1月20日 日曜日 庵治の港からだるま朝日が期待できる時期である。曇り模様であるが、とりあえず庵治の鎌野港へ。ここでの撮影は初めてなので、手頃な場所に車を停めて、港内を探索。堤防脇のエリアに車が2台。朝日狙いか? 片方の車はもしかしたらtomi3さんかも、と思いながら、車に戻る。しばらくすると、車が一台増え、カメラを準備し始めたので、こちらも堤防脇へ移動する。
カメラと三脚を持ち出して、先ほどの人たちに近づいて挨拶すると、やはり一人はtomi3さんだった。先日の大神子海岸でのだるま朝日について感想を頂いたりしながら、日の出を待つ。
やはり雲が厚くて、水平線に薄ぼんやりとオレンジ色の光が見えただけ。tomi3さんは早々に撤収したので、こちらもすぐ撤収。これから東温市に向かうのである。
志度ICから高速に乗る。眠気覚ましに途中PAで休憩しながら、川内ICまで。そこからR11を少し戻り、R494で山中に。時折残る雪を見て、少しは期待が出来るかと思いながら、白猪滝駐車場へ。
駐車場に入ろうとすると、見覚えのある顔が手を振っている。おいわさんである。お嬢さんのアッシーがあると聞いていたので、今日は来られないかと思っていたが、時間がとれたらしい。長靴を履き、ザックを背負っておいわさんと一緒に出発。
東温アルプスガイドのことや、最近の野草のことなどを話しながら、遊歩道を進む。有料駐車場を過ぎてしばらく行くと、遊歩道は凍りついて滑り始めるので、滑り止めを付ける。おいわさんはまだそのまま歩いて行く。いくら登山靴とはいえ、相変わらずのバランス感覚である。
白猪の滝が見える直前の歌碑の前で、おいわさんがアイゼンを装着している。私もそこで滑り止めを、簡易アイゼンに付け替える。
滝は半分くらいの凍結具合だろうか。水流が落ちているのが見える。一昨年は完全凍結だったが、そうそう都合よくはいかない。
滝見台への遊歩道を歩いていると滑る。足元を見ると簡易アイゼンがはずれている。締め直してみるが、少し歩くと又外れてしまう。滝直下まで辿りついた時、片方のアイゼンはなくなってしまっていた。仕方なく滑り止めをつけ直す。ほんの数ミリしか鋲の出ていない滑り止めでは今ひとつ不安だが、無いよりはずっとマシ。
滝前には既にKurenaikaiさんが、撮影中。声をかけると、そばにはなかちゃんもいた。今日ここで会えるとは思っていたが、こうも揃うと運命的?それとも物好きの集まりか?
今日は正道会空手の寒稽古がある。おいわさんからその情報をもらったので来たのだが、皆同じだろう。さすがに今日はカメラマンが多い。寒稽古がはじまるまでの間、皆それぞれ撮影していく。
水が流れているので、氷は既に融け始めている。融け始めた氷柱は透明で、ガラス細工のような美しさがある。
なかちゃんが、壁面に張り付くようにして撮っていたので、私も同じ場所で撮ってみる。
青空を期待していたのだが、残念ながらバックは曇り空である。
11時を過ぎ、寒稽古のメンバーが上がってくる。滝壷は凍りついているとはいえ、溶け崩れて下の流れが見えるところもある。寒稽古が出来る場所は限られてくるので、撮影の為のいい場所を探して陣取る。
おいわさんも滝前に戻ってきて、「桑さん(KENさん)が来たよ」という。ここまでいつものメンバーがそろううとは。
寒稽古のメンバーが滝前に揃う。皆の並びを見て、自分の場所が今ひとつであることに気付くが、もう遅い。
寒稽古が始まる。メンバーよりカメラマンの方が多い。滝見台の方から撮影している人もいる。
稽古風景を撮影。場所の関係でUPがいまひとつなので、少し広角気味に滝を入れて撮影。
そろそろ終わろうかという頃、滝の下部3m程の氷の塊が、轟音と共に崩れ落ちた。誰も怪我することがなかったのが幸いである。右の写真は帰り際に撮った全景。氷壁が一部崩れ落ちているのがわかる。
稽古が終了すると、おいわさんがさっさと降りて行くので、私も続く。なかちゃんたちはまだ上に残っているのにと思ったが、おいわさんには急ぐ理由があったのだ。
おいわさんが、白猪屋のおでん食べますかというので、是非とお願いする。以前から食べてみたいと思っていたが、一人では寄りにくかったのである。
車に装備をおいて、すぐ下の白猪屋へ。おいわさんと同じようにコンニャクを注文したが、これが絶品。この店手作りと聞いたので、お土産のコンニャクも買ってしまった。
時間は12時半過ぎ。車に戻るとなかちゃんが降りてきていた。これから愛媛新聞・読者の写真の展示場に寄るといったら、なかちゃんも行く予定なので、会えるかもという。ほぼ、同時に出発した所為か、松山市内に入るまでなかちゃんの車とはほぼ並走していた。
愛媛新聞社の一階フロアで、昨年の読者の写真表彰作品が展示されている。3年前に年間大賞をとったなかちゃんは、昨年の年間優秀賞を始め、何点も展示されていた。
御来光や高瀑といった一緒に行った時の作品もあったが、それ以外もいいシーンをとらえたなかちゃんらしい作品の数々だった。
それ以外にも常連さん達の写真には学ぶべきものも多く、ここまで見に来たかいがあった。
松山市内に来たもう一つの目的、おいわさんに教えてもらった「石鎚の表情 福島勲写真展」。フジグラン5階で今日まで開催されている。来週にはMAKさん達の「くもの会」の写真展がある。
福島さんの写真は、石鎚にかかわるものばかりだが、見事な一瞬をとらえたものばかりで、すっかり魅入られてしまう。受付の横で写真集を販売していたので、衝動買いしてしまった。
三時過ぎ、松山を後にする。早起きしたので運転中眠くなる。石鎚SAで眠気覚ましの休憩をとった後、帰宅したのは5時10分。
走行距離 387km 10,464歩。あちこちで顔見知りに会えて、楽しさ満点の一日であった。