10月12日 久しぶりに土曜休暇を取って山に出かける。昨年より、KENさんに機会があれば紅葉期の石鎚をご一緒したいとお願いしておいたのが、今回実現することになった。KENさんが組んでくれた行程は、13日の御来光を臨むもので、集合時間は12日の夕方。それまでの間、何かやってみようと思い、瓶が森への単独行を計画した。
通常通り起床して、朝食を取る。出発したのは7時40分。高速をいよ西条で降り、R194を南下。通常は寒風山トンネルを抜けて瓶が森林道へと上がるのだが、瓶が森の手前で落石があり、目的地まで到達できないとの情報で、長沢ダムを経由してよさこい峠を目指す。
途中、道沿いに氷室の大滝が見えるので、小休止を兼ねて撮影。時間は10時過ぎ。この時間だと滝は影の中であまり絵にならない。水量は豊富だが、三脚を据えるほどでもないと判断し、早々に氷室の大滝を辞す。近くの看板に「手箱谷のつり橋は使用不可」とあった。この不付近からつり橋経由で手箱山に向かう登山口があるようだ。
よさこい峠を通過し、瓶が森へと向かう。駐車場に着いたのは10時50分。20台以上の車が止められており、県外ナンバーも多い。登山靴に履き替え、装備を持って出発したのは11時過ぎ。
冬に瓶が森を訪れた際、KENさんについて男山は登っていたので、今回は女山から登ることにする。瓶が森の頂上(1892m)は女山の方なので、瓶が森に登ったというためには、やはり女山を登らなければ。
登山道入り口にある標識に、通行止めの案内がある。冬に道を間違えた際に通過した橋のあたりが通行できないようだ。予定していた道より少し下を通る道で女山に向かう。天候は良く、青空の中山頂を見上げると、吹き抜ける風がとても気持ちいい。
登山道は一部笹原をかき分けて進む場所はあるものの、整備された歩きやすい道で、さすがに人気の登山道である。氷見二千石原の笹原を抜けて、女山頂上に着いたのは11時55分。ここまで50分程の行程である。
頂上に近づくにつれ、雲が流れてきて、付近を覆い始める。風があるので、吹き払われた雲の合間から青空が見える。隣にある西黒森の山肌が、雲が払われた後は、びっくりするほど近くに見える。
頂上で昼食を取った後、男山に向けて稜線を歩き始める。600mほど先の男山でさえ見えなくなる雲が、風で払われて時折姿を現す。姿が見える度カメラを向けてみる。
男山頂上から見下ろした瓶が森林道。冬に来た時はガスで見えなかったが、こんなに近くに見える。崩落場所は、こちらからが陰になっている崖のどれかだろうか。
男山頂上で、三脚を据えている方がいたが、雲のせいで思うように取れないようだ。石鎚が全く姿を現さないと嘆いておられた。長い柄のついた鎌をもった方々に出会ったが、登山道整備の方だろうか。
右の写真は、登山道の脇に時折見かけるリンドウの花。
男山から降りる道の途中、石鎚を臨む絶好のポイントがあると聞いていたが、石鎚は雲の向こう。一度も姿を見ることができなかった。これだけ晴れていても。山の気候は難しいものである。
冬に登った際、夜間登山だったのと、帰路はガスに覆われていてよく見えなかったが、瓶が森の東面は急な崖ばかりである。高所恐怖症の私には、覗き込むのも怖いほどだが、風景としては好みである。
駐車場に戻ったのは13時過ぎ。約2時間では登山とは言えないかも。駐車場ができて容易になったと聞くが、思った以上に楽な行程だった。歩いたのは6,850歩。
瓶が森登山が早く終わってしまったが、他に行く当てもないので、集合場所の土小屋に移動。ここから見る瓶が森は、頂上付近が雲に隠れているが、青空バックに美しい姿を見せてくれる。
土小屋の駐車場は満車に見えたが、少しづつ空きが出てきているようだ。できるだけ店に近い場所を探して車を停め、しばし仮眠。
目を覚まして前を見ると、すぐ前に覚えのあるナンバーが。KENさんの到着である。時間は3時40分頃だったろうか。車を降りると、冷たい風が吹き付けるせいでかなり寒い。慌ててフリースを重ね着する。KENさんと話していると、背後にいつの間にかまっすーさん。彼も早く来て、瓶が森林道の崩落場所まで行ってきたそうだ。
明日に備えて、国民宿舎近くの駐車場に移動し、そこで明日の日程を確認。確認を終えると、KENさんが一杯やろうと、ビールとおつまみを取りだす。KENさんは、私が飲めないのを覚えていたのだが、まさかまっすーさんも飲めないとは思わなかったようで、少し当てが外れたようだ。場所をKENさんの車の中に移し、10/3-8の間、KENさんが涸沢を訪れた時の話を聞いたりしているうちに時間が過ぎていく。KENさんが沸かしてくれたお湯でカップラーメンの夕食を取り、明日の装備を準備すると早々に就寝。
いずれは車中泊をと思って買ったシュラフに潜り込むが、CROSSROADは完全フラットになならないので車中泊にはあまり向かないようだ。眠い時の仮眠とは少し勝手が異なる。
シュラフは3シーズン用だが結構低温対応のもの。しかし久しぶりのシュラフだったが、薄着でもぐりこむものではないと実感した。車のヒーターを入れるという手もあったが、ガソリンがもったいなく感じるので、エンジンは切っておいた。
時間は8時過ぎと、まだ早いためかなかなか寝付けなかったが、いつの間にか眠ってしまったようで、11時前頃に付近で何かを探している人たちのせいで一度目覚めた以外は、しっかり睡眠をとることができた。1時20分、スマホのアラームで目を覚まして出発準備を始める。
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