7月24日 高藪再訪のつづきです。
川沿いの県道を離れ、銚子の滝へ。滝のすぐ下にある大平橋は、数年前に新しい橋ができ、古い橋は立入禁止になっているが、古い橋の上からであればゆっくり滝を見る事が出来る。しかしながら橋からでは滝の全景は見えない。昔は橋の袂から滝前に行くための梯子があったそうだが、私が初めて訪れた時にはすでに朽ちて使用不能になっていた。今、滝前に行くためには滝の少し手前から、踏み跡を辿っていかなくてはならない。
![201107241100_147 201107241100_147](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/31/9587f544a34824e558f21709e2719a9c.jpg)
こちらもやはり水量豊富。豪雨の後で一度来たことがあるが、その時の姿は恐怖を覚えるほどだった。この滝は優美さよりも激しさの似合う滝だと思うので、水量豊富な時のほうが好きである。流れが結構強いので、右岸に渡ることはせず、レンズを交換して望遠で部分のUPを撮る。飛沫が豪快なので結構面白い。
陽が当たっているときの銚子の滝は、コントラストの強さに苦労する時がある。今日は曇り空の為、幾分撮りやすかった感があるのだが、やはり青空バックにしたかったというのは贅沢だろうか。
![201107241106_162 201107241106_162](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/1e/cb80841f205d31c7e647191329df3ce1.jpg)
![201107241116_177_2 201107241116_177_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/fc/45845212b79ab50b9f1e06e93cfc9cda.jpg)
時間は11時半。ここで昼食にしてもよかったのだが、車に置いたままなので、幾分残念な思いをしながら銚子の滝を後にする。
![201107241156_190 201107241156_190](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/5c/1f6f0c284f9087b748488a12dcd89de3.jpg)
この時外気温は27℃。窓を開けて走ればまだまだ快適。早明浦湖畔を昼食に適した場所を探しながら走る。
この湖畔は何度も走っているはずなのに、初めて気付く俄滝がある。この滝も見やすい位置にあるのだが、撮影したのは初めて。ダム湖に直接流れ込む滝だが、この時期周りの色に溶け込んでいい感じである。
風の良く通る場所で昼食を取った後、向かう先は本山町の白髪山登山道。
登山道に入るまでの林道沿いにある「おるいの滝」が目的。この滝も普段は枯れており、いままで三度訪れたがいまだにその姿を見ていない。
本山東大橋で吉野川の左岸に渡り、奥白髪方面への細い道に車を乗り入れる。対向するには結構難しい道だが、登山者であればこの時間降りてくることはないので・・・と思っていたら、パジェロミニと対向した。先方も慣れているようですんなり対向して先に進む。道脇の雑草を刈っている地元の人たちがいて、邪魔をしないようにゆっくり通り抜けたが、未舗装路に入ったところで通行止の標識。脇から休憩中だった工事関係者が出てきて、この先擁壁工事で通行止めの事。仕方なく引き返す。この近辺には「平家の滝」があると聞いているのだが、聞いている目印を見つけられないでいる。
本山東大橋のたもとに看板があり、「林道行川線 工事により通行止め」とある。本山町のHPにも同様の記述があったので、どの道かしっかり調べておけばよかった。
少し西側に、瀧山へと続く道がある。「瀧山一揆」のあった場所だそうで、一揆の根城となった岩屋の近くに綺麗な滝が連なってある。2年間に訪問した時、甘く見て軽装備で入ったために、全部を見る事が出来なかったので再訪する予定の滝だが、「滝山一揆の岩屋」が本山町HPの観光案内から消えていたので、少し気になっていた。
この道も対向の難しい道だが、瀧山に向かうためには途中から未舗装の道にはいる事になる。狭い上に切返しが多いので、CROSSROADでは少々きつい。それでも進んでいくと前方に先行する車がある。瀧山に向かう車だろう。
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突き当りの広場に車を停める。先に来ていたのは夫婦連れらしきパジェロミニ。話しかけてみてびっくり、先ほど林道行川線で対向した車だった。きいてみると、先ほどの通行止めを先に進み「おるいの滝」までは行けたそうだ。その先の「樽の滝」まではいけなかったそうだが。それと三回目にしてやっと「平家の滝」を見つけたとかで、撮ったものを見せてくれた。これはぜひとも行ってみなくては。
瀧山の滝の最下段は、広場からすぐ見える。とりあえず皆滝前へと移動し、思い思いに撮影する。とりあえず満足して車に戻ると、先ほどのご夫婦も戻ってきた。時間的に上に登るのはきついだろうから、ここまで引き上げるらしい。
仲間と交換用に作った名刺を渡しながら、お名前をお聞きする。T氏はご夫妻であちこちの滝で回られているそうで、高瀑も昨夏一緒に制覇したとか。しかしながら御来光の滝が未制覇なのが残念ということで、おいわさんのHPなどで御来光の滝訪瀑記を読んでは羨ましくなるそうである。御来光の滝へはおいわさんに連れて行ったもらった話をしたが、おいわさんの知名度に改めて敬服した。
お二人は花を撮影しながら帰るとかで、私のほうが先に山道を下る。
時間は2時20分。まっすぐ帰ってもいいのだが、、「おるいの滝」を逃した消化不良感の為、近辺の未訪瀑滝を探す・・・のだが、今回も場所が分からず断念。仕方なく、大豊ICに向かい、後はまっすぐ帰路に着く。
走行距離319km 4,414歩。逃したものもあるが、それ以上に出遭いに喜びを感じた遠征だった。