ある会合の為、半年ぶりの東京。会合に参加するのは3回目だが、飛行機の時間の都合で、いつも時間が余ってしまう。次の便にすると今度はギリギリになって余裕がないので、東京に不案内な私には厳しい。とはいえ、三度目になってだいぶ乗換にも慣れてきたので、次からは一便遅らせることにしよう。
今回は、飛行機を降りた後、すぐ展望デッキに登りカメラを取り出す。持ってきたのはD5000sに28-300mm。しばらく第一ターミナル側で、着陸する飛行機を撮った後、お気に入りの場所へ。
お気に入りの場所は、第一ターミナルから東方向、第二ターミナルを間にはさんで、離陸する飛行機が見える場所。バックにいいものが入るとの、条件が良ければスカイツリーを入れられる。
風の方向の関係で、北向きに飛び立つ飛行機は少ないようなので、再び着陸する飛行機を狙う。
767(?)の着地時に白煙が上がる。737でも白煙は上がるが、機体が大きいとやはり迫力がある。東を向いているときに787が着陸したのだが、撮れなかったのが残念。
ふと西方向を見ると 少しかすんで富士山!
約一時間ほど飛行機を追いかけてから、地下に降り、京浜急行で目的地に。
帰りも時間の余裕をとりすぎて時間が余るので、今回一便早めたのだが、会合が長引いて余裕がなくなった。お土産を買っていたら出発15分前に搭乗口に着くタイミング。デジイチを出すのも面倒なので、スマホで一枚。高松まで送ってくれる767-300である。
今日は約一万歩歩いた。東京で生活すれば、否応なく歩く習慣がつくだろうなと思いつつ、高松に着くと、やはり高松がいいと実感してしまう。
9月23日 この日は、会社の同僚を連れての滝めぐりが企画されている。仕事柄、私の部のメンバーは皆運動不足気味。見かねた一人が、運動がてらにミニハイキングを提案し、どうせなら普段見られない風景をということで、行先は私に一任された。普段着で訪れられる場所として、神山町の雨乞いの滝を行先に選び、部員全員(5名)参加で遠征決行!
9時に会社に集合して出発。途中休憩を取りながらでも目的の場所まで2時間と想定していたが、話に夢中で一度道を間違え、少し回り道をしてしまった。
予定の11時を少し回って雨乞いの滝駐車場到着。少し前に工事の為通行止めだったので、どこを直したのかと思っていたら、駐車場が広がり、第二駐車場までできていた。この日、すでに第一駐車場は10台以上の車で埋まっている。こんなに訪問者が多いのは初めてである。
皆バック一つ持ったくらいの軽装だが、私だけザックを背負う。なかには、自分だけなら使わないが、必要になるかもしれないものがいくつか入っている。さらにストックを一本。これも誰かが使う可能性を考えてである。
遊歩道の最初は急坂。慣れない人には最初から難関である。ゆっくり歩こうと声をかけながら、私は最後尾を歩く。男性二人が少し先行するが、女性二人に負担をかけないため、最後尾に私がいた方が安心かと思ってである。
左はうぐいす滝を前に勇んで撮影する男性陣。
不動滝・地獄淵・もみじ滝と滝ごとに立ち止まりながら、意識的にゆっくりと登っていく。
観音滝が見えてくると、あと少しである。ここでも男性二人は河原に降りて撮影。今日は水量が多く、迫力があるとはいえ、本滝を見ずしてすでに滝を満喫しているようである。
観音滝脇の階段で、降りてくる集団とすれ違う。道を譲りながら、駐車場に車が多かったのも道理だと納得する。すれ違ったのは5家族程であっただろうか。
そして休憩所を過ぎて岩場を回り込むと、目の前に立派な直瀑が飛び込んでくる。「すごい」と皆一様に興奮するが、私は「右を見て」と右方向を指さす。岩場輪をさらに回り込むと、雨乞いの滝・雌滝が正面に現れる。
水量が多いのと、倒木で動けるスペースが少ない。長靴であればと思うが、今日は仕方ない。何とか三脚を据えて撮影開始・・・。と気づくと、他の皆は一通り撮影して満足したのか、休憩所の方へ戻ろうとする。慌てて呼び止めて、記念撮影。滝仲間と行けば、記念撮影はいつも私の役目なので、こういうときでも記念撮影はしておきたい。ただ、慌てたので少し不明瞭な記念写真になってしまった。
休憩所に戻って、弁当を開く。来る途中のコンビニでそれぞれに買ったものだが、やはりこういう場所での食事は気分が変わって楽しかったようだ。少しは私の世界を理解してもらえただろうか。
食事が終わって一息つくと、もと来た道を戻る。急な坂なのでゆっくり降りるよう皆に注意しておいて、私はやはり最後尾をついていく。ストックは女性の一人に渡してある。急坂はまともに降りると膝にくるので、少しでも負担が減らせればいい。
右の写真は観音滝を滝口から。
駐車場まで戻ると、第二駐車場まで車で埋まっている。さすが百選滝というところだが、正直これだけの人が訪れるのを見たのは初めてである。
お土産と休憩のため道の駅に寄った後、高速を使わずに一般道を走る。途中工事中の為、川沿いの細い道を走ったのだが、離合の難しい道なので、対向車があるたびに皆「わっ」と声を上げる。山道を走りなれた身には何ともないのだが、普通に走っている人には怖い道かもしれない。
香川県に入り、彼岸花を見るためにみろく公園に向かう途中、ふと思い出して寄ってみた東かがわ市の田んぼアート。今年はすでに新聞報道されたのだろうか?
組まれた足場に登るのは、高所恐怖症の人にはつらい。さっと登って、一目見て、すぐ降りていく同僚を見ていたおかげで、自分が高所恐怖症であることを気にすることもなかった。
そして、目的地のみろく公園である。
奥の彼岸花園に着くと、黄色い花はもうほとんど終わっていたが、赤い彼岸花が色あせてピンクに見えるのが面白かった。もしかして、色あせたのではなくこういう色なのだろうか。
同僚のうち、徒歩通勤をしている一人を除いて、皆彼岸花園の下で座り込んでいた。やはり皆運動不足である。上まで上がってくれば、まだ黄色い花が残っていたのに。
公園内に戻って、赤や白の彼岸花が咲く斜面を通過する。一人でないのでじっくり粘ることはできないが、せっかくなので気に入ったシーンをいくつか撮っていく。
みろく公園を後にし、途中女性陣の要望で有名なジェラートの店に寄って、評判の味を堪能。会社まで戻った時には16時を少しまわっていた。
今日の走行距離は190km 7,342歩。一人では物足りない内容だったろうが、今回は仲間と一緒に行ったことに意義がある。自分は楽しかったが、参加したメンバーには楽しめてもらえただろうか。機会があれば、またどこかのおすすめスポットに皆を連れていきたいものだ。
9月22日 北谷地区の彼岸花よりつづきです。
北谷地区を後にして、向かったのは同じ松山市の日浦地区。石手川ダムより上流に進み、日浦小学校を過ぎてから川沿いを見ると白い彼岸花が見える。国道が川をまたい出から少し行くと、路肩に駐車できるスペースがあるので、そこに駐車し、ウエストバックをもって川まで戻る。以上、彼岸花の場所及び駐車場所はおいわさん情報による。
国道沿いにも赤い花が咲いているので、所々で撮影しながら歩く。右の写真は国道から川を見下ろしながら撮ったもの。
白い彼岸花はみろく公園でも見られるが、自然に咲いているものを見るのは初めてである。彼岸花だから、誰かが植えたものなのだろうが、河原で自然な形で見られるのは嬉しい。
ご老人が一人、熱心に撮影されている。同じ方向に歩いているので、お互い邪魔になることもないだろうと、こちらも時々三脚を据えながら撮影。
彼岸花の咲いている河原を往復して、帰り際に振り返ってみる。彼岸花はこんな風に咲いている。
今年の彼岸花は少し早いようなので、高松の彼岸花も見逃したくないと、このまま高松に戻って彼岸花めぐりをすることに決める。途中寄りたい店があるので、高速を使わずに帰る。
国道317号を今治方面に進み。玉川湖から麻倉方面へと転進。細い道の両脇にはいたるところに彼岸花の群生があるが、車を停めることもできずに通過。この頃、天候は曇りから雨になりそうな気配もある。刈り取る前の稲穂をバックに撮れる場所があれば、車を停めていたかもしれないが、あいにく出会うこともなく、国道11号まで戻ってきた。
国道を東に戻り、途中お気に入りの古本屋で少し本をあさった後、さあ、高速にのろうと思ったら、事故の為通行止めになっている。仕方なくそのまま国道を走るが、さすがに大渋滞である。大野原ICで高速に上がり、高松中央ICでおりて、東植田地区に着いたの15時過ぎ。
周辺は稲刈りの真っ盛りで、例年このエリアで追いかけている、稲穂をバックにした彼岸花の群生が撮れない。お気に入りのものが撮れそうにないので、ここはスルーして香川町の御殿場エリアへ。
こちらも刈り取り中。しかも彼岸花は少し日に焼けて白っぽくなっている。やはり今年な時期を逃したか?
付近を歩き回ってみたが、やはりいい時期は終わっているようだ。
これでは見頃が少し遅くなる西植田エリアも危なそうだと思い、予定変更して山道に分け入って西植田エリアへ。
tomi3さんに教えてもらった西植田・葛谷地区(?)の群生地は今が見頃だった。ただしここは東向きの斜面であるため、この時間だと日が当たらない。来年は午前中を狙うことにしよう。
tomi3さんからも名所と聞いていたが、やはり数人のカメラマンが思い思いに撮っている。
少し奥に広範囲の群生があったと思い、進んてみたが、こちらは今一つだったので、最初の場所に戻って、逆光気味の彼岸花を中心に撮ってみる。
期待していたものとは少し異なるが、それなりに満足して今日の遠征を終える。
走行距離403km 7,485歩。欲張って彼方此方走り回ってしまったが、早朝訪れた北谷地区の彼岸花群生、この一か所でも一日分の価値はあるだろう。もっとイメージを膨らませて、次回の撮影に生かしたい。
この時期になると、松山エリアの仲間たちのHPでは、北谷地区の彼岸花がアップされる。毎年、見に行きたいと思いながら都合がつかなかったが、「青の旅人」さんが週末に松山地区に行かれる予定と聞いて、どうしても行きたくなってしまった。
朝陽が差し込む様子が美しいと聞いていたので、日の出の時間に合わせて到着しようと思っていたのだが、目覚めると曇り空だったので、ゆっくり目に出発。石鎚付近を通過するころには、今にも雨が降りそうな気配があって心配したが、川内ICを降りる頃には晴れ模様。これならもっと早く出発するのだったと、少し後悔する。
アサヒ動物霊園を目指せばいいと、おいわさんのHPにあったので、その通り進むんでいると、同じ方向に進む軽に追いつく。そのままついていくと、路肩に数台の車が停まっているそのそばに、多くのカメラマンが三脚をセットしていた。そのまま進むと空き地につくが、付近は離合不可能な道なので、帰りに苦労すると思い、道を戻って群生地より少し下の路肩に駐車する。時間は7時30分。
堤防付近で構えているカメラマンは10名ほどか。そこが一番いい場所だろうとは思うが、降りていくルートがわからないので、先に上の方に回って気に入った風景を探す。
やはり陽が射しこむ様がきれいなので、木々の間から光が差し込む場所を選んで撮っていく。夫婦連れらしき二人に挟まれるようにして、何か所か撮った後、堤防まで戻る。降りていくルートがわかったので、構えている人の邪魔にならないように降りていく。
集ったカメラマンは、互いに知り合いが多いようで、レンズの貸し借りもしているようだ。使っているレンズは明るい高級レンズのようで、少しうらやましい。
陽がかなり登って、もうベストの時間が過ぎたといいながら、みんなまだ帰ろうとしない。場所を変えていくと、まだまだいい絵があるからだろう。堤防の上に上がると、密集した彼岸花に日が当たり、木々が作る影がいい感じになる。
一番気に入った絵をおいわさんの掲示板に投稿したのだが、おいわさんが撮った写真とほとんど同じ構図だった。やはりこれがこの場所の定番だったようだ。
これだけ密集した群生地は、他で見ることがない。結構気に入った絵も撮れたが、もっと感性を磨いて、また訪れてみたいと思った。
かなりの時間滞在したと思っていたが、実際に撮影していたのは1時間に満たなかった。
群生地の少し手前にあった白い彼岸花を撮って、次の目的に向かう。
つづきます。