登りが痛けりゃ下りも痛い
さて、これから岩場になります。道はありません。
黄色のペンキを頼りに、よじ登ったり、跨いだりして進みます。
ま、それが道です。
ヨッコラドッコイショです。
「八風」という場所。大展望です 爽快です
空は晴れ渡っているのに、吹雪の様な雪。
男体山の方から飛んで来るようです。
さて、今日最大の難所。
このガレ場をトラバース(斜面を横断)です。
慎重に、慎重に だって、足元は・・・・・・・
千尋の谷 いつものように「大好きな高度感
」なんて言ってる場合じゃない。
浮石を踏まない様にと肝に命じたら、ズリッと来た 縮み上がりました
向かいの尾根に足跡があります。人が歩く所ではありません。
兎ではないです。鹿でもないです。じゃぁ何だ・・・・・?
おいおい!やだよー また一人カラオケです
「おーおー!アルペン的ないい風景じゃないかい」
怖いのに、痛いのに、本当は止めたいのに、良い風景を見ると前に進んでしまう
写真家の悲しい性
12:15「遥拝石」(1900m)です。
この山行を計画した時から、ここまで行ければ良いなと思っていた場所です。
今日は、ここで登りは終了して、お昼です。
「女峰山」のi岩壁が圧倒的迫力で迫ってきます。
左に「赤いバンド」と言われる地層が見えます。 ただ、雪の被り方がまだ十分じゃなくて、
大女優の化粧途中を見てしまった感じ
撮っている最中、遠くでゴーと音がしています。飛行機かと思ったらそうじゃない。
音がアッという間に近付いて、大轟音になった瞬間、仰向けになぎ倒されました。
物凄い風です 四つん這いで這って岩陰に逃げようとしたら、横に転がされました。
経験した事の無い風ですうつ伏せになってやり過します。
東から吹いて来たので岩の西側に隠れたら、3~4分後に今度は西から来ました。
その後、北からも来ます。南からも来ます。めった打ちです
避け様が無いのでシートを広げて、腹這いになってお昼にします。グウタラ食事です。
今日のメニュー!ロースハム、生ハムの多重重ね贅沢サンド。バナナとチーズ。
デザートはヤマザキの「ケーキドーナツ」。
このドーナツ、カロリーオフの時代の流れを無視して、4個で嬉しい800k㌍
山のお供に是非どうぞ
「女峰山」と思って撮っていたこの山、実は違ったんです
帰りの電車でよくよく地図を見てみると、僕のいる所から「女峰山」は手前の山に
隠れて見えませんポコンと高いのは、「赤薙山」から続く尾根にある「独標」という
所のようです。大女優だと思っていたら隣のオバサンだったです
でも、マッ、綺麗だからいいか!夏はテッペンまで行こう
13:15記念写真を撮って降りましょう。
左の尾根を、日光市内まで標高差1300mを一気に降ります。
登りで踵を痛めたんだから、下りでは爪先に来るぞと予想してたら、案の定痛い
延々と続くこの下り道。加速が付いてズンズンスピードが上がって行く。
痛いの何のでも、意に反して足が勝手に前に出てしまう。止まらない
「あ~~!痛いっ」泣き出しそう!ウッウッ
凄いスピードで駆け下りて来たけど、
段差のある杉林に入って極端なペースダウン。
段差で足を下ろす度にうめき声が出ます
止めはこの石畳と石段!
一歩一歩が脳天まで響きます
16:00帰りは駅まで歩いて土産を買っていこうと思ってたけど、
もう一歩も歩きたくない
コンクリートの台座に座り込んでバスを待ちます。
電車の中で靴下を脱ぐと、両方の踵に五百円玉大のマメ。
右の親指と、左の中指の爪が紫になっていました
その1はこちら
山登りオヤジ
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でも、くれぐれも危ない事は止めて下さいね。
山登りはしたこと無いので、山の上の事は分かりませんが、読んでいてヒヤヒヤしちゃう。
お気をつけて下さいね。
怖いのに、つらいのに何故行っちゃうんだろうね?
でも僕は、生来小心者なのであれ以上おっかない事はしないと思います。
ご安心を