2月10日お出かけ記録のつづきです。
伊予富士へのルートは尾根伝いで、北側斜面の木々が霧氷で真っ白なのに対し、南側斜面にはあまり雪がない。真っ白な木々を横目に笹の間を歩いていく。写真を撮りながらなのでゆっくりした行程だったため、後方から追いつかれてしまった。桑瀬峠で話したパーティーだ。あちらもゆっくりした歩みだが、こちらとはペースが違うので一度先行してもらった後、追い越してこちらが先行する。
途中大きく方向転換する場所で小休止、というか昼食。
朝が早かったのと、伊予富士頂上ではゆっくりできない可能性があるので倒木に座って温かい食事と甘酒をとる。この間に先ほどのパーティが通り過ぎていく。「青空下さいよ」と気さくな人たちだ。
南側斜面でもガスの通り道は霧氷が付くようで、見事に白い森が出来上がっている。
時折のぞく青空に、カメラを向ける。
伊予富士頂上への最後の登りは大変だった。雪のない季節でさえきつい登りなのに、凍った岩場は一歩一歩が一苦労。何とか頂上まで到達するともう足が動かなくて座り込んでしまった。
先行したパーティは昼食の準備中。座り込んで休んでいると、ガスが晴れてきた。
先のパーティーの女性が同行の男性を「コータローさん」と呼んでいたので、もしや以前あった佐藤さんかと思ったのだが声をかけそこねてしまった。後でブログを見て佐藤さんであったと確認。
帰路はどんどん晴れてくる空にカメラを向けながら楽しく下山。
急激に気温が上がってきたのか、霧氷も融けていく。しかしガスの通り道はなかなか融けない様だ。
前を見て、横を見て、振り返って、同じような風景を何枚も撮ってしまう。
青空バックに見る霧氷はやはり映える。伊予富士への登山は大正解だった。
雪が融けぬかるみと化した道でアイゼンをはずしたのだが、日陰はまだ凍っていてこわごわ降りることになる。何とか無事車まで戻り、帰路につく。既に筋肉痛が始まっているので11日の月曜日はおとなしくしていることになりそうだ。予報では雨なのでそれもいいだろう。今日の成果を楽しむことにしよう。