今日、都内は抜けるような晴天。
お仕事の合間に、お散歩に出かけました。
スタジオ近くの「坂の上のけやき公園」&「井荻公園(通称どんぐり公園)」コース!
(けやき公園の巨木)
(どんぐり公園)
この「どんぐり公園」に最高のアスレチック環境があります。
狙い通り!子供たちがいない時間帯!
おばちゃんせっせと石の坂を登ったり降りたり🤣
すごく気持ちよかったです😊
実は、わたしは学生時代の怪我が元で、前距腓靭帯断裂(足首)&外側半月板切除(膝)という、なかなかにハードな状態の左脚を持っています。
それだけに、この脚は甘やかすことができないのです。
日々支障なく生活するには、この脚の関節を満遍なく動かし、感覚の入力をし、結合組織の弾力性を維持し続ける必要があります。
実際、コロナ禍が始まった頃、室内に篭りきりの生活をしていたら、膝がひどい状態になりました。
回復にすご〜く時間がかかりましたが、今はジャンプやジョギングもできるように!
この経験は、お仕事をさせていただく上で、とても良い糧になりました。
弱いからこそ「動き続ける必要がある」
このことを、自信をもって伝えられるようになったからです。
さて、身体の動きのプロとして、わたしが膝を回復させるのに、まず着目したのが「足」でした。
歩いて移動するとき、一番下で体を支えバランスをとってくれるのが「足」
ここがきちんと動かないと、その上にある膝に負担がかかるからです。
また、膝はスネの骨とモモの骨が出会うところですが、足首を動かすと、スネも自然と動きます。
ということは、痛い膝を動かしているという「怖さ」をあまり感じず、足の動きに連動させて膝を徐々に動かすことができるというメリットもあるからです。
ところが、「足」はとても複雑。
ためしに関節を書き出してみますね。
距腿関節、距骨下関節、距踵舟関節、踵立方関節、足根中足関節、中足関節、中足趾関節、趾節間関節、そして膝下の脛腓関節、ふ〜〜〜😅読めますか?
(全ての漢字が一発で変換される自分のパソコン!偉いぞ🤣)
わたしは、これらの動きを丁寧にみながら、徐々に加重しつつ下腿と足の筋に負荷を加えていきました。
同時に、スーパーボールや、凹凸のある木など、いろいろな素材のものを使い、足裏の感覚を高めることも。
そして、ある程度の動きと強さが出てきたら、10センチもないような台に跳び乗ったり跳び降りたり。
徐々に台を高くし、多方向へのジャンプにもチャレンジ。
ジャンプをすることで組織の弾力性が高まり、すごく状態が良くなりました。
また、この頃から、意図的に靴底の薄いスニーカーを履くようにしました。
(オニツカタイガーの薄型がお気に入り💖)
普段、靴下だけでお仕事をしている私にとっては、関節の動きが出やすく、道路の凹凸が直に感じられる靴の方が、歩きやすくて膝や足首が楽なのです。
そして今は、思いがけない負荷にも対応できるよう「どんぐり公園」のような環境で積極的に脚全体に刺激を入れるようにしています。
ほんと「どんぐり公園」最高!😁
以上、回復の経過を簡略化して書きましたが、このような過程を経ることができたのは、やはり私が身体の専門家だったことが大きいです。
何よりも、丁寧に時間をかければ「動き」は組織を変化させるということを知っていて「信じて」いたからです。
だからこそ、地道に動かし続けることができたのです。
そうでなければ、もしかしたら杖が必要になったり、痛み止めが手放せなくなったり、もしくは人工の関節という選択を迫られていたかもしれません。
そう、だいたいの人は、大きな怪我をしたりすると、そこを大切にしすぎて負荷をかけることに躊躇してしまったり、固めて動かさないようにしてしまいがちですね。
でも、それではその部分がさらに弱くなるだけでなく、そこが担うべき動きを他の部位で過剰に代償してしまい、新たな不調を生み出すということも良くあることです。
受傷直後や痛みや炎症があるときは、医療機関の助けが必要なことも多いでしょう。
ですが、もし慢性的な不調を抱えているときは、丁寧に少しずつ動きと強さを引き出せるようなプロの手を借りて「運動」するという選択肢も持っていただけたら嬉しいです。
また、こういう考え方が広まるように、私たち身体と動きの専門家は、もっと努力しなくてはなりませんね。
そうそう、この過程を通して「足部」について、いろいろ調べたり研究したりしたのですが、まとめてみようかな。。。
知りたい同業者の方、いるかな?
【お知らせ】
- マット・ピラティストレーナー養成 「ITTピラティス研究会」参加者募集!
キネティコスコンテンツを利用したITTマットピラティストレーナー養成コースです。
まずはコンテンツにて、事前学習をしていただきます。
(コンテンツはどなたでも購入可能。)
上記二部構成で、EEのみの受講も可能です。
- 講習会情報をお送りします。
メルマガ登録はこちら。