21日のお出かけ記録です。
目覚ましを3時半にセットし、向かうのは新宮・あじさいの里。これも毎年の恒例のようになってしまったが、満足のいくようなものが撮れていないので、やはり通ってしまう。夜明け前の時間帯、霧が雰囲気を高めてくれることを期待しての訪問だが、今年は花が少なく感じる。盛りを過ぎたのかと思ったのだが、他のカメラマンはまだこれからだという。しかし、花の傷みが目につくし、花の数が絶対的に少ないのも事実。
最初に霧がかかった後は、思う位置に霧は来ないので、あきらめてアジサイの里をあとにする。県道を大豊方向に向かうのだが、通行止めの表示があったため、道を戻りアジサイの里を再び通過して国道319号を東に進む。道脇に車を停めて仮眠していると雨が降り出した。実は今日の昼、JJJさんと待ち合わせをしているのだが、雨なら中止になってしまう。天候を気にしながら国道を319号から32号に移り、大豊に向かった。
時間つぶしを兼ねて定福寺による。もしかしたらハスの開花が見られるかと期待したが、さすがに早かったようだ。写真は山門前のアジサイ。
早めの昼食を取り、土佐町溜井(ぬるい)に向かう。ここで12時にJJJさんと落ち合う予定である。到着したのは11時半過ぎなので先に散策を始める。
未来(とあ)の里と看板のあるこの場所は、害虫を駆除することなく共存しながら自然を大切にするというコンセプトの里で、アジサイのほか各種の花が植えられているようだ。歩いていると、快活な婦人とご老人が会話しているところに出会う。ご婦人は訪問客だが、ご老人はこの場所にアジサイを植えている方だという。いろいろお話を聞きながら周りを見渡すと、ここは棚田のポイントでもあるようだ。
そろそろ時間かと思って看板のところに戻ると、見慣れたJJJさんの車が昇ってきた。どうやらIizukaさんとマリン君(白犬)も一緒らしい。お二人に会うのは3年前に鏡川で偶然お会いして以来である。
改めてアジサイの写真を撮ろうとしたら雨が降り出した。傘を取りに車に戻り、少し不自由な思いをしながら里の散策を再開する。
約1時間の散策を終えた後、JJJさんにこの奥にあるらしい滝のことを聞いてみるが、さすがのJJJさんも知らないようだ。付近の棚田MAPに載っているのを尾崎さんが見つけたものだが、さすがに位置がはっきりしないので、今日の挑戦はやめておき、本来の目的地である樽の滝に向かう。
土佐町・樽の滝は、何度か探しに来たものの場所が分からず未訪瀑のままの滝である。下から遡って行こうと思っても私有地を通るため躊躇していた。今回JJJさんのお誘いを受け、やっと訪れることができる。
住宅地を抜けてすぐ、道が少し広くなった場所に車を停め、少し先のカーブのところから細い道がある。濡れた道なので、長靴に履き替えてJJJさんの後をついていく。少し行った先で流れと合流するので、そこから急斜面を伝い降りたところが樽の滝。
写真は少し通り過ぎて道から見た滝の上段と、下りてすぐの場所で撮ったもの。
長靴なので、浅い流れの中を動きながら撮影していく、。JJJさんが滝を高速シャッターで写し取るのは難しいねと言っていたが、私も同じ意見である。この場所は暗くでシャッタースピードがあげられないので、スローシャッター中心になるのだが。
しっかり堪能して、樽の滝を後にする。濡れた急斜面を登るのは下るときより大変で、ズボンが泥だらけになってしまった。
この滝は、神社の下にあると聞いていたのでその神社を探していたのだが、実際には杣道の先に小さな祠があるだけらしい。地元の人に聞けばすぐにわかったかもしれないなと思った。
車に戻り、開けた方に目を向けると正面に早明浦ダムが見える。
車に戻るのを待っていたかのように、激しい雨が降り出した。タイミングの良さに驚きながら、JJJさん達に別れを告げて帰路につく。
久しぶりにJJJさんとご一緒でき、未訪暴滝を一つ制覇できたことで、今日一日がとてもいい日であったと感じられた。