1月13,14日
(株)Pono Life主催、「目ってなんだろう?」というセミナーに参加しました。
講師は、灰谷孝氏。
灰谷さんの『人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長』という著書をキンドル派?(笑)の私が付箋だらけにして読み、灰谷さんのFBページの「絶賛発達中」という記事をフォローさせていただいているうちに、この方の話をリアルで聴いてみたい!と思ったのが、参加の動機です。
サインいただきました!!!(*^◯^*)
「わー」「へー」「おおっ」と思わず言ってしまうような、興味深いワークの数々を通して、知らない自分に気づき、周りの方々との反応の違いから、一人一人 “見ている” 世界がほんとうに違う、ということに気づく、私にとってはそんな感じの時間でした。
そして、行きつ戻りつしながら(全てが関連しているからでしょうね)、灰谷さんから語られる下記のような内容も、とても充実していました。
実践で効果が出ていることに対して、常にその原理について思考を深め、シンプルな事実に落としこもうとしていらっしゃる、その在り方に、勝手に信頼感を感じさせていただいておりました。
第一部
世界とつながり可能性を開く目と脳
~光、色、無意識、脳幹、扁桃体、自閉症、反射、体幹、両眼視~
第二部
パフォーマンスアップする目と脳の使い方
~遠・近視・乱視、内眼筋、蝶形骨、学習障害、動眼、左右脳、呼吸~
第三部
生き方が現れる 人生バランスのカギをにぎる目
~斜位、斜視、外眼筋、前庭覚、魚の目と人間の目、視覚認知
さて、灰谷さんのご著書「人間脳を育てる」の中に書いてあったのですが、
- 脳幹(+小脳)=態度(身体で感じていること+やっていること)
- 大脳辺縁系=感情(思っていること)
- 大脳新皮質=言葉(言っていること)
「言っていること、思っていること、やっていること」ここに一貫性があることが、発達支援の際に大切なのだそうです。
ところが意識的にも無意識的にも、頑張って帳尻を合わせてしまうのが人間がもつ大きな能力でもあります。
今はやりたくないけど、この先のために頑張るとか^^、動物はそんなことまずしませんよね。
さらに、無意識下での例を取ると、乱視の私の目は、焦点を合わせるため、起きてからずーっと頑張っているらしいのです。
どうりで、iPadで深夜に動画を見たり、パソコン仕事が多かったりすると、次の日、何で?というような疲労感を感じることがありました。
このように、帳尻合わせの度がすぎると、からだの不調を起こすことが、多々あります。
また、近年、身体の動きを変える際にも、この脳幹・大脳辺縁系・大脳新皮質への統合的アプローチが必要ということが重要視されるようになっていています。
つまり、「安全・安心」(脳幹)な状況の中でインプットし、「ポジティブな感情」(辺縁系)とともに、動きを「認知」(皮質)できないと、動きも身体も、なかなか変わらないということなのです。
さてさて、人間は、生まれ出で、重力下に放り出され、呼吸を始めて、自力では移動できない状態から、まず近くから遠くのものも見ることができるようになり、見たものに向かって、自らの力で移動するようになります。
そして、移動することで、さらに様々な刺激というインプットを受け成長発達をしていきますね。
「脳へのインプットの8割が視覚から」ともいわれるほど、大きな意味を持つ目と脳の関係性はもちろんのこと、その発達の過程では、呼吸・感覚(5感+2感)・姿勢(全身運動)といった身体発達の土台が確立されていることが大前提だそうです。
これは、発達過程を過ぎた大人にも、応用できる考え方です。
長くなりそうなので、簡易に述べますが
基本の呼吸に加え、動きの発達過程である
- 脊椎運動
- 相同運動
- 同則運動
- 対側運動
これらに対応する原始反射と呼ばれる、反射(大人は発達の過程で上書きされていて、ほぼ発現しない)を絡めて、動きの改善に役立てることを、わたしなりに考えています。
灰谷さんは、子供との「遊び」を通じてこれらの発達を促しているそうです。
人間らしさの特徴である、脳の「認知」という高次機能を、いかに豊かに発揮するか。
そこに不可欠な、脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質の協調。
それについて考えていたら、なんか面白くなってきたので、私なりにまとめてアプトプットしちゃおうか!?などど大胆不敵なことを思い始めました。
興味がある人がいれば。。。いいな^^@
べぇさん、美香さん、灰谷さんにもご示唆いただいて、今年は、私にしかできないアウトプットを模索しようかなと。。。
灰谷さんのFBページ絶賛発達中ならぬ、絶賛模索中です!
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