タケ・タケ・エヴリバディ!

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たった7年間?飛鳥の巨石遺跡!

2025年02月26日 | 徒然なるままに

先週NHKで放送された「歴史探偵」がとても面白かったので、今日はその話題です。ボクはこの番組を毎週見ているわけではないのですが、SNSで「飛鳥の巨石遺跡の特集が面白かった」という書き込みを見て興味をもったので、録画した番組を視聴したというわけです。わが家のレコーダーは「全局全番組録画(5局ですが)」なんですよ。1週間分は自動録画されているので、とても便利です。

今回「歴史探偵」のテーマになった「巨石遺跡」は、奈良県飛鳥地方に点在する石で作られた謎の建造物(オブジェか?道具か?芸術か?)の総称です。中でも「石舞台古墳」とか「酒船石」などが有名ですよね。

奈良県飛鳥地方のわずか数キロ圏内の狭いエリアに、これだけの巨石遺跡が集中しているってこと自体が不思議ですよね。誰が?何のために?どうやって?って。不思議なことや謎がいっぱいです。この番組は、この謎に迫るとても興味深い内容でした。

実はボクがこの「飛鳥の巨石遺跡」に初めて興味をもったのは、今から50年ほど前の高校生の頃でした。国語の先生だったか社会科の先生だったかは忘れましたが、教科担任の先生が授業の中で松本清張の「火の路」という小説を紹介してくれ、それを読んだのがきっかけでした。詳細はもう忘れてしまいましたが、酒船石遺跡や益田岩船遺跡といった謎の巨石とペルシア文化やゾロアスター教との関係が語られたり、それに殺人事件が絡んだりなど、当時夢中になって読んだ記憶があります。

今回の番組内でも「酒船石の謎」を追求しており、CG画像を駆使したり、3Dプリンターで1/5模型を実際に作って実験したりなど、とても面白かったです。これを見ながら「そう言えば、酒船石や石舞台で撮った写真があったよなぁ…」と、25年前の家族旅行ことを思い出しました。終活で多くの写真は処分してしまったのですが、1枚だけ残っていましたよ。

今から25年前。ボクら夫婦が40代前半で娘が小学校高学年の頃の夏休みに、家族3人でレンタサイクルを借りて飛鳥の巨石遺跡を散策したのでした(当時高校生だった息子は同行せず)。上の写真で妻(右)と娘(左)が腰かけているのは、なんと実物の「酒船石」です。ちなみにこの少女は現在36歳。2児の母になっています(笑)。

番組を見ながらビックリしたのは、この「巨石遺跡群」が作られたのは、日本の長い歴史の中で「たった7年間のみ」だったということです。飛鳥時代の中でも、女帝・斉明天皇が即位していた時代だけなんですね。番組内ではその「目的」や「なぜ巨石文化が終焉したか」についても、わかりやすく考証していました。おもしろかった!ボクはもう1度、この地を訪れてみたくなりましたよ。ぜひ残りの人生の中で実現させたいと思いました。

番組の中で、もう1つビックリしたことがあります。番組内の説明の中で、ボクも高校時代に学習した記憶のある「白村江の戦い」が登場しました。これってボクは間違いなく「はくすきのえのたたかい」って習ったんですよ。これが番組内では「はくそんこうのたたかい」って紹介されていたんですよ。何ということでしょう!さらに「中大兄皇子」は「なかのおおえのおうじ」って習いましたよね?これも「なかのおおえのみこ」でしたよ。

「歴史の学習内容はアップデートしなければ!」って、今回も痛感いたしました。

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