この冬は国見山の霧氷を体験できたので、もうひとつ寒風山単独行を計画していた。なかなか日程が合わなかったが、18日は晴れの予報なので、やっとトライできる。
寒風山は二度目だが、二年前の冬はKENさんに同行をお願いしていた。ルートがわかりやすいのと、登山者が多いので単独でも大丈夫だと思い、霧氷を期待していく事に。
出来れば朝日に染まった霧氷を見たくて早朝出発。国道ではほとんど雪を見かけなかったが、旧道に入るとすぐ真っ白な雪道に。先日の脱輪の件もあるので慎重に走る。新雪ではなく、凍った雪なのでバリバリと音を立てながら、時折でくわすアイスバーンでは徐行してようやく寒風茶屋に到着。すでに準備中の方が一人、私とほぼ同時に到着した方が一人。二人に少し遅れて出発するが、不慣れで足が遅いため、二人に追いつけるはずもなく、ただ踏み跡をたどっていく。
しばらくして、眼鏡を換えるのを忘れていたことに気付く。調光グラスでないと、雪山はまぶしいだろうが、今更取りに戻る気にはなれない。
出発が6時17分では日の出に間に合うはずもなく、太陽が顔を出してきた。
桑瀬峠まで一時間。太陽はすでに登りきっている。
桑瀬峠から伊予富士方向・寒風山方向を臨むが、霧氷は見られない。
先行者の一人は伊予富士方向へ向かったようだ。前日までのトレースにひとり分の足跡が刻まれたルートをたどって寒風山へ向かう。
途中、わずかだが霧氷らしきものに出会えた。
頂上の少し手前、風が通るルートなのかしっかり霧氷がついている。
写真を撮りながらなので、桑瀬峠から2時間かけて寒風山頂上へ。
まだ9時半だが、温かい食事と甘酒を楽しむ。
見下ろすと西条市の様子がはっきり見える。
先行者は笹ヶ峰に向かったようだ。私にはそんな余力はないので下山開始。
温かくなってきたため、霧氷はほとんど解け落ちている。それでも快晴のもと、登山者がどんどんやってくる。下山中に挨拶を交わした人は10人以上いただろうか。
桑瀬峠まで戻ったところで、伊予富士方面から降りてくる人がいる。私より先に出た人のようだ。これから寒風山に向かうというが、伊予富士方面へもかなりの人が向かっているようだ。
正午前に寒風茶屋到着。30台近くの車が停められており、登山者の多さを感じさせる。
帰路は雪が解けて走りやすいかと思いきや、時折アイスバーンになっている場所もあり、登り以上に神経を使った。
国道沿い、大樽トンネルの手前にある「大樽の滝」。滝仲間のなかちゃんが「ミニ高瀑」と呼ぶ滝は、先週あたりは完全凍結していただろうが、今日は融けて氷瀑の名残だけ。
寒風山頂上からFBに投稿したら、島崎さんからメッセージが入っていた。気づくことなく帰宅してしまったが。FBに投稿した際は、時々確認しておかなくてはもったいない。
今年の雪山はこれで終わりにはならない。春分の日の寒峰はいつも雪が残っているので、また楽しめればいいなと思う。