浮世風呂

日本の垢を落としたい。浮き世の憂さを晴らしたい。そんな大袈裟なものじゃないけれど・・・

日本版CIA「内閣調査室」の闇

2013-11-02 21:59:00 | 資料

「国家安全保障会議(NSC)」を創設

事務局となる国家安全保障局の局長に民間人登用を検討

 「菅義偉官房長官は10月30日、外交・安全保障政策の司令塔となる日本版「国家安全保障会議(NSC)」の事務局となる国家安全保障局の局長に民間人登用を検討していることを明らかにした。同日午後の衆院国家安全保障特別委員会で「外交、防衛問題に精通し、民間の方という形で考えている」と述べた。」

■ 谷内正太郎がNSCトップ?笑わせるなよ

おい、谷内、おまえ定期的にアメリカ行って、何してる?俺は知ってるよ何しているか。誰に聞いたか?CIAにきまってんだろ。本人なら最新のと好記録教えてあげてもいいよ。ビビるだろうな・・・知っている俺は何者かと言えば、
「クセ者」
ってオチでどうですかね(*^O^*)。

↑まじめな話、病歴とか血液情報も病院通院もアメリカに抜けている人ですが、その方がNSCトップ。すばらしいです!(嘲笑大爆笑)
そうか、NSCつぶしたいんだね。週刊誌に就任1ヶ月でボロボロ叩かれて終わるだろうしね。そしたら特定秘密だとか騒いだりして。もうぐちゃぐちゃだねそしたら(^^;)

そもそも、谷内は東電と鹿島の顧問じゃねぇか。ねぇそこの奥さん。おかしいわよねぇ。
今も顧問でしょ。パレロワイヤルに部屋あるし。誰が払ってるんだよ(笑)。

NSCは、東電と鹿島の傘下になるの?オリンピック来る前の除染470億だって、どさくさで東電と鹿島の仕事にしたでしょ。あれも安倍に言ったの谷内なんだけど(官邸で聞いた)、谷内は東電と鹿島の顧問でしょ何度も言うとおり。
・・・マッチポンプ(笑)。本当に面白いね。

NSCには関わらないほうが良さそうだな。情報が抜ける。まだ、他国の日本政治担当エージェントやってる方がいいや。転職しようかな英語しゃべれないけど・・・(^^;)

by 二階堂ドットコム http://www.nikaidou.com/archives/41342

◆インテリジェンスレポート 大物メンバーが自殺
   日本版CIA「内閣調査室」の闇

「自殺するような人ではなかった」—亡くなったキャリア官僚を知る人はみな、口をそろえてこう言った。謎の死の背景にあった国家間の情報戦。完全秘密主義の内閣情報調査室をレポートした。

まるでミステリー小説

 4月1日、午後3時7分。

 険しい表情で首相官邸へと入っていく二人の男の姿があった。一人は北村滋・内閣情報官。内閣情報調査室のトップだ。

 3時17分、同行していた防衛省の木野村謙一・情報本部長が先に官邸を出た。そこからさらに10分間、北村氏は安倍首相と「密談」を続けたのだった。

「会談内容は極秘扱いですが、もちろん、同日朝に自殺した内調大物メンバーの件に間違いありません。防衛省の情報本部長が同席したことからも、国家機密漏洩の可能性も含めて、緊急の会談が持たれたのでしょう」(官邸担当記者)

 時計の針を7時間前に戻そう。

 4月1日、午前8時前。東京都渋谷区恵比寿の閑静な住宅街に、消防車のサイレン音が鳴り響いた。

 通報のあったマンションの一室に駆けつけた消防隊員は、内側から目張りしてあったドアを蹴破って、浴室へ入った。

 浴室内は練炭のたかれた跡があり、床には内閣情報調査室・加賀美正人参事官(外務省から出向中・享年50)の遺体が横たわっていた。

 通報をしたのは、加賀美氏が同居している母親の介護を務めるヘルパー。浴室のドアにあった「死んでいます。部屋に入らないでください」と書かれた奇妙な張り紙を見てのことだった。

 この加賀美氏の死は官邸と外務省に大きな波紋を呼び、それがいま永田町にも広がりつつある。

「『介護疲れによる自殺のようだ』と外務省幹部はふれ回っていたが、どう考えても家庭の事情による突発的な自殺とは思えない。練炭という苦しみを伴う方法からみても、加賀美氏には何か、確実に死ななければならない理由があったのではないか。

 さらに言えば、そもそも、加賀美氏の死は本当に自殺なのか……」(自民党議員)

 なぜ一人の外務省キャリアの死が、ミステリー小説のような憶測を生むことになるのか。

 謎解きを始めるにはまず、内閣情報調査室(内調)という耳慣れない組織の実体を知らなければならない。

 内調の役割について、元内調幹部は言う。

「内外の情報を収集、分析し、それを首相官邸に上げる、内閣総理大臣直轄の諜報機関で、いわば日本版CIA。組織のトップは内閣情報官で、その下に約200名の人員がいる。メインの諜報部門は国内部門、国際部門、経済部門の三つ。それぞれ約50名の調査員を抱えているが、各自がどんな調査をしているか、席が隣の人間にもわからない。国内外の膨大な秘密情報が集約される、日本で唯一の諜報機関だ。めいめいが独自の人脈で情報収集をしており、諸外国の中枢まで食い込んで情報をとってくる者もいるが、逆に相手国に取り込まれて『二重スパイ』に堕してしまう危険性も常にはらんでいる」

 慶応大学を卒業し、'86年に外務省に入省。対ロシア外交のエキスパートだった加賀美氏は、今月末に予定されている安倍首相の訪ロにも深く関わっていたと言われている。

 その矢先の自殺だけに、ますます疑念は渦巻く。

「そもそも外務省から'11年に内調に出向したのは、高齢の母親の介護のためや、出世コースから外されたためなどと噂されているが、それは『隠れ蓑』のようです。加賀美氏は父親が国連大使まで務めた外務省エリートで、いわばサラブレッド。『鈴木宗男殴打事件(後述)』の当事者でもあり、外務省としてはゆめゆめ粗末には扱えない人材です。

 実際、加賀美氏は同い年の世耕(弘成・官房副長官)さんと非常に近く、訪ロにも同行する世耕さんが、加賀美氏に密命を与えていたのではないか、とも言われています。世耕さんとすれば、外務省本省にいるよりむしろ、官邸直轄の内調にいてくれるほうが、仕事が頼みやすいという事情もあったのでしょう。

 加賀美氏は内調で冷や飯を食っていたというより、本省よりも自由に動ける上に、内調に集まる情報も活用できる『別働隊』として、安倍政権の対ロ政策に関わっていた可能性が高い」(外務省職員)

死ぬはずのない人が死んだ

 この言葉を裏付けるように、加賀美氏が母親と同居していたマンションの住民はこう語る。

「加賀美さん本人を何度か見かけたことはありますが、こちらから挨拶をしても返さないような人で、あまり家にも帰っていないようでした。挨拶をしないのは無愛想というより、あまり近所の人とかかわりを持ちたくないような、そんな避け方でした。お母さんは車イス生活で、介護が必要なんですが、ヘルパーさんに任せきりで手伝っている様子もありませんでした」

 そして、死の2日後に都内のカトリック教会で行われた、加賀美氏の通夜に参列した慶応大学の同級生もこう語る。

「私は大学時代のゼミも一緒で、彼の結婚式の司会も務めた仲ですが、自殺したと聞いてとても驚いています。彼は身体も大きく、おっとりしていて、あまり思い悩むようなタイプではなかった。悩みを持っていたとしても、それは一般の社会人が共通して持つようなものだったと思います」

 さらに、同じく通夜に参列していた、息子が加賀美氏の親友だという70代の知人女性の話。

「私は正人君が小さい頃から知っています。いつも明るくて元気な子でした。最後に会ったのは昨年の12月。一緒にお酒を飲んだけれど、その時もいつもと変わらない明るさでした。だから介護疲れのノイローゼで正人君が自殺をするなんて、信じられません」

 加賀美氏の省内での立場やこうした近しい人々の証言からは、自殺の原因が介護疲れといった、個人的かつ精神的なものでないことが浮かび上がってくる。

 加賀美氏とロシアの関係を語る上で、避けて通ることができないのが、前述した「宗男殴打事件」である。

 '02年にいわゆる宗男バッシングが起きた際、「かつて鈴木宗男に殴られた」と名乗り出たのが、この加賀美氏だった。

 外務省側が主張する概要はこうだ。'96年、北方領土とのビザなし交流が始まって5周年の記念で、日本の桜を植える計画を鈴木宗男氏が中心となって立てた。北方領土に向かう船上で、ロシアが求めている検疫証明書を外務省としては出せないと宗男氏に伝えると、逆上した宗男氏が加賀美氏を殴った。加賀美氏は全治1週間の傷を負った—。

北方領土をめぐる利権争い

「亡くなった加賀美さんの冥福を祈りたい」と前置きしながら、宗男氏本人は本誌にこう語る。

「身体が大きくて、相撲取りみたいな見た目でした。外務省の中には彼を『関取』と呼んでいる人もいましたね。でも、別に威圧感があるわけではなく、ちょっとボーッとした感じの人でしたよ。

 不思議でならないのは、私に殴られたというのならば、すぐに傷害罪で訴えればいいわけですね。ところが5年も6年も経ってから持ち出してきた。組織として、私に対して何かの時に、この話を使おうと考えておったんでしょうな。

 私としては、あの嘘話はなんだったのかと言いたいですね。『診断書がある』と言ったって、(北方領土への)船の中にだってお医者さんはいたし、根室で船を下りてから病院に行ったっていいじゃないですか。それをわざわざ東京に帰って、しかも知り合いの診察所に行ったわけですから、そんなのなんとでも(診断書を)書いてくれますよね。

 あれは組織ぐるみの陰謀だったと思います。外務省はそういうことをよくやるんですよ。亡くなったいまとなっては無理ですが、私はやはり、加賀美さんの口から真実を聞いて、事実関係を明らかにしたかったという思いがあります」

 この事件の背景を、外務省に詳しいジャーナリストはこう解説する。

「実は加賀美さんは、モスクワ大使館に赴任していた時代にトラブルがあり、KGBに弱味を握られていたと言われています。それもあって、外務省と宗男さんが対立した時に、先頭に立って宗男バッシングをすることで省内での地位を保とうとした。

 以来、加賀美さんのロシア人脈にはどこか危うさがつきまとうと言われるようになった。たとえば2月28日に、プーチン大統領に近いイシャエフ極東発展相が来日したが、加賀美さんは事前に世耕さんに『安倍総理が会う必要はない』と進言している。

 ところが直前になって森(喜朗・元総理)さんと宗男さんが動き、急遽、安倍総理との会談が組まれた。加賀美さんがイシャエフを安倍総理に会わせないようにしたことにも、何か裏があるとしか思えません」

 結果的に、安倍総理とイシャエフの会談は「4月の訪ロのよい先鞭となった」と言われているが、「そんな単純な話ではない」と語るのは前出の外務省職員だ。

「森さんも宗男さんも2島返還論者として知られていますが、外務省の中にもクレムリンにも、それを面白くないと思う勢力がいるわけです。北方領土には様々な利権が絡んでいる。加賀美さんが過去の弱味も含め、KGBから揺さぶりをかけられていた可能性も十分にあるでしょう」

 最後に宗男氏が、国家の情報管理の観点からこう苦言を呈する。

「内調の参事官であれば国家機密も扱っている。自殺と聞いて、私は真っ先に『情報漏洩は大丈夫か』と心配しました。官邸、内調、外務省はその点についてしっかり調査すべきです」

 機密情報が漏れていたとしたら、内調の責任は重大である。

「週刊現代」2013年4月20日号より

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35485

◆第177回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号(平成23年4月22日(金曜日))
政府参考人 (内閣官房内閣参事官)  加賀美正人君
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/014217720110422004.htm

○奥村委員長 これより会議を開きます。

北朝鮮による拉致問題等に関する件について調査を進めます。

この際、お諮りいたします。

本件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣参事官加賀美正人君及び外務省大臣官房参事官石兼公博君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【自殺に見せかけた他殺】内閣情報調査室の加賀美正人が自殺!!ロシア担当の参事官、アメリカCIAの犯行説が有力か…2ch「民主党時代のヤバイ情報持ってたから消されたか」「練炭自殺の手口は朝鮮人の常套手段」「天然ガスとシェールガスで天秤にかけたアメの報復だろ」
http://www.news-us.jp/article/353652290.html

◆「内閣情報調査室」解体のすすめ
世界最低の「情報機関」

総合情報誌「選択」より 

 内閣情報調査室の朝は早い。四時、担当の調査官たちが出勤し、毎朝繰り返される「情報収集作業」に取り掛かる。届けられた新聞各紙をスクラップし、その後NHKのニュースをチェックする。主に政局分析に関する部分をまとめ、「冊子にして首相官邸の各部屋に配布」(大手紙政治部記者)するのだ。公安調査庁関係者が語る。

「『日本版CIA』云々などというのはお笑い草。内調は自前の情報収集能力など持たず、国内、それも永田町近辺の『御用聞き』に終始している」

国内政治情報収集に終始

 内調は総務、国内、国際、経済の各部門に分かれており、ここに警察、公安調査、外務など各省庁からの出向者が集う。「内調プロパー」の調査官もいるが、主力は警察公安と公安調査庁からの出向組だ。最重要部門と位置付けられている国内部門の「職場」は、官邸に程近い民間のビルに入居している。

 内調の長は、内閣情報官である植松信一である。二〇一〇年四月に大阪府警察本部長から鳴り物入りで就任した植松は、警視庁公安部長や副総監を経験したキャリアだ。そして現在、このトップが、政治情報の収集に明け暮れている。民主党議員の一人が語る。

「自ら新聞社政治部幹部と接触している。また、調査官たちに命じて民主党幹部や閣僚の番記者メモを集め官邸に注進している」

 就任直後に鳩山由紀夫が首相の座を退き、菅直人が官邸の主になってからは、小沢グループの動向が「植松内調」の最大の関心事だった。調査官らはしきりに民主党内の情勢を探り、「誰と誰が会った」という話を集めていた。六月の菅内閣不信任決議案提出や、八月の民主党代表選での票読み、造反者の動向を探っていたのである。

 一週間の中で、内調調査官の緊張が高まるのは月曜日から火曜日だ。週の頭は「週刊文春」「週刊新潮」の締め切りである。内調関係者が語る。

「二誌の内容をいち早く入手しようと情報集めに躍起になる」

 しかし、仮に動きをキャッチできたところで潰せるわけではなく、水曜日あたりになって、記事コピーを永田町各所に配るのが関の山だ。

「多忙」な日中業務を終えた調査官は、夕刻になると「最重要任務」のために三々五々、街に出る。前出内調関係者が語る。

「与野党情報を集めるために、官邸キャップや野党キャップを赤坂辺りの比較的高級な料理店でもてなす。メモはここで入手する」

 記事にならない番記者メモに重要性はない。つまり、内調の行っている作業は、新聞にせよ雑誌にせよ最終的に「オープン」になる情報の収集がメーンなのだ。

「植松体制」下で、国内の政治情報収集は強化されている。野田佳彦政権の組閣でも、内調情報が「活かされた」。「有力候補」としていち早く報じられた旧民社党系の衆議院議員、城島光力の入閣が見送られた件である。前出民主党議員が語る。

「城島が記者に『入閣は間違いない』と触れ回っていることが内調から、官邸や党幹部に報告された」

 これが言論統制に躍起である民主党幹事長輿石東の耳に入った。結果として、口の軽さを咎められる形で、入閣できなかったばかりか、幹事長代理として輿石の監視下に置かれているという。

 野田政権発足後、元代表の小沢一郎が自身の裁判で政局に手が回らないこともあり、内調は「野党シフト」を敷いている。最近ではマルチ商法との関わりを追及されている国家公安委員長の山岡賢次に関して自民党が持つ情報や、「問責決議案提出」に公明党が同調するかどうかに探りを入れた。前出民主党議員はこう呆れる。

「十一月に入ってから毎日のように『近く問責決議が出ます』という報告が上がっていた。『狼少年』と一緒だよ」

 植松は「地方情勢分析」も打ち出す。大手紙政治部デスクが語る。

「鳩山内閣が沖縄で躓いたことがきっかけ。都道府県レベルの地方選挙の情勢を把握するように指示が飛んでいる」

 しかし実情はお粗末で、全国を「東北」「九州」などのブロックに区分けして「調査官を一人ずつ担当にしている」(内調OB)に過ぎない。調査官は現地に飛び、「地元新聞社の県政担当幹部に会う程度」(同前)で、結局は永田町と同様に酒食に終始している。

 十一月の福島県議選は、「政権批判のリトマス試験紙」として官邸が注視していたが、「フタを開ければ、民主・自民現職議員の落選も、共産党の議席獲得も全く読めていなかった」(官邸関係者)。
「政権が直轄する情報機関としては世界最低」(大手紙社会部記者)といわれても仕方ない。

機能不全部門は解体せよ

 地方選レベルの情勢分析は、各警察も行っている。警察情報は「比較的精度が高いが、内調には上がらない」(前出政治部記者)。

 警察庁が情報を出さないだけでなく、都道府県警から出向している内調職員もまた、永田町で集めた情報のうち、「重要と判断したものを内調で上げずに出向元に送る」(同前)。とはいっても、地方警察出身者はいまだに「共産党の動向をしきりと知りたがる」(別の政治部記者)レベルなので、「重要情報」と呼ばれるものの内容も推して知るべしだ。

 各省庁は「習性」として情報を抱え込む。国内だけでなく外事情報も同様だ。民主党関係者が語る。

「最近韓国で報じられた拉致被害者生存情報も、外務省は一年以上前から把握していたのに、内調はノーマークだったと聞いている」

 今年二月、「週刊新潮」は、朝日新聞編集委員の星浩が内調関連の講演で、「池田大作脳梗塞説」を開陳したとの記事を掲載した。真偽はともかく、内部情報が漏れる情報機関など意味をなさない。

 しかし実際には、永田町を中心として真偽不明の「内調情報」なるものが駆け巡っている。日々、調査官たちが「接待」している記者などが、「バーター」として受け取るのだ。

 ちなみに、現場記者からの情報収集に際して「基本的に金銭の授受はない」(内調関係者)。しかし、「内調の講演に呼ばれた記者やジャーナリストに相応の『お車代』が渡されているというのは永田町記者の共通認識」(前出政治部記者)だという。こうした「接待」の原資は内閣官房機密費(報償費)だ。フリージャーナリストの一人はこう語る。

「接待を受け、内調情報なる怪しげなものをありがたがる記者側にも問題がある」
 内調は、永田町を徘徊し、情報をひっ掻きまわすだけの存在だ。近年の政治混乱の一因でさえある。情報機関を統合することは必要だが、内調がその任に堪えないのは明らかである。この国の病理である「インテリジェンス能力の欠如」を解決する第一歩は、機能不全の内調の解体から始まる。

http://www.sentaku.co.jp/category/politics/post-1987.php


内閣官房

内閣情報調査室

http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jyouhoutyousa.html

内閣に属する情報機関である。一部から「日本版CIA」等と呼ばれる事もあるが、実態は要員が170人ほどの小ぶりな組織である。本部は内閣府庁舎6階にある。
内調は日本の「国家情報機関」としての役割、つまり日本の情報機関の代表、元締めとしての役割を持ち、内調トップの内閣情報官は内外の特異情報についての分析を首相に直接報告している。
この定例報告は週1回、各20~30分程度行われるのが原則であるが、事情がある場合はそれ以外にも面会している。また、内調はCIAなどの海外情報機関の公式なカウンターパートとなっており、友好国機関からの情報を政府に伝える役割も持つ。
そのほか、合同情報会議といった政府の情報に関わる会議の事務手続きも内調が行っている。
内調には内調生え抜きの職員をはじめとして様々な省庁からの出向者が働いているが、トップの内閣情報官をはじめ、幹部のほとんど(次長のみ外務省から出向)は警察庁から出向している。このため、霞が関では警察庁の出先機関と捉えられており、省庁から情報が集まらない一因ともなっている。
(ウィキペディア)