2月26日
今日は、トム・マイヤースの「アート・オブ・タッチ」を受講してきました。
トムはアナトミー・トレインの著者で、世界的マニュアルセラピストです。
講座はいつものように「空間の医療」という話からスタート。
現代医療は、明らかな疾病に対してはとても優れている。
しかしながら、未病(健康な状態から離れつつある状態)への対処はあまり上手くない。
また、現代人はとても動くことが少なくなっている。
(原始的な生活、農業主体の生活、物を作る生活を経て、今は電気的なデバイスで情報のやり取りをする生活になっている。)
まるで電気的な動物園(動かなくとも事足りてしまう場所)のオリの中に囚われているような生活をしている。
ところが、身体は原始的な生活をしていた頃とさほど変化していない。
では、どのように原始的な身体を電気的な現代に適応させるのか。
そのために触れることと動くことを使った(3次元的な)「空間の医療」が必要になる。
ということで“手と動き”を使うことで、3次元的に身体にアプローチする専門家が理解しておくべきことを、リアルで体験しつつ感じてきました。
触れる側のあり方、準備。
触れられる側にどのような環境を用意すべきか。
触れる側、触れられる側の間に起こる「知的システム間の会話」とは。
平等な関係性のための静かなタッチ。
教育・変化のための「プッシュとプル」つまり「張力と圧縮」の組み合わせのタッチ。
などなど
まさしく “手と動き”で、トムの伝えたいことを受け取ってきました。
これをお仕事に活かし、また日々向上させていきたいと感じています。
そして、今回も主催のキネティコスに感謝です。
内容はもちろんのこと、スーパー通訳佳織さん、アシスタントの方々、そして裏で細やかなサポートをしてくださるトラビスさん。
おかげさまで、恵まれた環境で充実した学びを得ることができました。
わたしは今日だけでしたが、3/9までATSEのコースがみっちり。
みなさまファイトです!
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