8月28日 那賀町滝巡りのつづきです。
今日の坂州木頭川は水量が少ない。途中の大用地谷付近の滝もほとんど落ちていなかった。その支流である沢谷川も当然少ない。大轟の滝は水量が少なくても美しい滝であるが、これでは他の滝は期待できない。とりあえず上流に向けて走り出す。県道16号の分岐に見える北浦の滝(仮称)が落ちているのにちょっと驚いた。わずかな水量とはいえ流れているのと見るのは久しぶりだった。
そのまま沢沿いに進むと、川に流れ込むいくつかの滝はしっかり落ちている。この時期は木々に覆われ隠れてしまうことが多いのだが、今年はなぜか滝前がすっきりしているような・・・。
これは小剣の滝。この川沿いには無名の滝も多いのだが、この滝は仮称ながら名を持つ滝である。小剣神社の正面にあるからこの名がついたらしい。
ここから少しで大釜の滝だが、今回の目的地は、国道からそれた林道の奥。未舗装路に約500m程入り込むと、作業道立入禁止のゲート前に駐車。とりあえずここで昼食。
食事しながら、目的である滝の資料(桂さんのHPより)を読んでいると、滝の場所を勘違いしていたことに気付く。短時間で到達できる場所ではなさそうだ。大轟の滝で時間を使いすぎたようだ。「山の神の滝」は次回にお預け。
国道に戻って少し行くと大釜の滝。「百選」に選ばれている滝だけれど、車を停めにくいこともあってスルーしがちなのだが、今日は久しぶりに立ち寄ってみる。
先に来ていた香川ナンバーのプリウスの男性が、遊歩道に三脚を据えている脇を通り、下に降りる。後から来た家族連れも降りてくる。水量が少ないので沢遊びにはもってこいの様だ。
滝前の岩場・遊歩道(階段)途中・滝見台と一通り撮影していたら、30分経過していた。いつの間には他の2台はいなくなっている。私も大釜の滝を後にする。
土須峠の雲早トンネルを抜け神山町へ出てすぐ、道路わきに落ちる雲早トンネル手前の滝(仮称)。
ここは車を停められないし、木々に隠れてほとんで見えないのでいつもはスルーするのだが、木々の間に上段が見えたので、路肩いっぱいに車を寄せて停める。三脚を据えて構えるが、車が通るたびに退避。それでもこの滝を初めてまともに見る事が出来た。
四段で高さは30m以上。木々に邪魔されるうえに、離れたポジションをとることができないので、撮影には難しい滝だが、なんとかおさめる事に成功。右の写真には一段目と三段目が写っている。
竹野さんのHPではこの滝の上段に登るべきではないとされている。危険を伴うこともあるが、がれきを道に落とさないためでもある。登れそうに見えるのだが、車を停めておけないこともあり、断念。
そのまま国道を下っていくと出遭うのが東谷の滝。国道から見えるのは最下段で、この最上段に大滝と呼ばれるもっとも大きな滝があるとのことだが、まだ訪れてはいない。
行ってみようかと思ったが、時間は2時前。帰りを考えると猶予時間は1時間。それで行けるかと自問して、無理との判断を下し、東谷を後にする。出来るならこの秋のうちに大滝まで挑戦してみたい。
雲早山越えの県道が再びR193にかわってまもなくの場所にあるのが七日淵。前回訪れたのは2008年3月。小さいが形の良い滝だった記憶があり、ちょっとした寄り道にちょうど良いと思って寄ることにする。
滝までの道は整備されているが、一部荒れたところもあり、気をつけないと谷底に滑り落ちてしまう。取水ホースを踏まないよう、沢の奥に進むと、暗がりに浮かび上がるような小さな滝。記憶していた通りの姿を見せる七日淵。
雰囲気にのまれて撮ったものだが、結構面白いものになった。
後はまっすぐ帰路につく。
走行距離258km 6,200歩。本来の目的は果たせなかったけど、やはり那賀町滝巡りは見ごたえたっぷりである。