急に寒くなってきましたね。
スタジオの骸骨くんたちも、ハロウィン仕様でお洋服を着ました。
(毎年同じ服ですが💦)
この骸骨くんたち、スタジオにはなくてはならない存在。
動きのイメージを掴んでもらうのに、骨を見ていただくのがとても有効だからです。
ちなみにこちらも、骨コレクションの一部です😁
セッションでは、だいたいこんな感じで使っています。
模型で骨や関節の位置を確認したら、同じ部位を触ってもらう。
身体の中で、それらが、どんなふうに動くかを説明しつつ、同じように動くことができるか試していただく。
鏡をつかって、自分のイメージ通りに身体が動いているか確認してもらう。
そこから関節それぞれが得意とする動き(屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋、、、)の中で可動域いっぱいに動いてもらう。
その際、全身のどこかに無駄な力みがないか確認する。
力みがあれば、それが起こっている場所から力をうまく分散するバランスを探る。
これだけで、安定性も可動性も確実に向上することができると感じています。
関節が安定しやすい場所を「可動性の駆け引きの中間位」と考えると、可動性のバランスが取れれば、おのずと安定性も高まるはず。
(綱引きの両側が同じ力で引っ張りあっている感じですかね。関節では多方向で綱引きが行われているので、固めて安定しようとするのは意外と難しいです。)
それから、可動域を確認しながら動くことは、関節の動きや位置を脳に伝える固有受容器の働きを高めることに繋がります。
これは、自分がイメージした通りに動けるようになるためにも、必要なことですね。
また、一部位がきちんと動けていたとしても、身体の他のどこかで「力み」が起こっているとしたら、その場合は少し力を逃せる方向を探ってもらっています。
全身が重力下の中で、うまく力を伝達するように動けないと、その動きは使い勝手が良くないからです。
こう考えると、静的な姿勢(アライメント)とか動きの中での姿勢(フォーム)は人それぞれだなとも感じています。
教科書にあるような理想型とは少しだけずれているのが大半。
左右差もあるのが自然。
模型の助けを借りて、合理的な動きを知る。
それを助けに心地よい動きを探る。
そのためには、自分の身体の中で何が起こっているかを感じれることが大切。
そして、身体を感じた先には、模型とは少し違う、それぞれのカタチと個性に気づく。
自分らしさを、まさに自分の身体で感じる。
現代人にはとても大切な時間。
ポヨポヨと、そんなことを考える秋の夜、なんてね。
ちなみに大き方が「ジョー」で小さい方が「テオ」です。
よろしくっ!
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