代表 山ちゃんのブログ 

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安産の為に

2006-02-01 | 妊娠・出産・産後について
・20代前半に出産する
・食事のバランスを考える
・運動する
・精神を安定させる

など、安産のためには色々制限がついてきます。
これは、母体、胎児を守る為には必要不可欠なことです。

20代前半の出産は、最近女性の社会進出が目覚しい事と、趣味や結婚ということに縛られたくない等で、高齢出産の傾向が強まっております。
高齢出産となると、20代前半と比べリスクが非常に高くなり、努力も必要とされます。
ベストな出産時期が20代前半だとすると、30過ぎで出産を望む場合20代前半と同じぐらいの体力や筋力を維持、又はつけなくてはなりません。
ただ、会社勤め等で日々の疲労が溜まる一方で、ストレス発散とばかりに酒やタバコ、外食(偏った食事)が多くなると思います。
それと、バイク、車という文明の利器により楽は出来ますが、断然筋力の低下に繋がります。
この傾向は、都会より地方において、より強いと思います。車の依存度は非常に高い。歩いていける距離でも、ついつい車を利用してしまう。

酒、タバコ、外食がダメだとは言いません。しかし、経験された方ならお分かりかと思いますが、20歳過ぎると体力は衰える一方です。それも20過ぎると人の細胞はピークを迎え後は減り続けます。
健康に気を遣い維持できる方だけが、若々しい体力を維持できます。

ということで、高齢出産(35歳以上)となると努力の出産です。
一番良いのは、体力、健康に気をつけながら仕事をすることですね。

そして、実際に妊娠したら、自身の体の状態を考慮しながら、軽度の運動やストレッチをして骨盤より下の筋肉の補強と柔軟性を高める。
筋力や柔軟性がないと出産時いきむ時にいきむ事が出来ないし、筋肉の使い方も分からない。柔軟性がないと、常に筋が緊張した状態でお尻が痛くなったり、腰が痛くなったり、浮腫んだりと妊婦特有の症状が出やすくなります。
そうでなくても、日々スクスクと大きくなる胎児に母体がついていけず、硬くなった筋肉が他の筋肉をも引っ張りと、悪循環に陥ってしまい、最終的にはどんな姿勢をしてても痛い状況が続きます。

食生活も運動と平行してバランスの良い食事を摂るように心がけ、濃い目の味付けが好きだった方は薄味にして塩分、糖分の摂り過ぎに注意しましょう。
以前は妊娠したらたくさん食べなさいと言われてましたが、現在では食事制限が必要です。パン一つにしてもカロリー表示をみると高い!そして、安いこともあり、ついつい食べ過ぎてしまいます。
人の基礎代謝量は個人によって様々で、運動している方とそうでない方ではかなりの差が生じますし、体型の違いでも同様です。
妊娠の後期は基礎代謝は上昇しますが、ホルモンの影響により塩分や水分を蓄積しやすくなり、浮腫みを起こしやすくなります。
そして、脂質の蓄積傾向が見られ、血中の中性脂肪やコレステロールが増量し、皮下脂肪も増えます。
ちょっとした気の緩みが肥満に繋がりますので、毎日体重計に乗って日々の変化をチェックした方が良いでしょう。

妊娠前から肥満の場合、これまた様々なリスクを負うことになります。
肥満の人は筋肉量が少ない為、基礎代謝も低くエネルギーの消費も少ない。
従って摂取した栄養は脂肪として蓄えられる率が高くなります。
しかも、妊娠前から肥満の方は、普通の方と比べて運動時心拍数が高くなり、苦しさも強くなります。
その為、肥満妊婦の動きは小さくエネルギー消費が少なくなりますし、普通の体型の方と同じ消費を求める場合、動きが小さい分、長時間にわたり運動をしないといけなくなります。

妊娠中、正常範囲内(6~12㎏)を超えて太ってしまった場合、食事制限だけで体重管理をするのは危険です。
極端な栄養制限は脂肪も減ると同様に筋肉も衰えるため、分娩時いきむ時の力が出なくなります。

このように、安産の為には、胎児の事も思いやりながら、自己管理もしなくてはなりません。
妊娠してから日々成長し続ける胎児に母親がついていけないと胎児にも影響が出てきますし、妊娠が辛いという苦い経験にもなりかねません。
その為、妊娠する前から健康管理に気をつけて、女性でありつつ母体でもあるという意識を持ち、いざ妊娠するととても良い妊娠期間があじわえるのではないでしょうか。





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