一昨年より11月3日は小田深山渓谷を訪れている。
一昨年は少し遅く、昨年は好天にも恵まれベストのタイミングだった。
今年はまだ早いかと思ったが、先週「てくてく歩き」のKAWAさんが小田深山の偵察記録をUPされていたので、頃良しと判断して訪れる。11月に入ればお楽しみ遠征3連があるので、今年は今日しかない。予報は雨だが、それもよし。
5時半出発、松山ICで下りて南へ。SOLFA(小田スキーゲレンデ)横を通過した後、県道沿いに流れる小さな沢に黄葉が映えて綺麗だったので、期待が高まる。
しかしながら、やはりまだ早すぎたようだ。色づいた木はわずかしかない。気になったのは葉を散らした木が目立つこと。お気に入りのポイントの一つである上流側吊り橋脇、渕に掛る紅葉も葉を散らしてしまっていた。雨のせいだろうか。
駐車場に車を置くと、さすがに今日は誰もいない。この渓谷には9時過ぎに朝日が入り込むので、それを狙って、いつもなら数人のカメラマンがお気に入りの場所でスタンバイしているのだが、この天気・時期では無理もないか。とりあえず、駐車場すぐ南側のお気に入りの場所へ。
この時点ではまだ雨は降っていないが、ウィンドブレーカーをはおる。色づいた木を中心に気に入った風景を撮影していると、結構いける。
昨年は朝日に透ける紅葉、水面に映る紅葉、青空バックに映える紅葉・・・だったのだが、今日は水量が多いので、昨年とは全く違った狙いになった。雨の中、しっとりと柔らかい雰囲気で撮りたかったのだが、まずまずだろう。
本格的に雨が降り始め、木々の陰やウィンドブレーカーではもたなくなったので、半分ほどのエリアを回っただけで切り上げる。それでも2時間が経過していた。
いつもは来た道を引き返すのだが、今日は別の目的があるので先に進む。深山荘を通り過ぎ、久万高原町へ入り、県道328号を大川嶺へ。ススキ野原など綺麗な場所だと聞いたので、どんなところか見てみたかった。
下の写真は、県道328号沿いに見たワンシーン。思いもかけない出遭いのシーンだった。
残念ながら、大川嶺ではガスの為全く何も見えず。途中ガスにかすんだ紅葉も見えたが、細い道で車を停める事が出来ず、撮ることはできなかった。この場所もカルストの一角で稜線に道路がある。天候が良ければ見事な眺めだろう。またお気に入りになりそうな場所を見つけてしまった。
美川スキー場の脇を通り、山道を下る。国道に合流したところにあるのが軍艦岩(御三戸嶽)。いつも通り過ぎるので初めて撮影してみた。撮ってみると印象的な場所である。
早朝の出発だったので、途中仮眠して、後はまっすぐ帰路につく。帰宅したのは16時。走行距離435km 3,369歩。もっと歩くはずだったが、雨では仕方ない。