2月23日 かねてより高瀑の氷壁を見に行こうという予定だった。おいわさんが、高瀑に行く先にはまず私のスケジュールを確認してから日程を決めるため、この日は早くから決まっていた。
2月の初めには雪が少なく、氷瀑が見られるかどうか不安だったが、その後の寒波で逆に道が心配になった。当初9人が参加予定だったが、最終的な参加人数は5人となる。
いつも通り6時前に出発して高速を西へ。いよ西条でおりてR11からR194へ移り、山の方を見ると雪に覆われている。道には雪がなかったので大丈夫かと思ったが、県道12号から、高瀑渓谷への山道へと分岐した途端、除雪された雪が道端にかたまっている。諏訪神社に到着したのは7時20分、すでにKurenaikaiさんが待っている。
まもなくKENさんの車に同乗しておいわさんとなかちゃんが到着。私の車に装備を移し、2台の車で林道へ侵入する。最初はほとんどなかった雪が、数百m進んだところから道を覆い、約4km進んだところで車の轍が消えたため、少し広くなった道端に車を停める。
Kurenaikaiさんが少し先まで走ったが、雪が深くなって進まなくなってしまって引き返してきた。
時間は8時28分。登山靴に履き替え、スパッツをつけ、ザックを背負って、雪道を歩き始める。
膝下まで雪に沈みこむような道を歩くのは、苦労の割にペースが上がらない。踏み跡をたどる私でさえ大変なのに、先行して踏み跡をつけていくおいわさんの体力は尋常でない。
手掘りトンネルを越えるあたりから雪質が変化し、先行した足跡の上を歩いても沈み込む。深さ20cm以上の穴に足を突っ込みながら歩くのだが、沈み込む上に、次の一歩の為に足を大きく上げなくてはならない。これは大変な作業で、さすがのおいわさん・Kurenaikaiさんもペースが落ちてきた。
高瀑遊歩道入口に着いたのは12時36分。いつもなら車でここまで来られるのだが、4時間以上歩いてきたことになる。後で計算すると、約6kmも雪道も歩いたようだ。
休憩小屋で昼食を食べながら、今日は高瀑を断念することが決定。この状態だと高瀑まで2時間以上かかると予想されるため、撮影時間を考えると、この場所までかえってくるのは夕方5時ごろになる。そうなると車に戻るのは夜9時・・・。という状況なので、この辺りで少し撮影して引き返すことに。
おいわさんのレポートを読むと、撤退に関しては私の判断が最も重かったようだ。そんなに意識したつもりはなかったのだが、運転手ということで、気を使っていただいたようだ。
食事を終えて、30分程時間を取るというので赤ノベラまで行こうと思ったのだが、先行者がいないので遊歩道が見えない。これでは赤ノベラまでもさえ行けそうもなく、休憩所周辺でポイントを探す。
記念写真を撮って、14時07分休憩所をあとにする。登ってきた足跡を逆にたどって歩くのに、やはり沈み込む。しかし下りでもあり、ペースは登りより早い。
手掘りトンネルでの休憩の後、なかちゃん先行でどんどん下りていく。時折地面が見えるようになると、なぜか私が先行していた。車に戻ったのは16時39分。登りには4時間以上かかったのに、下りは2時間半。諏訪神社まで戻り、装備を積み替えて解散したのは17時15分。さすがに今日は皆お疲れである。
帰宅したのは19時過ぎ。往復12kmの雪道散歩は、「ここまでやればこれもいいか!」というレベルで、高瀑撤退した口惜しさを忘れてしまう程だった。ただ、今日は快晴、青空の下の高瀑の氷壁が見られなかったのはやはり残念。
259km 19,478歩