タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

麒麟山・超辛口

2024年08月21日 | 食いしん坊バンザイ

20年前に阿賀町に単身赴任して以来、日本酒「麒麟山」のファンです。淡麗辛口。スッキリした味わいはとても飲みやすく、味わいがあります。しかも庶民が毎日の晩酌で飲める価格設定のお酒がラインナップにあることが、何よりも魅力です。そういう意味(味と価格のバランス)で、長岡の「吉乃川・厳選辛口」と阿賀町の「麒麟山・伝統辛口」はボクの中では、最高ランクの日本酒です。

その「麒麟山」のラインナップに、ブラックボトル(超辛口)があるのを最近知りまして、早速購入しました。

「麒麟山」は数年前にパッケージが一新され、麒麟山を幾何学的にデフォルメしたラベルが貼られています。そのブラックバージョンが、この「超辛口・麒麟山」です。

ちなみに左の青い江戸切子のお猪口は、ボクが日本酒を飲むときに愛用しているモノです。この猪口で日本酒を飲むと、一段と風味が増すような気がします。

「辛口×辛口」「超辛口」「すっきりとし、てキレ抜群」「心地良い旨味から徐々に辛さがふくらむ究極の淡麗酒」ですよ。なんかもう、これらのワードだけで痺れますね。冷やでいただくのもいいけど、55℃にお燗して飲むのもいいらしいですよ。今度ためしてみなきゃな。最近「美味い日本酒は冷やで」みたいな風潮が強いけど、「酒を燗する文化」ってやっぱり大切にしなきゃですよね。守るべき日本の伝統だな。

まぁそんなわけで、今日は夕方からバイト(18〜21時)だったので、さっき帰宅して遅い夕食をつまみながら、「麒麟山・超辛口」をチビチビやっております。あぁ幸せ。

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この季節は戦争と平和について考えたい!(NHKの3番組)

2024年08月20日 | 読みました!見ました!

先週の8月15日は終戦記念日でした。毎年この時期には新聞やTVでも、80年前に行われた太平洋戦争について大きく取り扱います。「戦争を知らない子供たち」が既に高齢者となった今、戦争の悲惨さや平和の尊さについて全国民が関心をもって学んでいくことは、歴史を後世に引き継いでいくためにも極めて重要なことだと思います。

ボクもこの夏にいくつかの新聞記事やTVの特別番組(やドラマ)を見て、あらためて「太平洋戦争」や「日本の犯した失敗」について考えさせられました。今回はその中から、特に心に残ったNHKの3つの番組を紹介します。

1つ目は、17日(土)に放送された「NHKスペシャル“一億特攻”への道 ~隊員4000人 生と死の記録~」です。番組では15年に及ぶ取材で、特攻隊員約4000人の本籍地や経歴を徹底調査し、それを日本地図上に表示しました。更に番組内では、隊員がどのように選別されたのか、これまで謎だったその実態に迫る極秘資料も公開されていました。

この番組で初めて公開された「成績順に並んだ特攻隊員志願リスト」の最上段には、志願の程度を表す「熱望」「望」が記され、人物評や搭乗員としての適正や技量についての上官のコメント、さらに詳細な家族構成までが記されていました。

そしてこのリストを基に海軍省が実際に特攻隊員として選んだのは、成績の最上位者を除き、上位から中位までの搭乗員たちでした。そこには「ある程度の技量は必要だが、最優秀な隊員を一回の特攻で死なせるのは勿体無い」という、軍上層部の冷徹な判断が存在していたのです。隊員たちの志願の程度は選抜には関係なかったのです。

さらに衝撃を受けたのは、当時の日本人が「特攻」を「(国の)希望」とみなし、国のすみずみまで熱狂が支配していく様子でした。その背後には軍とメディアによるプロパガンダや、特攻を軍部内の力学に利用しようという思惑も見えました。隊員たちの心情も描きながら「一億特攻」の真相に迫ったこの番組は、見ているボクら視聴者に大きな衝撃を与えました。これまでにも、ある程度はこの時代のことを理解していたつもりだったんですけどね。特に「教育の戦争責任」ということについても、深く考えさせられました。

2つ目は18日(日)に放送された、NHKスペシャル「“最後の1人を殺すまで”〜サイパン戦 発掘・米軍録音記録〜」です。

当時、日本からの移民が多くいた“南洋の楽園”サイパンは、アメリカ軍が太平洋戦争で初めて日本の民間人と対峙した戦場となりました。発掘した音源から浮かび上がるのは、命を投げ捨てて突撃する日本兵と憎悪をかきたてるアメリカ兵の姿でした。そして、軍民混在の中で住民を保護する米軍の方針が崩れていく様子でした。

この戦いで、アメリカ兵の日本人に対する見方は一変することになります。録音記録に元兵士の新たな証言を加え、80年前の戦場を立体的に浮かび上がらせた番組構成は衝撃でした。

当時、戦時国際法であるジュネーブ条約で、民間人の殺害は禁止されてました。したがって、サイパン島上陸作戦に携わるアメリカ軍兵士には民間人保護が厳しく命令されていたのです。しかし、日本人民間人は、日本兵と行動を共にすること、さらに玉砕することを強いられており、そのため日本兵が、保護すべき民間人に紛れてアメリカ兵を殺害することが発生するわけです。これも文民に紛れて敵を攻撃する行為として、ジュネーブ条約が禁止している行為なのですがね。

日本軍による行為によって疑心暗鬼に陥ったアメリカ軍は、民間人も含めて日本人を無差別に攻撃するようになっていきます。さらに東条英機が「生きて虜囚の辱めをうけず」と訓令したことが、玉砕を生み、美化することになります。これが戦争の終結を遅らせ、全国の主要都市への空襲や、広島・長崎への原爆投下の悲劇につながるわけです。まさに悲劇の連鎖です。

番組全体に当時の録音音声が使われているので、そのリアイリティは半端ではありません。衝撃でした。こんな音声データが、アメリカには残されていた(隠されていた?)のですね。ビックリでした。

3つ目は、8月15日に放送されたドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」です。あらすじはこんな感じです(HPより抜粋)。


小沢拓人(中須翔真)はスケボーが大好きな小学6年生。ある日、いつも遊んでいる公園がスケボー禁止となり、友人2人と近くの神社でスケボーをすることに。そこで、神社の管理人をしている81歳の田中喜市(岸部一徳)と出会う。田中は拓人のスケボーに興味を持ち、試しに乗ろうとしたところ、転んでしまい右手を骨折してしまう。拓人の母親・尚美(木村多江)は、田中の右手のギプスが取れるまで、拓人たち3人で身の回りの世話をするように言う。

拓人たちが田中の部屋に通い出すと、聞き上手で優しい田中にひかれ、自然と仲良くなっていった。拓人は学校で起こったこと、身の回りのこと、日常の不満などを素直に話すことができた。ある日、拓人は田中の部屋で自分と同い年くらいの少年が写った写真を見つける。写真について拓人が田中に尋ねると、それは昔の自分の写真だと言い、当時この地域で空襲に見舞われたということを話し始める。田中の戦争体験を聞いた拓人たちは、学校である提案をすることに・・・。


うん、いいドラマでした。岸部一徳の朴訥とした、しかし芯のある演技が光っていました。戦争の生き証人である田中と子どもたちの交流、交流による子どもたちの変化は見ていて清々しいものでした。現在の子どもたちにもぜひ見てもらいたいですね。「チョコバナナ」のエピソードには、ちょっとウルっときました。

3つの番組を見て、「さすがNHKだ!」「視聴率を度外視して、いい番組を作る!」と感心してしまいました。「受信料を払うのもしょうがないかな?」…って、少し思いました。そして、「終戦記念日を含むこの時期に、国民全体で戦争や平和について考えていくことを、これからも日本の文化として継続していかなければいけないな」と強く思いました。実はもう1本、終戦記念日前後に録画しておいたNHKの戦争報道番組があるのですが、時間を見つけてまた視聴したいと思っています。

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「さわやかピンポンズ」納涼会

2024年08月19日 | 食いしん坊バンザイ

先週末に、ボクらの高校時代の部活動(卓球部)の仲間の集まりである、「さわやかピンポンズ」の納涼会が行われました。前回集まったのはいつだったかな?そうそう、4月の半ばでした。ちゃんとブログに記事が残っていましたね。ここのブログはボクの備忘録でもありますから、確認するのに便利です。

 

「さわやかピンポンズ」春の飲み会! - タケ・タケ・エヴリバディ!

「さわやかピンポンズ」というのは、ボクらの世代の高校時代の卓球部の仲間が、40代半ばの頃に「もう1度、卓球をやろうぜ!」と結成した卓球チームです。かつては一緒に大...

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今回は7人のメンバーが集まりました。和気藹々と昔話に花を咲かせたり、近況報告をし合ったり、オリンピックの話題(主に卓球ね)に花を咲かせたり、楽しい時間を過ごしました。いつもは男ばっかりで飲む「さわやかピンポンズ」ですが、今回はボクらが1年生の時の3年生のKさんが紅一点で参加してくれました。やっぱり女性が参加すると盛り上がりますな(話題にできない内容もあるけど…笑)。

7人の参加メンバーの年代としては、ボクの2つ上の今年68歳の学年が1人、1つ上の67歳の学年が3人、ボクの同期66歳が2人、1つ下の65歳が1人です。まぁ、みんな還暦を超えると学年が上とか下とか関係ありませんよね。10代のたった1〜2年間という短い期間に、体育館の隅で一緒にボールを打ち汗を流したというだけの人間関係が続き、こうして40年も経ってからでも楽しくお付き合いさせていただいていること。奇跡的ですよね。皆さんに感謝です。

今回の会場となった「居酒屋『むら』大手通店」は、ボクをはじめメンバーのほとんどが初めてのお店でした。「確かここって、おれたちが高校生の頃は『どさんこラーメン』だったよな?」「部活の帰りに食ったことがあった」そんな会話も弾みました。お客さんも店員さんもは若い子が多く、ちょっとエネルギーをいただいた感じです。上の画像は飲み放題のラストオーダーを聞きに来た店員さんにお願いして、スマホで撮影してもらったのですが、いつものことながら「料理を入れて写真を取ればよかったよなぁ…」という反省の材料になります。なんかもうテーブルの上は「飲み尽くした後」って感じですものね。まぁ酔っ払ってから「よーし!記念撮影だ!」ってことになるので、しょうがないんですけどね。

それでも料理の写真も1枚だけ、シメに出た蕎麦を撮りましたよ。

飲み放題付き5000円のコースの「シメの蕎麦」としては、なかなかいいお味でした。もちろん完食しましたよ。美味かった!(酔っていたので勢いで食べたのですが…)

「次は忘年会だな」「それまでみんな、病気になるなよ!」「〇〇はあの時は元気だったのになぁ…まさかあっと言う間だったな…なんてことは勘弁な!」などと言いながら、楽しい会は散会となりました。2次会に流れたメンバーもいたのですが、今回ボクは翌日早朝に「花いっぱい運動の除草作業」というミッションがあったので、9時のバスで帰りました(翌朝の除草作業は土砂降りの中で行われ、悲惨でした)。

飲み会はとても楽しかったです。仕事を完全に退職して気を遣う飲み会がなくなり(あっても「(可能ならば)出ない」と決めてます)、参加する「飲み会」は気楽な会や楽しい会がほとんどになりました。これって人生にとって、とても重要なことですよね。

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成瀬は天下を取りにいく

2024年08月18日 | 読みました!見ました!

話題の本「成瀬は天下を取りにいく」(宮島未奈・新潮社)を読了しました。この本を図書館に予約したのはたぶん昨年末のことですから、半年以上経ってようやくボクに番が回ってきました。

この本は宮島未奈による連作短編集で、成瀬シリーズの第1作です。第39回『坪田譲治文学賞』、2024年『本屋大賞』の受賞作です。なんか一気にブームになったっていう印象の本です。

まぁ読み始めたら痛快で、ボクも一気に読んでしまいましたよ。滋賀で生まれ育った個性的な女の子である成瀬と、彼女を見守る幼馴染の島崎の、個性溢れる、エモくもなく、甘酸っぱくもない個性的な青春ストーリー。読み終わる頃には、滋賀と成瀬と島崎がいつの間にか好きになっているって感じでした。

ただボク的には、もう少し主人公の成瀬目線で書かれたほうがいいのでは?って印象も受けました。スーパー少女・成瀬の思考回路などにすごく興味が湧くけど、それが描ききれていない印象でした。続編で明らかになっていくのかな?

続編「成瀬は信じた道を行く」もすでに発刊されているので、すぐにでも読みたいのですが、現在図書館は137人待ち。続編を読むのは、まだまだ先になりそうです(来年か?)。その頃には、こちらのストーリーは忘れているんだろうなぁ…。

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愛南町に興奮!(笑うマトリョーシカ)

2024年08月17日 | 読みました!見ました!

わが家ではこの夏のテレビドラマの中で、TBS系の「笑うマトリョーシカ」にはまっています。

印象的な笑顔とリベラルな言動で人気を集め、未来の総理候補との呼び声も高い若き政治家・清家一郎(櫻井翔)。そして、そんな彼を支える有能な秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)。どちらも非の打ち所がなく完璧に見える。「でも、この2人…何かがおかしい」。そんな2人の奇妙な関係を暴こうと、新聞記者である道上香苗(水川あさみ)は、彼らの隠された過去を探っていく。そして、清家が政治家へと昇っていく過程で不審な死亡事故が幾つも起きていたことを知る。それらの事故は、清家に関係している何者かの仕業と思えたが、新たな事実や人物が次々と浮上。そしてそれは、突如事故死した道上の父ともつながっていく…。

まぁ、こんなあらすじなんですがね。この櫻井翔と玉山鉄二が演じる2人の主人公の故郷が、愛媛県なんですよ。2人が出会った高校時代の舞台は松山市、そして櫻井翔の生まれ故郷は愛南町…という設定なんですよ。ドラマ内でも「愛南町(あいなんちょう)」という地名が何度も登場します。

わが家はこの「愛南町」に敏感に反応してしまうわけなんです。愛媛県南宇和郡愛南町。愛媛県最南端のこの土地こそが、うちの女房の故郷なんですよ。もっとも「愛南町」になったのは平成の大合併の時で、2004年に南宇和郡の旧5町村(内海村、御荘町、城辺町、一本松町、西海町)が合併して誕生しました。まぁ合併しても「市」になれない、人口1万7千人ほどの小さな町なんですけどね。

まぁそんなことでドラマ内に登場する「愛南町」の名称に愛着と懐かしさを感じつつ、「笑うマトリョーシカ」に夢中になっています。

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