3月25日七折梅園より続きです。(最終回)
森の交流センターを出て、向かったのは川内インター手前の見奈良地区。菜の花の名所で、綺麗な写真を見せてもらっているので、一度この目で見てみようと思っていた。
見当をつけた場所が違っていたらしく、川内ICまで出てしまった。雲天なので、引き返すほどの執着もなく、R11にのって東へ。
次に寄ったのは西条市の實報寺。ここの一樹桜は昨年見逃した桜のひとつである。まだ未開花だと思ったが、場所確認に。案の定、まだ固いつぼみだった。
そして最後の目的地、新居浜の明正寺。ここは三年連続である。
善通寺の涅槃桜の元樹と聞いて興味を引かれ、訪ねたのが最初だが、お気に入りの桜である。
海に近く、一歩出れば港という場所にあって、静かなたたずまいと、美しい桜。もっと訪れる人があっていいと思うのだが、ここで桜目当てのカメラマンにあったことはない。
時間は16時頃で、既に陽はかげり、バックに青空もなく、絵としてはさえないが、訪れたときの雰囲気はとてもいいものである。ここにも今年はメジロがいない。昨年は群れがいたのだが。調べていると、あちこちで野鳥の訪れがないことに対する、驚き或いは危惧のコメントが出ている。今年に限ったことであればよいのだが。
明正寺を後に、帰路につく。
帰宅したのは17時20分。362km 6,785歩の幸運あふれた遠征だった。