5月27日 山の神に会いに のつづきです。
水車の滝を後にして、山の神の滝に戻る。滝口から右岸側の崖つたいにワイヤーが張ってあるのでそれを伝って、滝下に。滝口を通過する際に、滝の横顔を取ってみたが、今ひとつ。もっと角度を工夫してみるべきだった。足場が悪かったとはいえ、せっかくの秘境滝、もったいないことをしたと後悔している。
滝前から、三脚を据えて撮影開始。その時は結構いい出来かと思ったのだが、帰って確認すると、滝前で感じたあの荘厳さが伝わってこない。もっといろいろな角度、特に上下の角度を工夫してとるべきだったと、こちらも後悔している。
ザックに装備を片づけながら、低い位置から山の神下の滝が、改めていい感じに見えたので、しまいかけたカメラと三脚を再度引っ張り出した。
自分としては、上の写真が一番ましに思える。上下角度をもっと工夫すべきだったと後悔したのは、この絵があったから。最後に滝壷への落ち際をUPで。
装備を背負い、元来た斜面を戻る。右の写真は登り際に咲いていた白い花。緑の渓谷で白い花は、いいアクセントになる。
斜面を登り切り、遊歩道にたどり着くまで20分。緩やかな部分を探すより、一気に尾根の稜線まで登り切った方が、楽なようだ。ただ、顔を上げた正面に蛇の顔があったのには驚いた。
山の神の祠まで戻った時には13時半。下の滝を訪れるには時間的に厳しい。少しでも迷ったら、遅くなってしまいそうである。上の滝も再訪したいと思ったので、下の滝はその時までのお楽しみにしておく。
下の滝をパスしたため、少し時間に余裕ができたので、花を見かけるとカメラを取り出して撮影。これは「フタリシズカ」かな。
時折崩壊している道を慎重に戻り、最初の沢に到着。最後の急斜面をゆっくり下りる。ここまで帰ってきて、最後にこけたりしないように!
14時40分、菊千代谷を離れる。大釜の滝を過ぎ、土須峠を越え、神山町経由で帰路に着く。
帰宅したのは16時50分。241km 12,024歩。山の神の滝に出会えた感動と、うまく写せなかった悔いと、そんな複雑な気分の遠征だった。この滝は秋に再訪してみたい。