2月11日 高瀑H27よりつづきです。
我々が到着した時には、先行していた人たちが思い思いに高瀑を楽しんでいる。ピッケルを持って氷壁を登ったり、スマホで自分撮りしたり。だが、本格的なカメラを持った人はいないようで、撮影目的で来たのは我々のメンバーだけのようだ。
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先ほどのワンちゃんもいる。懐っこいワンちゃんで、食べ物をくれそうな人にまとわりついている。
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滝の直下から数枚撮った後、まずは昼食。いつものようにカップ麺と甘酒で一息つく。おいわさんはまだ上の方に登ったままだ。後で知ることだが、動画撮影をしていたようだ。KENさんは装備を背負ったまま、右岸を登っている。食事を終え、三脚をカメラだけ持って右岸を登る。
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夏ならば、滝口に日の光が当たって飛沫が煌めく時間帯だが、青空は見えるものの陽があたることはない。右岸では今一つ好みの絵にならなかったので、下に降り、三脚の代わりに広角レンズを持って滝下の斜面を登る。FXフォーマットのD800に12-24mm広角レンズの組み合わせは、思った以上に迫力のある画面が撮れる。
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今日はサングラスに換えるのを忘れてきたため、蒼く染まった氷瀑をそのまま目にしている。雪の量の割に氷結した部分は小さく感じるが、透き通った蒼い氷瀑は吸い込まれそうなほど美しい。
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少し左岸に登って広角で撮影。左下に小さく映るのはおいわさん。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/0e/02fbbd6b50559fd32e2d0be9812cf6dd.jpg)
先に来ていたグループが撤退していく。時々会話を交わしていたのだが、冬の高瀑を見てしまうとそれ以外のシーズンはおとずれる気がしないという意見には、賛同しかねる。滝というのは季節ごとに違う貌があり、それが自然の魅力であると思っているのだが、これは写真を写真をメインにしているが故の思いかもしれない。
約2時間、蒼い氷瀑を堪能してから我々も引き上げることにする。恒例の記念写真は、広角レンズを使って横位置で全景を収めることができた。
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高瀑のすぐ下にある無名滝。これだけ氷結していると、滝を撮ったとは思えないほど。
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丸渕わきの急斜面は、皆滑り降りることを楽しんだ。雪が柔らかいのでできることだが、四国の地で自然の雪で楽しめるとは、冬山はやはり面白い。
いつものように、のぞきの滝も滝前まで降りていく。来るときに落としたレンズフードは見つからない。
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後はまっすぐ帰るだけ。登山口でスパッツを外していると、「雪の中を歩いた後は、靴もスパッツもストックも綺麗になっているから乾かすだけでいい」とKENさんが語った。その通りだと納得できた。
再び悪路を走り、諏訪神社まで戻ったのは5時過ぎ。次回を約して解散する。
坂出手前のバス停でまっすーさんと別れ、7時に自宅到着。これで今年の冬山は終わりの予定だが、苦労も多く、喜びも多い充実したシーズンだった。