずれて13cm突っ込まれました。
血だらけで5階の家に戻って、女房が119番。
三回目は、5年前。
土曜日の午後、町の中で、いきなり心臓が機関銃の様に動き出して、死にそうになって119番。
四回目は、2年前。
夜にいきなりの下血。それが大出血で貧血が起こって来て119番。
でも、このおかげで直腸ガンが早期で見つかりました。
四回救急車に乗って思うことは、救急隊員の人達は、本当に真剣に僕を助けようとしてくれた事です。
素早く処置して、各方面に連絡を取って、励ましてくれて。
感謝!感謝!です。
病院に着くと、僕はすぐに処置室に運ばれます。
救急隊員の方とはもう顔を合わす事はありません。
四回とも一言のお礼も言えなかった事が、今でも心苦しく思っています。
救急車をタクシー代りに使う輩がいる事を、良く耳にします。
とんでもない事です。
救急隊に対する冒涜です