1週間ほど前のブログの記事で、卓球仲間のOさん(50代女性)のリクエストに応えて、わが家の山椒の実をあげたことを書きました。
Oさんはボクがあげたこの山椒の実で、ご家庭で手づくりの「ちりめん山椒」を作ったとのこと。「八百政さん、ありがとう!とても美味しくできました!」と、LINEで画像まで送って感謝してくださいました。ご主人もこれが大好きで、「ご飯のおかずに最高!」とのことでした。
まぁそんな話を聞くと、原材料の提供者としては黙っているわけにはいきません。2年ぶりにわが家でも「ちりめん山椒」を作ることにしました。まずは竹林脇の山椒の木から、山椒の実を収穫します。
まだ枝付きの状態で実を採ったのがこれです。
ここから枝を取り除くのが面倒くさくて、根気がいる作業です。わが家ではこういう面倒くさいことはボクが担当することになっています。女房は「そもそもワタシ、山椒ってあまり好きじゃないし」っていうスタンスです。まずはその作業の前に、枝がついたまま粗茹でします。10分くらいかな?
ここから根気のいる作業がスタートします。ボクは2段階ロケット方式で、まずは大きな枝を取り除く段階。続いて実に付いている小さな枝を取り除く段階と分けています。
上の画像は第1段階が終了時点、下の画像が第2段階終了時点です。この違いと作業の大変さをご理解いただけるでしょうか?
まぁ、こんなもんでしょ。続いてこれを本茹でします。
塩を少し入れて、20分ほどお湯を沸騰させながら茹でました。山椒のいい香りが、キッチン中に充満します。
これを冷水に晒してアク抜きします。このアク抜きの時間は好みで調整します。ピリッとした刺激的なのが好きなら30分〜1時間。マイルドなのが好きなら2〜3時間ってとこでしょうか。ボクは今回40分ほど冷水に晒しました。
その間に「ちりめんじゃこ」を下準備です。
スーパーの安売りで買ってきた「訳あり(不揃い)ちりめん」。これを2パック準備しました。
酒とみりんと醤油と砂糖と水で作った煮汁を鍋で沸騰させてアルコール分を飛ばし、そこに軽く水洗いして塩分を落とした「ちりめん」をぶち込みます。煮汁の量が半分くらいになるまで煮詰めます。
いい感じになってきたら、そこにアク抜きをした山椒の実を入れます。今回は半分を使用。残りはジップロックに入れて冷凍庫に保存です。
はい。山椒の実を入れて煮汁がほとんど無くなるまで煮詰めます。味見をして、必要に応じて醤油や塩で好みに応じて味を整えます。
はい、できあがり。ご飯にかけて食べる「手づくりの『ちりめん山椒』」。これは最高です。京都の老舗メーカーの「ちりめん山椒」にも負けない「わが家の味」の完成です。ご飯、何杯でもいけまっせ!